表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
doppel  作者: ataru
22/22

afterword

 どうも、ataruです。


 僕の処女作「doppel」いかがだったでしょうか。楽しんでいただけたら幸です。でも、これは僕の推測ですが、中には「終わり方が納得できない」とか「暗いところばっかりでつまらなかった」と、不満を感じる人もいたかと思います。

 正直、それは納得できる気がします。何せ、この物語には暗い場面ばかり出てくるのですから。

主人公の桂君は、クラスメイトに凄惨ないじめを受け、二重人格に命を落とされかけ、最後には死刑になって終わります。少しはほのぼのとした場面を入れてありますが、ほとんどがこういった、ダークな場面ばかりです。そんな僕の小説に、納得がいかなかったり、気に入らなかったり、あるいは胸を悪くする方もいるのではないでしょうか。

 僕がこんなくらい小説を書いたのには、理由があります。

 一つは、amazarashiというロックバンドに影響を受けたことです。彼らは、「絶望の中から希望を見出す」というコンセプトを掲げ、数々の曲を生み出しています。僕は、その暗い世界観とメッセージ性に惹かれ――「惹かれる」という表現は、少し大げさかもしれませんが――自分も、amazarashiの皆さんのように、闇の表現から、心に訴えかけるようなものを書きたいと思い、このような作風にしました。

 もう一つは、この「小説家になろう」の動向に、少し不満を持っていたことにあります。

 僕が書く小説を「闇」と例えるなら、「なろう」の小説は「光」でしょうか。「なろう」の作品を読み漁っていて、「このサイトに投稿される量産型小説は、光が多すぎる」と思うのです。

 光はすなわち、「明るい部分」です。「なろう」の主な小説は、明るい部分を強調しすぎだと思います。そりゃ、少しは重くしたり、大事な部分を描いたりする部分もあるでしょうが、僕は、楽しい部分、明るい部分が多すぎると、個人的に感じます。もっと悲しいものを表現し、心に突き刺さるようなものを描いた小説が、このサイトでは少ないと思います。

 だから僕は、あえて残酷な部分、悲しい部分を生々しく表現し、こういうことで苦しんでいる人もいるんだよ、っていうことを表現してみました。もちろん生々しい場面だけではなく、ちゃんとテーマを絞り、大事な事をきちんと言い切ったつもりです。

 僕の小説を好きな人も、嫌いな人も、よろしくお願いいたします。


 さて。新作の事ですが。

 一応決まっているのは、クリスマス特別小説の「candle」ですが、その間にもう一つ新作長編を出すかもしれません。もちろん、あくまで可能性なので、今後も変わる可能性大です。

 こんなてんてこ舞いのataruですが、よろしくお願いします。

 最後に、この小説に最後まで付き合ってくれたユーザの皆様に、ありがたく厚くお礼申し上げます。

 ここまでやってこれたのも、読んだり、評価したり、批評して下さった皆様のお陰です。これからもそのご恩は決して無駄にはしませんので、よろしくお願いします。

 それでは、また次の小説で。


 Good bye, dear friends.

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ