イシュタルといざなみ
前川道場崩壊の危機なのか!?
いざなぎがいざなみを連れ添い前川道場を訪れた時は昼食のタイミングであった。
今日子はせっせと食事の支度をしている。
見た目は慶次郎だから、今日子にはいまいち判別できなかったようだが…。
『あら、夜中から出掛けたと思ったら彼女とあってたのね♪慶次郎さんも彼女さんも…って美人ねぇ♪とにかく皆でお昼にしましょ!』
今日子はキッチンにある紐を引く、すると各部屋でチリンと鈴が鳴る仕組みだ。
前川上下、右左、利家、イシュタル、慶次郎※いざなぎ、いざなみがリビングにそろう。
イシュタルは『???』という表情でいざなみを見ている。
今日子が号令をかける。
『さあ、いただきましょう!』
『『いっただっきまーす!!』』
今日子の手料理を一口食べるいざなみ。
『!!!美味しいわ!』
感嘆の吐息をもらす。
『そうであろう娘さんよ!今日子殿は食の神なのだ!わははは』
利家はまるで自分が作っているみたいに自慢する。
わいわいと昼食はすすみ、皆それぞれ満足感に満たされていた。そしていざなみが話し出す。
『申し遅れました、私はいざなみのみことと申します。先ほど黄泉の国から魔王サタンの力を借りて現世に復活いたしました。どうぞよろしくお願いいたします』
イシュタルが呆然とする!
『いざなみさまってこんなに美人だったの!!』
『美人だなんて、そんな。夫であったいざなぎの仕打ちで数千年腐ってただけですのに』
『あのおっきな蛇ちゃんは?置いてきたわけ?』
『あ、いまは可愛い腕輪になっておりますわよ』
いざなみの腕輪からチロチロと舌が動いている。
いざなみイシュタルに向かって話しかける。
『イシュタル、なぜ魔王サタンを裏切ったの?あま、私は別に魔王サタンの配下ではないけれど借りがあるから筋は通させてね』
イシュタルはいざなみを見詰めて話しかけようとする。すると、バタバタと正親町さまがやって来た。
『また!神々の啓示がきたのじゃ!何事なのじゃ!』
慶次郎の身を借りた、いざなぎは正親町に言う。
『ほう、私たちの直系の者かちと話を聞いててくれぬか?』
イシュタルはちょうどいいとばかりに話す。
『あのね、私は日本の神々には詳しくないのだけれど、右左くん、利家さん、慶次郎さん、そこの正親町さん?には隠れた5柱の神々が宿っているわよ』
いざなみといざなぎは全員をじっと視る。
しばらくすると。
『!!!!!』
『!!!!!』
二人とも固まってしまった!
いざなぎは多少は事情を知る立場ではあるが、天照大神と月読命とスサノオの神通力が主力だと認識していたのだ!
天之御中主神
高御産巣日神
神産巣日神
宇摩志阿斯訶備比古遅神
天之常立神
なんと畏れ多いことだろう。
いざなぎといざなみはその場にひれ伏すのであった。
いざなみは理解した。魔王サタンより前川道場の戦力の方が圧倒的に上だと。
『イシュタル、よくわかりました。私はしばらくいざなぎと良く良く話を合おうと思います』
正親町はずっと平伏していた。まさかまさかのいざなぎといざなみである!!
何はともあれ予想された戦闘もなく、前川道場は穏便な日常をとりもどすのであった
実に穏便なお話でした。
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