4.暇つぶしと久しぶりの転生者(おまけ小説あり)
私は女神だ
人類とは違う雲の上で生活している
必要とあらば魔王にも顔を合わせるし人類側の動向も見る
だが!!!!!
娯楽がない!!
そりゃそうだ
私には食事もなにもいらないからアラクネリズのとこを直接貰った私はなにもない装置だけがあるとこに住んでいる
第一おかしいんだよ!私の前世は現代日本!娯楽の塊だった!
ここはなさすぎて死にそうだ
そうだ!アラクネリズに聞きに行こう
そう思うて次元の穴を作り出し合いに行く
奈央[アラクネリズー]
アラクネリズ[久しぶりですねー どうしました?]
奈央[娯楽がないよー]
アラクネリズ[私はそういうのには無頓着でしたからね...人間界まで降りるしかないんじゃないんですか?]
奈央[でもー 日本みたいな娯楽がほしい]
アラクネリズ[漫画ぐらいならあげれますよ いります?]
そういって漫画がもらえた
普通なラブコメだなーと漫画を見ていると一つ異様なものを見つけた
所謂凌辱モノだ あの人こーゆーの好きだったのか...返しに行くか
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アラクネリズ[あら リネーラさん どうしました]
奈央[あの...これを]
アラクネリズ[え...っ!!!(声にならない叫び)]
奈央[あなたのですよね...否定はしませんけど...ね?一応見ておきましょう?]
アラクネリズ[やめてください!優しい視線が刺さるから!]
奈央[すいませんね...また借りると思うので次では気を付けてください]
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今日は久しぶりに転生者が来ている
奈央[こんにちはー]
[あなた誰ですか?!]
奈央[私はあなたの転生先の神 リネーラです]
[え...?]
奈央[早速ですが あなたの転生先を決めたいのです]
[これって異世界転生ってヤツ?!]
そうだね と心の中で思い私も最初はこうだったなと思いつつも事務的な会話を続ける
奈央[はい 転生先なのですが 人類しか選べません 申し訳ありません]
公平を保つ為には致し方ないのだ
[じゃあ...普通の平民がいいです]
奈央[了解です あなたが前世の記憶を保って転生するのは 何個か条件があります]
[言ってみてください]
奈央[まず一、この世の発展に絶大な影響を持たさらないでください
2つ 前世の事を極力漏らさない事
3つ 能力をあげます ですがお気をつけて使用してください]
私にはアラクネリズの言葉がまた理解できなかった '能力はデメリットがある'もしかしたら身の危険があるのかもしれないから一応警告しておこうと思ったのだ
[能力ってなんでもいいんですか?]
奈央[基本的には時や神に干渉しない限りは]
でも干渉して祝福を得たのが大司祭や聖女なんだけどね
'公平'を為つためには基本的にはあってはならないけど
アラクネリズはなにを考えてたんだか...
[じゃあ...平民がいいです 能力は...なしで]
奈央[了解しました 最終確認ですが 種族は人類、能力は無しで 前世の記憶を持ったまま転生ですね?]
[はい!お願いします!]
奈央[はい いってらっしゃいー]
そう手を振ると転生者は消えてった
あの人能力いらないのか 苦労するだろうな....そんなことを思いあの人には剣術の心得ぐらいは付与した奈央であった
以下おまけ小説という名の文字稼ぎです
読み方はどうぞ
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人生なんて絶望しかないと思った
全ての言葉は私の胸に重く貫いた
[お前キモイんだよ!]
[こっち見てんじゃねぇよ!]
このような虐めは私には辛かった
学校に行きたくない
だから私は登校の途中で飛び込もうか考えたこともあった
死のう と思った次の日の事だった
[大丈夫?]
私の人生の中で助けの言葉をかけてくれた人生で一番好きな人
天王寺サキとの出会いはここだった
奈央[君..だれ...?]
サキ[誰でもいいんじゃんかー 何があったの?]
奈央[近寄らないで!君まで不幸にしちゃうから!]
サキ[なにその呪われた子みたいな発言 どんどん近づきたくなっちゃうよ]
奈央[君までいじめられちゃうから...やめて...]
サキ[だめでーす]
それでどんどん近づいてきたんです
その瞬間だった
チュッ
なにをされたか理解できなかった
なんの音か理解できなかった
その後の数秒は私は音が聞こえなかった
サキ[ふへへー びっくりした?]
奈央[なに...を]
サキ[だからー!近づいたら不幸にしちゃうんでしょ?だから頬にキスしたら不幸を半分にできるかなって]
奈央[なに...それ..ふふ]
サキ[あっ!笑った!なんだよー かわいいじゃん]
奈央[かわ...え?]
サキ[だからー!可愛いじゃんって]
その言葉で救われました
私を愛してくるんだ
全てに愛されなかった私にとってもっと泣きそうでした
奈央[ありが...とう...うう]
サキ[あー!泣かないの!大丈夫 私がいるから]
奈央[ありがと...]
サキ[そうだ!君 名前は?私は天王寺サキ]
そういって握手の手を出していた
応えるしかなかった
応えないとまた失うと思ったから
奈央[大月奈央...よろしくね サキちゃん]
サキ[よし!これで私達友達だね!よろしくね奈央ちゃん!]
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