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知っている人には伝わるお話

作者: しろひげ

もう20周年を越えてますが、このお話には15年分だけ入っています。

独りで家に帰る途中、同じクラスの二人が「一番好きなもの」について会話をしていた。足元の水たまりをバシャバシャさせるくらい興奮して話していて、どうやら好きなものベスト5を順に紹介し合っているようだ。


知らないふりをして行こうと思ったが、こんな二人を見るのも新鮮だったので、思わず立ち止まり見つめてしまった。楽しそうに話す二人。聞いている内に、段々とこちらの心まで掴まれた。話のテンポの良さは、まるで組曲を聴いているようだった。


自然と笑みがこぼれ、そんな私に二人が気づいた。そして、私の好きなものについても尋ねてくれた。伝えるのに緊張したが、二人は私の好きなものを受け入れてくれた。私は二人のおかげで、幸せいっぱいの気持ちになった。例えるなら、憧れの王女様になったような、魔法にかけられたような。


輝く眼差しでこちらを見つめる二人。私の方に歩み寄り、「明日も話そうね」と抱きしめてくれた。

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