2.神の使い...?
移動してから一定時間たつとアラクネリズ様が来ていた
奈央[どうしてここに?]
[忘れてたことがあったなと 今日からあなたの名前は大月奈央じゃなくてリネーラです!]
奈央[割といい名前ですね それから?]
[必ず魔王に挨拶をしてください!]
奈央[?なぜです?]
[この世を公平に混沌に保つために必須なんですよー]
奈央[それまたなぜ?]
[私達って一応人間側の頂点だから公平にするために魔王と仲良くしないと人類に有利じゃないですかー]
奈央[んー...わかりました]
[よかったですー私は帰りますねー]
奈央[私って魔力ってありますか?]
これを聞いたのは理由がある
私は元地球人だから魔力の感覚はない
[?なにいってるんですかー 面白いこといいますねー]
そう微笑むとアラクネリズは消えてった
どういうことだ?
なにか面白い事いったか?
魔力が無制限ってことか?実験しないといけないな
そう思い私は雲の上から地上に向かって飛び降りた
奈央[意外と目を飛び出そう!!!おーちーるー]
そう地上に降りた
奈央[いてて...割とダイナミックだn..]
人がいた 4人だ 一人はなんかすごい勇者っぽい
[大丈夫ですか?]
奈央[あの...コスプレですか?]
[こすぷれじゃないけど...私は勇者だよ?]
奈央[勇者?!]
[あなたこそだれ?なんか翼生えてるけど]
奈央[私は...]
葛藤があった 女神と名乗っていいのか?
言わないと後々困りそうだからな...
でもこの世界じゃ女神はアラクネリズじゃないのか?
なら...
奈央[私は女神さまの使いリネーラです...こんにちは]
[え?!女神さまの?!大層な人にあったなこりゃ
そう困ったそうに笑うと
奈央[私はそろそろ行きます]
そういうとテレポートで雲に戻った
[すごい人だったね...みんなどう思う?]
[女神様の使いってことはなにか天啓じゃねぇのか?]
[多分早く魔王倒してねってことよ!]
[僕たちももっと頑張らないと]
そう士気をあげていくみんなの様子を見て勇者は
[もっと頑張ろうか!]
そういい歩みを進めた
奈央[あー..焦った魔王のとこいかないと]
そっちにいく人がいるとアラクネリズから連絡があった
???[え...?奈央ちゃん...?]
奈央[え...なんで私の名前を...ってサキ!!]
私の目の前にいるのは天王寺サキ 私の唯一の味方だった そして唯一の助けると言ってくれた人だった
ずっと寂しかった
ずっと会いたかった
ごめんって言いたかった
でも私は立場は神だ
泣いてはいけない
泣くな
泣くな
泣くな
サキ[なんで奈央ちゃんがここに...?]
奈央[私はねー...この世界の神様になったんだ それにしても久しぶりだね...]
サキ[うん...久しぶり]
奈央[...]
サキ[...]
奈央[ずっと寂しかった]
サキ[...?]
奈央[ずっと謝りたかった ずっと待っていた でも死んでほしくなかった しあわせになってほしかったのサキには...でも...なんで...!]
サキ[奈央...ちゃん?]
サキ[私だって奈央ちゃんが死んだって言ったとき寂しかった、こーゆー再会とは思ってなかったけど こう会えてうれしいよ奈央ちゃん...]
その一言が嬉しかった
救われたんだ
泣きだしてしまった
===
サキ[大丈夫...?]
奈央[ごめんね...神なのにこんなお見苦しい姿見させちゃって]
サキ[いいよいいよ でもさ そろそろ仕事しないの?]
奈央[あ...そうだった なにになりたい?]
サキ[実はずっと奈央ちゃんといたいけど無理なんだよね...でも会いたい!!]
奈央[なら聖女なんてどう?神託の名目でたまに会えるよ!]
サキ[でもたまにはやだ!]
奈央[えー...でも聖女か大司祭とかじゃないとしゃべれないんだよねぇ...大司祭は男の人しかなれないし]
サキ[えー!なにその古臭い風習!でも聖女もやだー!!]
奈央[んー...どうしようかなぁ]
奈央[そうだ!魔王の娘とかどう?!]
サキ[そしたら会えるの...?]
奈央[私は一応人間側だけど公平にするためにたまに会いに行くからね!それでいいかな?]
サキ[いいよ 能力とかあるの?]
奈央[あるけど なにがいい?]
サキ[んー...不老不死かな]
奈央[おっけー 頑張ってね 後勇者が魔王殺しに来てるよ!]
サキ[え?!うそでs]
なにか言ってた気がするがサキは消えた 転生したのだろう
設定で前世の記憶は持たせといた
でも赤ちゃんスタートなんだよな
会えるか
こんどこそ幸せになってほしいな...
あ そういえば挨拶言ってなかったな いくか
そういうと魔族側の領地に翼で飛び出した