表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
槍の又左一代記  作者: 依田cyber良治
PR
49/165

神罰

神様も必死です。


(校正済み)

僕たち一行は、それから特筆すべき事件もなく快適な航海を続けていた。日本、明、ロニモたちの地に作られた造船所から千隻もの援軍が追加されて海を埋め尽くす勢いだ。それだけではない、白鯨をリーダーとした海の仲間たちも僕たちを先導するように泳いでいる。


その光景は日本神話に登場する、神武天皇の東征のおりに高皇産霊尊(たかみむすび)によって遣わされたヤタガラスの逸話を思い出してしまうものであった。


いつか、新たな神話として正親町天皇の西征に白鯨たちが登場するかも知れない。

この光景を眺めてそう思う僕であった。

周囲の者が僕の体調を案じるように気を遣ってくれる。

最近は頻度が少なくなったが気絶すること度々あったから当然といえば当然であろう。

僕は慶次郎を筆頭に周囲に余計な心配をさせないように気丈に振る舞うことに決めていた。

父と母に鍛え上げられたこの肉体と精神力に自信を持っていたし気弱になっていられる状況でもないのだから!




ジョアン三世の待つ港は、ポルトガルのポルト港である。

確かポルト港からイギリスに輸出されたワインがポルトワインからポートワインの語源になったはずだ。

僕は見たことのない世界の文化を目に出来ることに期待を膨らませていた。


旗艦鬼丸国綱号と僕のアマテラスの二隻のみをポルト港に停泊する。

沖合に停泊中の我が艦隊の主砲はポルト港全体を射程距離におさめている。先方は知らないのは当たり前です安心しきった顔で僕たちを歓迎ムードで出迎えてくれる。


フランシスコ・ザビエルの案内によりデッキから階段を降ろし港へと足を向ける。もちろん護衛は完璧にしてある。


フランシスコ・ザビエルが先頭、次に僕。そして信長さま、正親町天皇、慶次郎と並び、周囲を甲賀、伊賀、風魔の忍び衆がぐるりと警護している。

完璧なSPの配置である。


港では盛大なファンファーレが鳴り響き赤い絨毯、レッドカーペットが敷かれている。その向こうに王冠を被ったジョアン三世が凛々しい姿で我々を迎えてくれている。


フランシスコ・ザビエルが、港に足を一歩触れた時!


ビューーーン!!!


と矢が飛んできた、いやほぼ無音なんだけどそのくらいの勢いにしておきます。


僕は矢を見詰めていた、狙いは誰なのか?

やはり正親町天皇へと向かっているようだ。

僕は何の心配もしていない、忍び衆を鍛え上げたのは僕自身だからである。


伊賀の忍びが矢を手で掴んだ。並行して他の数名の忍び衆が矢を放った者を取り押さえて猿ぐつわをし自害防止をする。

あっという間の刹那の風景であり瞬く間の瞬間の出来事であった。


僕は伊賀の忍びに話しかける。

『矢じりに毒はついているか?』

『そ、それが利家さま…弓矢全体にど…毒が…ぐはあ!!』

『おい!大丈夫か!メディック!メディック!』

船内から船医が降りてくる、そして忍びを船内に運んで行った。


僕は信長さまに言う。

『一度船内にお戻りください!第二の攻撃が予想されます!』

『で、あるか』


フランシスコ・ザビエルと僕を残して全員が鬼丸国綱号へと戻る。


僕は、矢を放った刺客に近づき点穴をする。自白のツボである。


『おい、誰の命令だ?ジョアン三世か?』


ジョアン三世は首をブンブン振ってちがうちがうとアピールしている。


『言え、殺したりはせぬ!』


刺客は虚ろな瞳で語る。


『か、家族が人質に…と…捕らわれて…いて、ローマ法王の…ローマ法王の命令…には逆らえ…な…くて…。』


なんだって!?ローマ法王?バチカン市国が?


僕は悩む、そして困ったときの神頼みである。

僕は心から祈り天照大神様とのコンタクトを試みる。


アマテラスさま、アマテラスさま!


ふわーっと神気が立ち込めて僕を包み込むのがハッキリと感じられる。


はい、右左くん全部見てたし聞いてたわよ!


天照大神様!本当に話が早くて助かります!


今ねガブリエルが証拠を掴んだみたいだからね、バチカンに神罰を下すことが決まったの。今からね、ショロトル、トラロック、ママラガン、アマディオハ、ペレンディ、セト、サラピタ、ラシャプ、キュクロープス、ゼウス、トゥパ、ゲブレイジス、タラニス、ホラガルレス、コキジョ、ペルーン、アラメイ、ソヴィオソ、雷父、雷公、天満大自在天神、火雷電気毒王、アクトジン、ジベルスイウルドス、アヂスキタカヒコネ、スサノオ、建御雷(たけみかずち)火雷大神(ほのいかずちのおおかみ)、雷神、ムルング、インドラ、ウッコ、ペルケレ、アザカ・トンネッレ、テシュブ、トール、カハイ、ハイキリ、ナン・サプウェ、ターワキ、テ・カナプ、テ・ウイラ、チャク、シャンゴ、ハオカー、ペルクナス、スムマーヌス、ユーピテル、ここらは女の子よ、カドル、電母、ペレ、ワイティリ、オヤ、フルゴラとあとはね!


天照大神さま、多すぎてとても覚えきれませんよ!


そう?仕方ないわね天使や大天使もいるけど省略するわ!


そうしてくれると助かります。で、そんな神々の大軍勢でどうされるのですか?



うふふ♪世界の雷の神で大規模魔術をつかって大規模な神罰を下すのよ。


ローマ法王はどなたか神々とお話はされなかったのですか?


僕は心から救済の道が無いか模索する。


今回はミカエルが事前に説明したわ…でもね、権力を持ってしまうと新たな強大な権力を恐れる気持ちには勝てなかったみたいね。


僕はこの神罰で無実の犠牲者が一人も出ないように天照大神様に懇願する。


天照大神さま、なるべく無実の罪の被害者を出さないようにお願いいたします。


本当に右左くんは優しい子ね、皆にちゃんと言っておくわ。







そう言って天照大神様との念話は終わった。

僕はその旨をジョアン三世に丁寧に伝えた。

『はじめまして、前田利家と申します。神々からのメッセージをお伝えします。バチカンへ天罰を下すとのことです。予定していた会談ですが、現地からの情報が入り次第に予定を立て直しませんか?』


真っ青なジョアン三世は言う。


『そうしたほうが、良さそうですな。では、お互いに連絡だけは取り合うことにしましょう』

『はい、賢明なご判断ありがとうございます』


そうして、僕とフランシスコ・ザビエルは鬼丸国綱号に戻った。


こちらからも僕を指揮官に1個大隊をバチカンへ差し向けたが、数週間して現地へ到着すると…。



バチカン市国は大きなクレーターになり跡形も無く、海水が流入して大きな湖のようであったそうだ。残念ながら僕たちで神罰の現場を見たものは僕達以外いないのであった。


僕は思うのであった。

やっべーな。

この絶対的な暴力に僕達の格闘技って意味あるの?


僕の感想はそれ以上思いつかないほどの形容しがたいバチカンの惨劇であった。


本当に神罰って恐ろしいな。

気を付けて言動しないといけないな。


我が艦隊に信長に正親町天皇にも注意喚起せねばと思うのであった。




指が!指が付かれるううう!というくらい世界の神様の名前を入力しました。


ブックマークよろしくお願いします。

出来れば感想も。

高評価なんて頂けたら大喜びしちゃいます!


小説を読もうにログインされてない方でも『勝手になろうランキング』は押せますので何卒宜しくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ