11.決戦②
今回ちょっと長いかも
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相手の手の内が分かった私は最初は攻めに攻めた
私の立ち位置的に相手を攻撃するとなると北西に向かうわけだが
ユダ[ちっ....すばしっこいな]
相手は糸で補足しようと思っても出来ていないようだな
私の鎌は刀に形状変化しユダもそこらへんにあった剣を持って戦っている
奈央[?!]
押された
厳密に言うとふっとばされたのだ
奈央[ちっ....形状変化]
私は武器を刀から槍に変更
形状変化には数秒時間がいる
今ここで不思議に思わなかったことをを悔いている
ユダ[時間ありがとー♪」
奈央[あっ!]
そりゃそうだ
糸を貼らせる時間を与えてしまった
しかも私の武器は槍だ
どうする?
どうする?
どうする?
ひとつなぎの希望
私があの広場から進んだのは大体1.4km...
ん?
そんぐらいの距離なら
私は思いついた希望を思い地下に槍を突き立てた
私の槍の威力は巨大なもので物の数秒で大体59mぐらいまでいともたやすく掘る
ほらきた
私が狙っていたのは地下鉄だ
ここらへんだと地下鉄ラペルーラ駅がある
ん?
なにかおかしいような
奈央[はぁ....はぁ....やばいわこれ]
とはいえ流石に疲れた
ユダ[そんぐらいで疲れるの?]
奈央[あ?なんだお前....?私はまだいけるぞ]
立ち上がった
そして私は気づいてしまった
過ちに
私は槍をユダに突き立てた
ユダ[まぁまぁ 話を聞きなよ]
奈央[いいだろう]
ユダ[地下鉄っ...つーのはさ 閉鎖空間じゃん?つまり なにを言いたいかわかる]
あ
糸がくそつよいわこれ
ユダ[気づいたようだね まぁ 遅いけどね!]
糸を使うのは時間がある
大丈夫だ
鎌なら作れる
奈央[形状変化!]
鎌に作り変えれた!
構えないと
と思った瞬間だった
奈央[いっ?!]
遅かった
私の足 頬 手に糸の切り傷がついている
んー下手に暴れても地下駅が崩れて生き埋めだからなぁ
やりにく!!
ユダ[はー!やっと殺せる!私は神が憎いんだ!]
奈央[なんで...そんなに憎いの...?]
ユダ[あー?聞きたい?勝ったら教えてあげる]
奈央[ちっ!]
鎌で切りかかった
ユダ[遅い!]
鎌を止められた
予想通りだ
私は片手で鎌を持てる
右手で持っている
つまりだ
左手はなにももっていない
ナイフとか万年筆っていう軽いものは0.5秒あれば作れる
そうだ
あいつは鎌で隙を作った
私はナイフを作り出しあいつの右腹にナイフを刺し込めた
ユダ[お前....!よくも....!]
お怒りなようだ
まぁ
そりゃそうだわな
まぁここは
奈央[あれぇ?あんた神が憎いんじゃないのぉ?その神に傷をつけられちゃっていいのかなぁ?アハハ!]
私はあいての貶すようにあざ笑う
ユダ[なにを!!]
怒りに身を任せて必死に糸を作ってる
いける!!
私は鎌をあいつに向かって投げた
ん?目的?
そんなん違うのだよやだなー
ユダ[?!]
当たり前のように受け止めた
まぁ 予想通りだ
だってその間に私は樹木を操るのとナイフの用意が済んだからな
ありがたいこった
樹木はあいつの四肢を捕まえ
ナイフはあいつの手首と足首に刺さるだろう
だが生かさないと色々聞けないから
ユダ[っ!!]
作成中の糸を暴発させてナイフと樹木を切ったかー
んー
まぁ 半分切られた樹木は撤退かねぇ
奈央[戻れ樹木]
ユダ[なんだ?小賢しい]
よし...武器もと
あれ?
あれ?
ない!
奈央[私の武器がない!!]
ユダ[え?これのこと]
ァっ!!!
やらかした!
奈央[返せ!]
ユダ[無理だよー だってこれのせいで殺されかけたもんねぇ]
ユダ[だからぁ 私がこれで殺してあげる]
正直大きな武器は時間がかかる
無理かも!
どうする?
魔法は前身体強化が使えなかった
地下だろうとここは駅だ 使えない可能性がある
できるかぎりの魔力で防御しよう
ユダ[死ねリネーラ!!]
鎌が降りかかった
その瞬間
奈央[防御!!]
精一杯防御した
それは成功しなんとか無傷でいけた
だが次はない
これは最期だろう
ユダ[小賢しい真似を...次こそ殺してやる!]
奈央[....]
転移魔法は...んー無理
かといっても逃げきれない
どうしよう
どうしよう
ユダ[死ね!!このb]
???[待てユダー!!]
え...?この声!まさか!!
ユダ[っ?!]
ユダが蹴られた
やはりだ
私の目の前にいるのは魔王の娘であり私の親友である天王寺サキだ
助けに来てくれたのか....!
サキ[大丈夫?!奈央ちゃん!]
奈央[ごめん....鎌があっちにあるんだ]
サキ[そうなの?!でも大丈夫だよ!私が守るよ!
そういったサキの背中は頼もしく見えた
奈央[サキがそういうなら置いておけないね...]
サキ[あれ?!一人で殺すながれじゃ?!]
奈央[いいじゃん別に 共闘しようよ!]
私は短剣を生成しサキに問う
私達はいつもそうしてきた
困ったときは共闘だ
サキ[いつもそうだったもんね!あいつを殺そう]
奈央[そうだね!]
ユダ[くそ....どうしてお前が!お前人間だろう!!]
サキ[は?私はヴィルニア=オルリエン 魔王の娘だ ただじゃおけない]
ユダ[は?!どうして神と魔王の娘が仲良くしている!おかしいだろう!悪魔は味方じゃないのか!!]
ん?
引っ掛かる発言をしたな
だが
後で聞こう
サキ[私たちは世界を超えた親友だもんね 奈央ちゃん?]
奈央[そうだねサキちゃん!]
サキ[じゃあ それなら]
奈央[ぱっぱとあいつを殺そうか]
戦闘準備と言った感じでサキは刀を構え私は短剣を構えた
ユダ[どうしてこうも上手く行かないんだ私は?!もうやだ!絶対お前らを殺す!!!]
あいつは私にとびかかってきた
だが
甘い
ユダ[なにっ?!]
奈央[さっきあんたが壊した樹木忘れた?あいつ私が操作しているからいつも待機させれるんだよね!]
ユダ[このゴミがー!!!]
次はサキに襲い掛かった
嗚呼
あいつ終わったな
前にあいつの剣術を教えてもらったことがある
見たが物凄い
宮本武蔵10人襲い掛かってもぼこぼこにして帰って来そうなくらいにはすごかった
たぶんあれはヤバいな
サキ[邪魔!]
あいつは切られた
だが死なない程度にだ
これはチャンスだと思った
樹木は十字架に形になりあいつを縛る
そして私はナイフを四本生成しあいつの手首と足首にナイフを投げる
奈央[なんかこう見るとキリストみたい]
サキ[ふふっ さすがにそうだね でも怖いよ奈央ちゃん?]
ユダ[(こいつら頭おかしいのか...?)]
奈央[さてと 勝ったら話すんだろう?話せ 聞きたいことはいっぱいあるからなぁ]
ユダ[ふん いいだろう]
奈央[ずばりだ お前の正体はなんだ?天使か?悪魔か?]
ユダ[んー 天使ではないけど]
奈央[ほぉ じゃあなんだ?]
ユダ[アラクネリズがいるだろう?あいつの手違いで私は生まれた]
奈央[は?!なら....もしかして]
ユダ[お前が思っている通りだ 私は忌み子だ しかも数百年前のな]
忌み子か
初めて会ったな...
あのアラクネリズが言いかけてたのって忌み子のことだったか
奈央[分かった あそうだ 数百年前ならあることについて知っているか?天使がやらかしたことらしいんだが]
ユダ[あー...あんまりいい思い出はないのだが 話そう あれは数百年前のあr]
言葉を止めた
なんだ?
ユダ[すまん....この話はやめてくれないか?]
は?
奈央[どうしてだ?]
ユダ[私の記憶には明確に残っているのだが何故か話しかけると強制的に黙ってしまうらしい ]
はぁ
ふしぎだなぁ
あることってやらは
奈央[ほんとうか?私の目を見て答えろ?]
ユダ[嗚呼 ほんとうだ?]
奈央[んー 本当のことっぽいな]
なぜ話せない?
どうして?
あいつは忌み子だ
神から見放された悲しい子
なのに話せない?
不味い
なにか巨大な黒いなにかが隠されている気がする
なんなんだ?
'あること'とは
宇宙の禁忌といっていたがどういうこと?
全ての星で話すことを禁止されている?
ヤバいな
この問題は必ず私が暴かないと
奈央[もう一つ聞きたいことがある?]
ユダ[なんだ?]
奈央[ここの空気は変だ お前が一枚噛んでるだろ]
ユダ[あーあれ?あれは私が発動している魔法を制限する空気さ あれを吸っていると魔法が殆ど使えなくなる]
奈央[殆ど?]
ユダ[嗚呼 禁忌魔法以外は使える]
はぁ
禁忌魔法ねぇ
まーた面倒くさい単語が出てきたなぁ
奈央[あと これ以降は神を殺そうとするな]
ユダ[は?なぜ?]
奈央[私は新人の神だ 新人なのに負けてしまっただろう?神に復讐することはできないで有ろう]
ユダ[確かにそうだな...んー ラモトは私のシマなんだが 情報を上げよう じゃないと管理が大変だろう]
奈央[まぁたしかにそうだったな...あとは?]
ユダ[神に復讐するのはやめる 憎いのは変わりないがな 教会を襲う程度にするよ]
奈央[教会を襲うのもやめてくれよ]
ユダ[はは そうだな]
私はこいつと握手した
数時間前なら考えもつかなかったな
あれ?数時間前?
サキ[あのー 話すのが楽しいのはわかりますけど はやくどっかいかないと ここ地下駅のホームですよ]
奈央[ですよね!じゃあ私は戻ろうかな 戦うの楽しかったよユダ!またね!]
ユダ[もうお前らと戦うなんてもっぴらごめんだ じゃあな]
そして私はラモトから魔王城にサキを送りに行った
あいつはもう何も起こさないだろう
言質は取ったしヨシ!
それにしてもあそこロンドンに似てたなぁ
転生者が作ったみたい
ん?転生者?
あ!
あそこパティル君いるじゃん!
挨拶すればよかった!
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ユダ[神殺すの目的じゃないなら誰を目的にすれば...あ!神を殺すんじゃなくて目指せばいいのでは?!そうと来たら魔力増強と魔法のレパートリー増加だ!
頑張るぞー!
健気に頑張るユダであった
===