熊田茜②
「茜ちゃん、今度お礼させてよ」
司が笑顔でそう言った。
「えっ、そんな良いですよ‼これは話を聞いてくださったお礼なんでお気になさらず。」
「空いてる日ないの?予定あるならいいよ」
「来週の日曜日なら…」
茜はそう告げた。茜は空いていたが、司は終日勤務だったはず…。
「じゃぁ、夕飯食べに友達と店おいでよ。ご馳走するよ」
「あ、はい…」
結局、断れなかった。
そういえば、来週の日曜日は20日だ…。その日は茜の誕生日であることを今まで茜自身忘れてた。
誕生日にお店に行けば、ケーキのサービスがあるし、まぁいいか。
2月20日
「茜、誕生日おめでとう!」
大学の友人、アルバイト先の仲間からも誕生日を祝ってもらい、茜は最高の気分だった。
「誕生日をここで祝うなんてよっぽど、この店が好きなんだね」
「4年間、お世話になったからね。ちょっと、トイレ行くね。」
茜がトイレに行く途中、司に声を掛けられた。
「ちょっと、こっち来て」
司はこっそり手招きして別室に呼んだ。
「これ、店のみんなから」
司が茜にアルバムを渡した。そこには茜のアルバイト先での4年間の思い出の写真、そして寄せ書きがあった。
「えっ、すごく嬉しい」
思わず、涙が出た。
「そして、これは俺から」
司が包装された小さなプレゼントを茜に渡した。
「えっ、悪いですよ」
茜は驚いた。
「俺、茜ちゃんが好きだったんだ…。だから、受け取ってほしい」
司は茜の頭を優しく撫でた。
心臓の拍動が大きくなるのが自分でもわかった。
「奥さんがいるじゃないですか…。」
「茜ちゃんが好きなんだ。だから、最後に受け取ってよ。」
「ありがとう…ございます」
茜はプレゼントを受け取り、トイレに行くのを忘れて友人の元に戻った。
その日は眠れなかった。
_____________________
誕生日プレゼントありがとうございます☆★!!
告白嬉しかったです(///ω///)
奥さんに悪いですよぉm(。≧Д≦。)m
______________________
司にメールを送信した。




