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短編集

夏魔釣り

私の村にはこの夏の時期になると悪魔に贄を捧げる習慣がある。

贄に選ばれた人は悪魔に殺され……はしないけどその祭りの日とその次の日まで遊ばれる。

どんな感じかというと……私の時の悪魔は私の身体を弄んだ。

あれは屈辱だった……あんなヒラヒラのドレスを着さされるなんて、私を着せ替え人形にするなんて!!

着せるならせめてロックな服にしてよね!!

この村の夏祭りである名を降魔祭(こうまさい)という。

その目的は悪魔との親睦を深めること。

悪魔って言ってもみんなの思うようなものじゃなくて、ポワポワフワフワしてかわいいものだから最初は驚いた。

今日はこの降魔祭での贄が悪魔と遊ぶ。

贄は二人選ばれた

一人目は茂木萌絵(もてぎもえ)

「はぁ〜ん、今日は悪魔にどんなイヤらしいことされるのかしらぁ〜楽しみぃ、はあ、はあ興奮するぅ…………」

うん、こんな感じの……私的にはちょっと変な子だと思う

二人目は轟勝美(とどろきかつみ)

「よっしゃ!! 悪魔さんと戦えるなんてこんな機会滅多にないぜ!! 感謝しなきゃあなぁ」

みたいな感じで戦うことが大好きな……いつも困ってます。

……ってこの二人の相手を一人でしないといけない悪魔さんには同情しかないな。

そして贄入場で〜す

いえ〜い

いやぁ今日の贄の相手をするためのルーレットでまさか私が当たるなんて。

あっ言ってなかったね。私もともとはこの村の出身なんだけど悪魔堕ちしたんだよね。

理由は簡単です!!

死んじゃったあとにゲームしたいゲームしたいって願い続けてたら……こうなってた。

悪魔になったあとにやってる仕事は人に試練を与えること

例えばゲームをするか、我慢するかの二択を迫ったりみたいな感じのささやきをする。

まあ今日はせっかくののんびり出来る日だからこの二人と楽しむぞー!!

轟ちゃんは物理的に戦おうとするので人生ゲームで戦った。

……まあ当然私が勝ったけどね、えっへん!!

茂木ちゃんは……轟ちゃんと私で言葉責めをした。

……なんか変な扉が開きそうになったから力づくで閉めた。

まあ開きっぱなしの知り合いの悪魔を何人も知っているから……私はあぁはなりたくなかったから。

なるとしてもせめて開け閉めを自分の意思で出来る悪魔になりたいかなぁ。

また毎秒のように囁かないといけないのが仕事とは言えきつい、自分で強くなって欲しいものだけど……私も人間だったからわかる。

何かしらの試練があった方がやる気出るし、強くなれる。

何もないよりね。

まあ私の場合はだけど、天使だけより、悪魔だけより両方いるからバランスが取れてると思うんだよね……って今は仕事のことを考えなきゃ……まずはこの二人から狙ってやる!!

ふふふっ覚悟しろ!! わーはっはっは



おしまい

見つけて読んでいただきありがとうございます!!

こんな夏祭りありそうだなぁって思ったらストーリーが思いつきましたので書きました。

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