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槍の又左一代記  作者: 依田cyber良治
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前田利家公の格闘センスの鋭さ

黙々と稽古をする前田利家公。

使命感を帯びて指導する前川今日子。

はたして加賀延命流伝承は成せるのか!?


(校正済み)

ここ最近の特訓を経て前川今日子は考えていた。

戦国武将の持つ悪い癖をどう直せば良いか?

その悪い癖とはいったいなにか?

それは敵に攻撃するときに…。


『えい!やー!とぉーーー!』


などと全てがテレフォンパンチのような、攻撃しますよー!というお知らせを敵にしてしまうことだ。


前田利家公はこれを直すのに2週間かかった。

今日子が利家に何度も繰り返し。


『それはやめろ!』


と何度言っても聞かないので、喉に拳を入れて喉を潰して話せなくしてやったくらいだ。


それから1週間ほど、利家公は話すこともできなかったので、心底懲りたようで。なんとか無駄な掛け声は出さなくなった。




良いところもある。

実に覚えが良いのだ!今日子はこれなら間に合うかも?と希望を抱いていた。


結果は加賀延命流伝承には至らないのであるが、これは後のお話しである。


『今日子殿、もう一度!もう一度お願いいたします!』

『お前、死地に立っているとわかってないだろう?』


今日子は複雑で単純な、早くて遅い攻撃を利家公に与える!


バタッ!


気絶する利家公。


バシャー!とバケツの水をかける今日子。


『くっ!何故だ!今日子殿!もう一度お願いいたします!』

『今度はお前が攻撃してみろ!』

『ははっ!』


利家公の最大級の殺気と怒気の込められた攻めが今日子に迫る!


今日子はいとも簡単にさばき、反撃する!


バタッ!

バシャー!


『おのれー!今日子殿!もう一度御指南お願いいたします!』

『お前は守りが弱い!攻撃はもう二皮むければいい線までいくだろう!良く見てさばいてみろ!』


今日子の攻めが利家公に迫る!


『今度こそは!!』


ドタンッ!


今日子は水を飲み、それからゆっくりとバケツの水をかける。


バシャー!


『はっ!!!』

『お前はやる気がある!しかし、加賀延命流の型の意味をきちんと理解していない!いいか!?時がないのだ!これにて稽古をいったん終える、夕食後食休みした後に加賀延命流の型を朝までひたすら意味を考えながら繰り返せ!』

『かしこまりました!御教授ありがとうございました!』



こうして、夕食を食べて食休みをして。利家公は秘密の稽古場に行った。


今日子は上下と晩酌を交わしながら、世間話を楽しむ。そして、お風呂を済ませて寝室へ向かった。





翌朝、右左の部屋に利家公は居ない。今日子は秘密の稽古場に向かう。


ザッ!シュッ!ダン!


今日子は稽古場の扉を少し開き中の様子を伺う。


利家公は一心不乱に加賀延命流の型を繰り返していた。今日子は考える…。


私が型の意味を教えるために倒されてみようかしら?と。


ガラガラ!


『稽古ご苦労!朝食の支度が出来ているから、湯を浴びて朝食を取り、寝ること!いいな!』

『はっ!!!』


利家公はダッシュで稽古場を出ていく出入り口で。


『ありがとうございましたーー!』と叫ぶと階段を登って風呂場へ向かって行った。


今日子は床を観る、汗の飛び散り方を観察するためだ。



『なるほどねー!槍の又左という異名はそういうことだったのね!良いセンスしてるわ♪』


希望の兆しを見た今日子だった。


しかし、戦国時代の右左の2年は、令和の利家の2ヶ月とは未だ誰も知らないこと。


時間軸の流れの大きなズレ。

それが原因で結局、前田利家公に加賀延命流の伝承は間に合わないということも知らずに。


今日子はこれからの特訓メニューを真剣に考えるのでした。



成せないんですね…。


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