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正直者の唄

作者: N澤巧T郎
掲載日:2005/12/09

ある所に正直者がいました。

ある日、誰かが彼に言いました。

「オレオレ、俺だけど」

彼は通帳を手に取った。

引き出し額200万。

彼はタクシーに乗っていた。

息を切らして彼はこう言った。

「速くしてください。僕が交通事故を起こしてしまったみたいです」



ある所に正直者がいました。

ある日、テレビで誰かが言いました。

「誰かお願いです。助けてください」

彼はパスポートを手に取った。

移動距離2万km。

彼は飛行機に乗っていた。

入国審査で彼はこう言った。

「観光ではありません。戦争をやめさせにきました。」



ある所に正直者がいました。

ある日、誰かが彼に言いました。

「おまえは鳥だ。空を飛べる」

彼は空高く飛び出した。

飛行時間約2秒。

彼は救急車で運ばれた。

目覚めて彼はこう言った。

「お礼を言わなきゃ。僕は空を飛べたんだから」



ある所に正直者がいました。

ある日、誰かが彼の近くでつぶやいた。

「ああ、死にてえ」

彼は凶器を手に取った。

刃渡り20cm。

彼はパトカーで運ばれた。

取調室の中で彼はこう言った。

「なんであの人は死にたくないって叫んだの?さっき死にたいと言ってたのに」



ある所に正直者がいました。

ある日、誰かが彼に言いました。

「死ねばいいのに」

彼はロープを手に取った。

全長2m。

彼は霊柩車で運ばれた。

あの世で彼はこう言った。

「お礼を言わなきゃ。親切に教えてくれたんだから」



そして世界は嘘つき者しかいなくなりました。

ある日、嘘つき者は嘘つき者に言いました。

「俺も嘘つき者で、おまえも嘘つき者だ」

この世は正直者しかいなくなりました。






正直者に言いたい。

「世界を平和で満たしてくれ」

たぶん叶えてくれるでしょう。

ってか戦争は止められたのか?

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― 新着の感想 ―
[一言] 正直者なら、「僕にはあなたを殺せません」と言うのでは。 この小説のような場合、「絶対服従」になるのでしょうかね。
[一言] 微妙だな・・・
[一言] 苦い。と思いました。
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