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槍の又左一代記  作者: 依田cyber良治
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織田信長日本凱旋帰国

果たして普通に帰れるのでしょうか?

んー?


(校正済み)

鬼丸国綱号は小気味良く風を切って海原を進んでいた。

正に順風満帆とはこのことである。

しかし反面、信長は正直不満を持っていたのだ。

いったい何に不満を抱えているのだろうか?


『波動砲を撃つ機会がなかった…。おい!利家!慶次郎!適当なところで試射してもよいかのう?』


子供か?

武器は玩具じゃない!


ぶつぶつ独り言のように信長はぼやいていた。


そんな信長に慶次郎は遠慮なく話しかける。

『御館さま、例のバチカンは神罰で消滅し湖のようになっているそうですから、あそこならワンチャンいけませんかね?』


信長は目を輝かせる!

『で、あるか!船長に進路変更を指示せよ!』

信長ニヤニヤである。



数日後、鬼丸国綱号の船首の取り付けてある女神像が抱える大砲、信長いわく波動砲なのだが。

スペック的には戦艦大和の主砲と同等以上の口径と射程距離を有していた。

大艦巨砲主義がまだ無いこの時代には似つかわしくない存在である。


試射予定地点に到着した。

突然現れた大艦隊に気がついた住民はあわてていた。

当然である。


岸辺からははるかに水平線上ではあるがド派手な千隻以上の軍艦がひしめき合って浮かんでいるのである!

地元住民のなかには。

『神罰が再び我らにくだるぞー!祈るんだー!』

などと、信長ニヤニヤの好奇心を満足させるための試射だとはつゆとも思わず騒然としていた。


信長は望遠鏡でその様子を見ていた。

『利家!波動砲を発射せよー!』

『ははっ!』


ドーン!


ヒュー~ーーー!!


ドッカーーンッ!!!


高さ100メートルほどの水柱が湖の中に立ち上がる。

艦橋にいた者達も発射時には耳をふさいで口を開けていた。

衝撃波で鼓膜が破れたり、肺に穴が空くこともあるからだ。


信長は満面の笑みで自慢する!

『余は満足である。どうじゃ!見たか!アマテラスよりも鬼丸国綱号の方が強いのじゃ!わーっはははは!』


この時、信長は知らなかった。右左が密かに船舶搭載型の弾道ミサイルを開発済みであったことを…。


後にこれを知った信長が未来の右左への書状にチクチクと愚痴を書くのは少し先のことである。

こうして、信長たちは天候にも恵まれて実にスムーズに日本へと帰国することが出来たのであった。


気の毒な現地人たちは信長のことをこう呼んだ。


【Il sesto re demone celeste】


和訳すると第六天魔王となる。

そのまんまの異名が世界に広がっていくことになる。


日本近海で、船団は各藩へと別れていく。

何故ならば津島港では収容できないからだ。


港では信長たちを迎えるために雅楽や伝統舞踊などが賑やかに行われていた。

信長は久しぶりの日本の大地に足を踏み入れた。

正親町天皇も豪華な自動車で安土桃山城へと向かっていった。


安土桃山城には、天皇専用の特別な部屋がある。

正親町天皇はそこにしばらくの間滞在する予定だ。

正親町天皇と信長は今回の征西について事後の取りまとめをしなければならないためだ。


信長は久しぶりの安土桃山城にご機嫌なのだが、あちらで見た西洋の城郭も作ってみたくてウズウズしていたのである。

誰に無茶ぶりがいくかはまだ決まっていない。

何はともあれ日本の形と世界の形は変化した。

そのターニングポイントに立ち会えたことに信長はある種の充足感を感じて心地よい疲れも感じていた。


『誰がおらぬか!』

信長は叫ぶ!!!


『ははっ!』

森蘭丸が馳せ参じた。


『今宵は凱旋の宴じゃ!いいか!城下町すべてのものに酒を振る舞え!!ぱーーっとな!』


城の櫓から太鼓が打ち鳴らされた!!


『祭りだ!祭りだ!』

話を聞いた下町のサブちゃんこと三郎平も大騒ぎしている!


こうして安土桃山城および城下町は3日3晩、織田信長の凱旋を祝う祭りに明け暮れるのであったとさ。



めでたしめでたし





つづく


やっぱりやらかしましたね!というわけで私、依田cyber良治は現在バスで金沢から東京へ向かっております。1日1話いけるとはおもいますが、バスの揺れでミスタッチが多くイラチーなので今夜はここまでとさせて頂きます。


※祝!ユニークユーザー様!! 10010名!!

読者の皆様!本当にありがとうございます。

槍の又左一代記をこれからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

8月3日で私は誕生日を迎え、49歳になります。

ちょっとづつ心を込めて校正と加筆修正作業を積み重ねて少しでも多くの読者の皆様に、槍の又左一代記を楽しんで頂けるように精進していきます。

応援よろしくお願い申し上げます。


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