8.ラモトとーちゃく!
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魔王城に来た
奈央[魔王様 オルリエンを連れ出してもいい?]
魔王「え?何故だ?]
奈央[今からラモトに向かう、だから面倒な事に巻き込まれない様に魔王の娘を連れ出したい
魔王[ふーむ....実際あんたに勝てるやつなんてほとんどいないから死亡の心配はない
だからいいけど....気をつけなさいな]
奈央[それまた何故?]
魔王[最近ラモトは治安が悪い、一番大きな事件だと謎の死を繰り広げている魔族が多いらしい]
奈央[何故謎なんだ?わかるもんじゃないの?]
魔王[私は行ったことないから正直分からない]
奈央[ふーん...]
不審死なぁ
まぁ 多分ユダが一枚嚙んでいるだろうな
理由といえば前に見た死亡の資料とユダが町に来た時の日にちが一致している
つまりだ 町に来た初日から理由があって殺したってわけだ
死に方は傷一つないらしい
不思議だねぇ
数分後
サキは大体12歳ぐらいまで成長してた
魔族って成長はやいんだなぁ
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サキ[ねぇ 今からどこいくの?]
奈央[んー ラモトってとこ]
サキ[どこそこ?教えて?]
奈央[魔族の移民が物凄く多い町だよ]
サキ[はえー すごいね 近い?]
奈央[そう 近いよ でも立地的に人間は少ないけどね]
サキ[ふーん...なにしにいくの?]
奈央[私の正体を知っている人を探す]
サキ[え?!リネーラって知ってる人がいるの?!]
奈央[うん ユダって人、前町でリネーラって言われたんだ 正直なんでばれてるかわからない]
サキ[え?知ってるならヤバい人でしょ]
奈央[そうだね....どうしようか]
奈央[見つけ次第声をかけようと思う 答えを言ってくれないと思うけど少しなら聞けると思うし]
サキ[へぇ とりあえず歩きながら進もうか 夜までにはいきたいでしょ?]
奈央[そうだね いこっか聞きたいことは色々あるからね...サキちゃん?]
サキ[えへ...そうだね 奈央ちゃん!]
久しぶりに前の名前同士で呼び合った
めちゃめちゃ嬉しかった
奈央[そうだ!私は姿変えるけどサキどうする?]
サキ[あ...私ね 魔王の娘なのに魔力が殆ど無いんだ]
奈央[え?!そんなことあるの?!私のミスかな...]
サキ[そんなことないと思うけど こればっかりは運だと思うけど]
奈央[そうだよね...よかった でも'そのとき'が来たらどうするの?]
サキ[あー...勇者の事か だから私戦の為に剣術を極めようと思っているんだ 深く言うと刀を極める]
奈央[素敵じゃん!私は人類側の神だけどサキほんとに頑張ってね!]
サキは魔族の頂点の娘であるし私は人間側の神だ だから本来は対立関係なんだ
だが私は友好関係だ、理由はサキとは大親友であり魔王とは友好関係であるからだろう
'もしかしたら'いつか対立するかもしれない
そんなことないことを祈るが...
でも私神だから誰に祈るんだ?最高神かな?
そんなことを考えているとラモトについた
奈央[来たね!]
サキ[割と繁盛してるねー]
奈央[ん?]
何かがおかしい
空気が変だ
少し呼吸しにくい
排気ガスでもあるのかな?
そんなことあるわけないけど
大して重要じゃないだろう
それにしてもだ!意外とここは発展している
王都と引けを取らない程度にはだ
魔族領の首都は魔王城でありすべての頂点は魔王城である
が、魔族の住民は皆魔王城に住めるほど魔王城はお世辞にもでかくはない
だからだ 魔族領はほとんど住める場所は無いから魔族が多く立地がいいここに移民する訳だ
後私は姿は黒髪黒目の翼・角・尻尾が生えているザ魔族みたいな姿になっている
魔力は少し出している
サキ[どうしたの?奈央ちゃん]
奈央[いや...なんでもない とりあえず宿行こうか]
サキ[そうだね奈央ちゃん]
そういって宿に向かった
ちなみに売店などは私が通ったとこは無いらしい
運が悪いね
奈央[こんにちはー 宿を取りたいです]
[何日程でしょうか?]
奈央[私が出てくっていうまでで]
[???]
サキ[そーゆー冗談は良くないよ奈央ちゃん!]
奈央[これは失礼....大体5日位かな]
[了解しました 銀貨2枚になります]
はえー 意外と高いと思いつつも出す
[ありがとうございます ごゆっくりー]
部屋に向かった
2人用の部屋だから広い
なんか風呂ガラス割りだしラ〇ホみたい....
サキ[ねぇ奈央ちゃん]
奈央[どうしたの?]
サキ[ここラ〇ホみたいだね!]
奈央[えぇ 思ってたけど言わなかったのに!!]
サキ[でもー!言ったらよかったじゃん!!!]
奈央[いえるわけないでしょ!心はjkなんだから!]
サキ[まぁいいや...そんなことよりさ!明日どうする?]
奈央[とりあえず明日は観光でもする?]
サキ[いいね!そうしよう!]
そういって二人とも布団に入った
サキ[ねぇ奈央ちゃん]
奈央[どうしたの]
サキ[私の事好き?]
奈央[そりゃあ親友だから大好きだよ]
サキ[そっか...そうだよね!良かった!おやすみ!]
そう言ったサキの顔はどこか寂しそうだった