11話
「違う!」
顔が青くなった蒼空は、全身の傷が痛む事すら無視して叫んだ。現実を否定する言葉はとても哀れで、どうも儚さを感じさせる。
「そんな、違う……違うわ!」
「違わねえよ、俺はお前が友達の首を折って身体を滅多刺しにする所を見てたんだからな」
「違う!」
「分からないのか。もう一度言うぞ、違わねえ」
必死に否定する蒼空に向かって、雨中は崖から叩き落とす様に告げる。
「いや、本当に驚いたね! お前、他の『誰か』が殺した事にしたんだからな!」
「うあ、う……嘘だ。嘘だ、嘘に決まってるわ」
「お前がソイツ等の仲間を殺した時の顔、本当に凄かったぜ? ああいうのを邪悪な化け物と言うのかもしれないな! 本当に吐き気がするくらいだ、尊敬すら覚えるね」
雨中はケラケラと笑い、蒼空に対してある種の尊敬すら窺わせる。その目は明らかに人間扱いをしておらず、彼は恐怖にも似た感情を露わにしていた。
しかし、他の者達は誰一人として驚かない。高島は最初から知っていて、三人の男達は、彼から話を聞いていたのだ。
「……」
「違うわ、そうじゃなく、違うの……」
蒼空がどれほど否定しようとも、否定しきれない『真実』の重み。それは誰よりも強烈に彼女の心を抉る。
「……でも、だって……!」
「でも? だって? はは、つまりお前は何も覚えていない訳だ。だが、知っている筈だぜ、お前が自分で大切な友達の首をへし折り、体中を刺した事をな」
反論を口にしようとした蒼空の声を遮って、雨中が追い詰める言葉を放つ。
「ふざけないで……!」
それでも何かを言おうとした蒼空だったが、彼女の頭には一種の記憶が浮かんできた。シャワーを浴びていた時にも見た、幻覚の様な物だ。
しかし、その内容には少々の違いが存在した。前回見た幻覚の中では、蒼空は『何処か』から友達が殺される光景を目にしていたのだ。
今回の幻覚は、蒼空の四肢が友達を無惨にも殺してしまう所であった。
「……っ!? そんな、そんなそんなそんなっ!!」
臓物の彼方から吐き出す様な声を上げ、蒼空は首を振る。
彼女が封じ込めていた記憶を解放したと理解して、雨中が奇妙な感謝を示した。
「思い出したな? いや、お前が勘違いをしてくれたお陰で、奴らを殺す計画が立てやすくなってな、助かったぜ。結果的には失敗だったが、ま、それはな」
心に深い傷を負い、顔を俯かせた様子の蒼空に向かって、雨中は更なる言葉を仕掛ける。
「で、どんな気分だ? 自分が最低な人殺しだって、復讐鬼ですら無いって気づいたのは」
「お前に人の事を言う資格は無いだろ」
雨中の嘲笑を飲み込む勢いで、高島が呟いていた。
声量は大きく無いがよく通る音だ。指摘の内容も当たり前と言えば、その通りである。雨中もまた、『最低な人殺し』の一人なのだ。
自覚が有るのか、雨中は大きく頷いていた。
「その通り! コレを言う資格が有るのは警官のアンタと、そこのガキくらいか?」
視界の端に居る少年を一瞥して、雨中は高島の言葉に同意を示している。
その中に潜む意志を見て取ると、高島は猛獣を狩る狩猟者の如き笑みを浮かべた。
「自棄になってやがるな。ああ、そりゃそうだろう、あの三人を今の銃弾で殺すつもりだったんだからな」
「失敗したんだ俺だって自棄にくらいなるさ。ちょっと今本当に焦ってるんだよ」
高島に対する言葉に余裕を臭わせていたが、雨中の声は何処か早口で焦っている事がよく分かる。
この町に居る以上は三人の男達からは逃れられず、加えて高島が側に居る。頼みの代行者である蒼空は、譫言の様に『違う』と呟いていて、まるで駄目なのだ。雨中が自棄になってしまっても、誰も笑えない。
僅かながら目を泳がせている雨中を見て、三人の男達が笑い出す。
「はは! 馬鹿だろあいつ、誰だよあんな馬鹿野郎を捕まえられなかった奴は!」
「俺達だよ!」
「いやぁ俺達って馬鹿だなぁ! くくく……いって、いってぇ! 傷がやべえクソうこれもナチスの陰謀なんだ俺は狙われているんだ……どこぞの石工ギルドが仕組んだんだ……」
「怪我してるのに元気だよな、コイツ。いや、俺達って本当に間抜けっつーか、馬鹿だよ、本当にな」
同じ穴の狢でしかない馬鹿者三人組は、雨中に対して警戒を敷きながら騒がしく会話をする。
周囲の剣呑で重苦しい空気が滑稽に思える程の喧しさで、思わず高島が肩を竦めた。
「コイツ等とは付き合い長いんだけどな、正直、馬鹿過ぎて涙が出そうだ。何より嫌なのは俺も多分、コイツ等の同類だって事実なんだけどな」
「ギャングスター気取りだもんな、お前。知ってるか、あの有名なフランシス・フォード・コッポラはその昔……」
「官能映画を撮った事が有る、だろ? 知ってるから黙っててくれ、お前等が『キレ』てるのは分かってるんだ」
妙な知識を披露してくる男に向かって、高島が見透かした様な言葉を口にする。それを聞いた男は口を噤み、おぞましい怒りを放って雨中を一瞥した。
「分かってるよ、バァカ。そこの女と、そこのゴミが実行犯なのは十分に理解出来てるんだからな」
「俺の中のイルミナティとスパゲッティーモンスターが保証する、女は騙されていただけだが、ゴミは掃除するのが当然だ」
「だが、今は高島のターンさ……旨いプリンを出す店が有るんだってな、奢れよ」
三人は妙な事を口にしている様に思えた。だが、その言葉の意図は全く同じで、彼らは、取り乱さず高島にこの場を任せているのだ。
まるで不利な状況に対して、雨中の舌打ちが響き渡る。
――やばいな、うん。
銃口が向けられている訳ではないというのに、雨中は冷や汗を吹き出して状況の打破をする手段を模索した。
三人の男達はすっかり冷静になっていて隙が窺えず、高島は蒼空を抑えながらも雨中を警戒している。隙が有るのは少年と蒼空の二人だが、雨中の現状を突破する役に立つ訳ではない。
頼りの拳銃も、一発しか銃弾が残っていなかった。
――さて、どうするか……どうするかじゃねえよ、無理だろこれ。
半ば諦めた気分となり、雨中は残り一発の銃弾を自決に使うかを真剣に考慮する。高島か三人の男達に妨害されるだろうが、彼らを射殺するよりは現実的な選択肢だ。
そんな風に雨中が諦観して死に方を考えていると、何たる偶然だろうか、彼のすぐ側の道から一人の子供が現れた。
「……あ」
子供の姿を捉えた雨中に、古典的で失敗する確率の高い方法が思い浮かぶ。しかし、自決よりは取り易い選択に思えたのか、彼は即座に決め、実行した。
隙の無い高島達を無視して子供の居る所まで殆ど一瞬で走り切ると、子供はキョトンとした様子で雨中を見つめる。
「え……?」
「ようガキ、ちょっと人質になってくれ」
余裕を取り戻した雨中は子供の背後に素早く回り、首の辺りから絞め上げる様にして捕まえ、更には頭に銃を突きつけた。
その光景を見た事で衝撃と混乱から一時的に立ち直って、少年、幽鬼は驚愕の声を上げる。
「安寧!? お前、何で……冶木は!?」
捕まえられた子供こと、安寧は自分が置かれた状況に気づいて、恐怖で蒼白になりながら答えた。
「知ら、知りませんっ! 起きたら、誰も居なくて、それでっ……! なんで、幽鬼さ……」
「おっと、それ以上喋るなよ」
安寧が言葉を終える前に、その首が雨中の腕によって思い切り絞められる。
「あ。あ……ぐ……」
「無駄な事を喋るなよ、次は無いからな」
雨中は忠告をして、少年の首に加えていた力を緩める。。
冷酷な顔をした雨中は、小さな子供が苦しみで壊れる様な息を吐く様を見ても、欠片も感情を動かさない。
今にも吐きそうな程に噎せ込む姿を見る事も無く、彼は高島の方だけを見ていた。
「さて、お決まりの人質って奴だ。で、どうする?」
「俺に効くと思うか、その手が」
「効くさ。一応は警官だろう?」
若干の不安を滲ませながらも、雨中は断言する。それを肯定するかの様に、高島は何も言わずに雨中を睨み付ける。
子供は先程の首を絞められた衝撃が強かったのか、蒼白い顔で震えていた。
そんな子供の頭を何時でも吹き飛ばせる様に引き金から指を離さず、雨中は何やら話すべき事を思い浮かべた様子で口を開く。
「……そうだな、ああ、一つ話をしてやろう」
そう言うと、雨中は高島を警戒しながら話し出した。
「俺がどうしてそこに居る連中の組織の人間を殺しているか、分かるか? 言っておくが恨みじゃねえぞ、そんなバカな理由で奴らに手を出すか。いや、もっとバカな理由だがな」
話を途中まで聞いて、高島が冷たい声で答える。
「言うまでもないさ、報酬の為だ。そうなんだろう?」
「その通り! じゃあ、依頼者は誰なのかって話になるんだけどな。それが……くくっ、いや、本当に驚いた」
もったいぶった様子で雨中は含み笑いをして見せ、相手からの注目を集めた。すると彼は腕だけは動かさないまま、肩を竦めているのだと分かる挙動を見せた。
「ビックリしたぜ? まさかな、本当に面白くてなぁ。『この町に来ている』ならそうと言ってくれれば良かったのにな?」
余裕を漂わせ、雨中は軽く息を吸う。次に息を吐いた時に雨中が顔に浮かべたのは、嘲笑だ。
「さっき、ちょっと気絶させてやった奴なんだが……どうだ? 知ってるか?」
笑いながらも雨中は確認するかの様な言葉を口にした。
それを聞いた高島は、特に何か表情を変えるでもなく、あっさりと言い放った。
「嘘だな」
想像以上に軽々と見抜かれた事に対して、雨中が驚きで目を見張る。
動揺は彼の言葉が嘘だった事を表しているのだ。
「……どうして、そう思う?」
「どうしても何も……俺はそう思わないからだ、そう直感したからに決まってる」
全く得意げになる事も無く、高島は簡単に答えた。
それは余りにも感覚的であり、そんな物に内心を見抜かれたと知った雨中は、人質を維持しながらも疲れきった様子で溜息を吐いて見せる。
「要するに、単なる勘かよ……」
「だが、馬鹿には出来ないだろう?」
「……ああ、畜生。そうだな」
相手を混乱させる目的で吐いた言葉だったのだが、見事に失敗した様だ。雨中は相手から隙が引き出せなかった事を心から残念に思った。
そこで、雨中は周囲に逃走経路に出来る物が無いかを探る事にした。
彼の目はまず駅へ向かい、電車が来る時刻を頭に浮かべる。残念な事に、電車が来る気配は無い。次に木々の中が目に留まった様だが、人質を抱えたまま三人の男達から逃げられる可能性は低いのだ。
そんな思考を纏めながら、雨中は周囲に居る者達にも注意を払う。そして、雨中は『一人足りない』事に気づいた。
――あれ、あのガキ、何処に……?
雨中の視界から幽鬼と呼ばれていた少年が消えている。
何処かへ逃げ去ってしまったかと雨中は考え、そこで少年の事を頭から消し去ろうとする。
その瞬間に、犬の鳴き声が聞こえた。
「んっ……!?」
唐突に響いた遠吠えが、雨中の思考を逸らす。彼は犬の鳴き声が聞こえた方へと反射的に顔を向けてしまった。
それは明確な隙だ。しかし、高島はそれを突く事は無く、ただ雨中に向かって声をかける。
「おお、お前。ちょっと視野が狭かったんじゃないか?」
その声が届くか届かないかという間に、何かが雨中の背に立っていた。
「何っ!?」
ようやく気配を感じ取った雨中が、銃口を人質から背後へと向ける。
それは考えられる限りで最も避けねばならない悪手だった。人質が撃ち殺される可能性が消えた以上、高島の行動を制限する事は出来ないのだ。
だが、最初に動いたのは高島ではなかった。雨中の背後に居た存在が、銃口を向けられる前に拳を振りかざしていたのだ。
「俺が殺されそうになった原因を作りやがって……」
そこには、『三島連命』が立っていた。
彼は怒り狂った態度で拳を握り締めて、雨中が何かを認識するよりも遙かに早く、全力で雨中を殴り飛ばす。
「ありがとよ。これは僅かばかりのお礼……だっ!」
勢い良く放たれた一撃は、雨中の顔に思い切り直撃する。
彼は呻く事すら出来ずに吹き飛び、引き金を引く余裕も無く地面に叩き付けられる。倒れ込んだ彼の手には、もう人質は存在しなかった。
+
雨中を凄まじい勢いで殴り飛ばした連命は、まだ怒り足りないという形相でありながらも、何とか落ち着いて息をしていた。
「誰があんなヤバい奴等を殺してくれなんて依頼するかよ。カスみたいな嘘を吐きやがって……ああ、気絶させてくれた礼はまだだったな」
そう言いながら倒れ込んだ雨中の腹を蹴り上げて、連命が唾を吐く。
雨中が呻き、身体の動きを止めた。
「うぐっ……!」
「おぉ、頭がおかしくても痛みは有るらしいな、このクソ野郎。俺に迷惑を掛けた分は苦しめよ」
連命は、雨中に向かって追い打ちでも掛ける様な声を上げる。
傍目から見ると小悪党の様な絵面だが、この場合の連命は何も悪くない。彼はただ人質を救出し、自分を追い込んだ男に罰を与えているだけだ。
そんな雨中は、一通り雨中に対して報復を行うと、満足げな様子で高島へと目を向けた。
「アンタ、警官なんだってな。弟から聞いたよ」
「悪い、怖がられるのが楽しくてな。ああ、もしかしてアレはお前の弟なのか?」
軽く謝罪を口にしつつも高島が見ていたのは、解放された安寧の背中を撫でている幽鬼の姿だ、少々不器用だが、優しい雰囲気が見て取れる。
同じく幽鬼を見ていた連命は、愛しい家族へ向けるに相応な暖かい顔をした。
「あれは、確かに俺の弟さ。大事な大事な、な」
誇らしげにしながら、連命は高島に向かって頷いた。
確かな兄弟への愛情は高島にも伝わり、彼は不敵な笑みを浮かべて見せながら、賞賛する。
「良い弟じゃねえか。誇りに思って良いと思うぜ」
「……だろ?」
同じく不敵な笑みを浮かべ、連命は嬉しさを放っていた。
欠片も謙遜する所の無い言動を感じ取り、高島は連命が弟に抱いている気持ちの強さを理解する。
「はは、お前も良い兄貴だな。人質救出は割と真剣に助かったよ、礼を言わせて貰う」
それなりに真剣な態度で高島が感謝の気持ちを浮かべると、連命は僅かに冷や汗の浮かぶ顔を見せながら、身振りで安堵を表した。
「いや、危なかったぜ。犬の遠吠えなんて『偶然』が無かったら死んでたかもな」
「相応に無茶をした訳か、弟の友達を守る為に」
「ああ、気絶させられた事も、この町に来た事も奴が原因だからな、お返しをしないと気が済まなかったのさ」
あくまで『自分の為』だと言い張る連命の顔には、照れ隠しが見え隠れしていた。
微笑ましい気分となったのか、高島が面白がる様に鼻を鳴らす。それを聞いた連命が少し慌てた様子で首を振り、話題を変える。
「ま、まあ今は良いよな。それより何だ。アンタ、てっきり頭のおかしい悪党か何かだと思ってたぜ」
失礼な言葉だと怒る事は無く、ただ無理な話題転換を行った連命に微笑ましい様子を見せながら、高島はゆっくりと首を振った。
「いやいや、俺は正義の味方になるつもりはねえ。だが、現実的なギャングであるつもりは無くてな。俺の目指す物は、映画の中にしか居ないのさ。だから、俺は俺で在り続けるんだ」
大事そうに山高帽を撫でて、ギャングの様な格好をした高島が獰猛な笑みを浮かべる。
物語の中にしか居ない様な存在は、やはり物語の中だけの存在なのである。彼は、それに近い雰囲気を漂わせながらも、どこまでも人間だった。
人間は物語の中に入れない。それを表すかの様に、高島は自嘲の籠もった呟きを放った。
「俺は、単なる番犬――ああ、その程度の存在だよ」
高島は苦笑し、倒れ伏して正気を失った蒼空を捕まえ続ける。
それを隙だと見たのだろうか。はたまた、錯乱の余り思考が出来なかったのか、倒れ伏していた筈の雨中が起き上がった。
怒り狂っていて、痛みを感じる神経が麻痺の類を起こしているのだ。
「この、この野郎ぅぅっ!!」
凄まじい勢いで怒りに身を任せ、雨中は一発だけ銃弾の入った拳銃を連命へと向ける。
激情が身体の動きを高めているのか、彼は限界を超えた早さで行動していた。
そんな物に連命が反応出来る筈も無く、雨中は銃口が連命を見た事を確認すると同時に引き金を引く。銃弾は簡単に連命から命を奪う、筈だった。
引き金を引く寸前、何者かの腕が雨中の腕を弾き飛ばし、射線を逸らしたのだ。
「単なる真似だったが、これが上手く行くんだな」
射線を変えさせた犯人の高島が、ニヤニヤとした笑みを浮かべていた。
かなり遊びの含まれた表情だと雨中が理解するよりも早く、高島は相手の腕を捻って銃を捨てさせ、そのまま雨中の襟首を掴んだ高島は、彼の頭に思い切り頭突きを仕掛けた。
「げ、がっ……!?」
「悪党の風上にも置けない奴め」
雨中は殆ど死に瀕した様な声を上げて倒れ行くが、高島は雨中が倒れ伏す寸前に首を掴み、怒りを放って持ち上げる。
「お前みたいな奴が居るから、俺はギャングスターになれないし、人間は物語になれないんだ……よぉっ!」
理不尽とも思える言葉を投げつけて、その頭に凶悪な頭突きを放つ。
帽子の奥に有る頭はたった一撃で雨中の意識を吹き飛ばす。抵抗すら許されず、雨中は自分の身に何が起きたのかを理解する事すら出来ない。
「せめて、『大列車強盗』から出直せ」
後に残ったのは、高島の悪夢の様に自分勝手な言葉であった。
端で聞いていた三人の男達の一人が、「『犯罪王リコ』からで良いんじゃないか」と呟いたが、高島は全てに於いて無視を決め込んだ。
使用させていただいた映画タイトル
『犯罪王リコ』
『大列車強盗』
作中で名前を出した実在の人物
フランシス・フォード・コッポラ氏(映画監督)