津島軍港
もう史実なんて知らないげん!と右左は自制心をとっぱらって開発研究を進めて行きます。そしていよいよ外洋へ!
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元来、織田家の交易港であった津島港に隣接する未開拓地を軍港及び造船所として整備した。
そこに70隻もの様々な最新鋭の戦艦が浮かんでいた。
流石に空母は厳しかったので各船には熱気球が搭載されている。長い強靭なロープで固定されているので、停船時の遠方の警戒は万全である。
模擬訓練として、九鬼水軍や村上水軍、河野水軍と共同訓練をしたら、とっても素直に配下に加わってくれた。九鬼嘉隆、村上武吉、河野通直などの海賊大将や海賊大名達の目がキラキラしていたのが印象的だった。
織田家に残すのは、各種艦艇20隻。
造船作業は続々と進んでいるので時期に艦数は増える計画になっている。きっと信長さまの天下統一の大きな力になるはずだ。
我らは50隻もの大艦隊でアメリカ大陸西海岸を目指す。
途中グアムとハワイを保護下に置く予定である。
僕は旗艦アマテラスに乗船する、全長200メートルもの大型艦だ。しかも黄金色に輝く旗艦である。その代わり他の艦は闇夜の様な黒であったり、海上で目立たない迷彩柄を施してある。
『錨上げー!』船長、前田慶次郎の号令が飛ぶ。
ギャリギャリギャリ
手旗信号と鏡でのモールス信号、煙幕弾の色や方向での全艦隊への指示を送る。
津島軍港から外洋へ出た我々は訓練通りの艦列を組む。
『ヨーソロー!』
『機関の出力上げー!』
万が一のために、帆船としての装備もある。
とりあえず景気よく快晴の海原を最速で進んで行く。
潮風が頬を心地よく撫でる。
『叔父きよ、こりゃたまらんね!』
慶次郎はご機嫌である。
海面を照ら陽射しの反射がキラキラと煌めいて美しい。
慶次郎と利家は令和の歴史では不仲説があったような気がするが。
前田慶次郎は、武力、胆力、人間味ある魅力と美貌が相まって、なせが見惚れてしまう男だ。
それにしても潮風が心地よい
本当に何事もなく…いやあるか。
艦隊には漁船や捕鯨船も加わっているのだか、見事に立派なクジラを仕留め、様々な海の幸を捕獲しながら、海原を快適に進む。
飲料水は、海水を蒸留して確保している。
同時に食塩も確保できて効率的な手法である。
するりするりと艦隊は洋上を進む。
天候にも恵まれあっという間にグアムに到着した。
望遠鏡で眺めてみるとなんか変なのがいるぞ。
スペインか?よし!排除しよ。
数隻のスペイン艦隊に対して50隻から、一斉に砲弾を放つ。
性能的には、有視界であれば絶対に命中できる性能である。
1分でスペイン艦隊全滅である。
令和なめんなよ!
水陸両用強襲艦で砂浜に上陸、圧倒的な火力で陣地を構築する。
そこへ、白旗を上げたスペイン人らしき男が歩み寄ってくる。
『止まれ!』スペイン語なんて知らないから日本語で話す。
あ、とまった!
『あなたはなぜ、スペイン語がはなせるのだ?なぜ一方的に攻撃をするのだ!』
おっとー。転生ボーナス発見か?
『お前たちはこの美しい地を植民地にするだろう、そのような身勝手は我が織田海軍が許すわけはなかろう』
『何をいう!我々は長い航海の末にこの島を発見したのだ、よって支配権は我々にある!』
僕は本当にめんどくさいなあと思いつつ。
『慶次郎!やつを捕虜にしろ殺すなよ!』
と命令を出した。
『楽勝』
有言実行、慶次郎は簡単に捕縛して見せた。
三角貿易、白い貨物と黒い貨物。その流れの根元を打ち砕く。
白い貨物とは、アメリカ大陸で生産される砂糖。
黒い貨物とは、アフリカ大陸からアメリカ、及び西洋列強へ運ばれるアフリカ人をそう例えている。
インドからは紅茶やスパイス。
東インド会社など誰が作らせてやるものか!右左は熱意に燃えていた。
願はくばアヘン戦争さえ起こせない世界秩序を信長さまと共に構築したいのだ。
その後スペイン側から多少の反抗はあったが、射程距離の違う銃では戦闘にもなりはしなかった。
そして、グアムの首長と会談する。
『今後もあのような、やからがこの島を荒らすであろう。配下になれとは言わぬ、有効条約と平和協定、日の本の織田海軍による安全保証条約を結ばないか?』
『わかりました。その条約と協定を受け入れましょう。しかし、そのような条約はそちらの負担にしかならないでしょう、よって我々からも武力に優れた海の男を何人か織田軍の配下に加えてくださいませ』
『よかろう、配下というよりは対等の同盟にしたい』
『利家さまは何と寛大な沙汰をされるのでしょう』
すると、首長の後ろから可愛らしい女性が現れた。慶次郎の姿をみて恥ずかしげに顔を赤らめている。
『利家さまの配下である慶次郎さまに、我が娘を嫁がせて頂きたく存じます。どうかこの願いを叶えてくださいませんか?』
『慶次郎、どうなのだ?』
『気に入った!』
慶次郎は戦国武将である血縁が武士の習いと心得ているのであろう。
その夜、身内だけでの挙式が行われた。
織田海軍は簡単な測量でグアムの地形はザックリと心得てるので、戦艦4隻を防衛のために残し、我々はハワイ島を目指す。グアム防衛指揮官には、木下藤吉郎を任命し残した。
そして我々は、漁業をしたり捕鯨を適度にしてアメリカ大陸へと近づいてきた。
嵐などを避けながら航海してきたお陰か無事に到着出来そうだ。
目視できる。いよいよだ!
僕らはいつかの時代ではカリフォルニアと呼ばれる海岸へ艦隊を寄せる。
果たして、どの様な出会いが待っているのか?
心ならずも現地人との戦闘だけは決して行わね!僕はそう胸に誓うのであった。
エクストリームだなあ。すっ飛ばし過ぎだし、人物の固有名詞無視やし…加筆修正しました。どう調べてもわからないものは気持ちよくスルーさせて頂きました。
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(校正二回目)【三度目の正直なるか?】




