アルよ、君は世界への架け橋なのか?
酒豪ぞろいで、利家さま不機嫌です。
私はママと相談してある程度のメニューを決める、腹ペコのブラックホールと化した者がひとりいるので、最初に握り寿司の松を8人だけど9人前、もちろんジャックのためだ。それと生牡蠣を人数分適当にお願いした。
右左と明日子さん以外は生ビールスタートだ!
私達夫婦は酒豪で意気投合し恋に落ちたので、今夜はガンガンいこうぜ!という気分である。お財布はママに任せてある。
『『『かんぱーい!!チアーズ!!』』
『おかわり全部ください!』
『かしこまりました!』
ジャックは異常な闘志をもやして飲んでいる!
生ビールを1人10杯ほど飲んだら日本酒へ。
面倒なので一升瓶で頼む。
QUIからの流れなので菊姫か手取川、どうしようか?私が悩んでいるとママが。
『ちょっとまってね!女将さーん!』
女将さんは日本酒にとても詳しいのだ!
『はーい!今、一升瓶でお出しできるのは…黒龍ですね!』ブラックドラゴンである!実にこの場にふさわしい!
『それ、2本ください!』
『種類変わりますけどよろしいですか?』
『はい!望むところです!』
結局、一升瓶5本を飲んだ。
ほろ酔いである。
ママもほろ酔いだろう。
ジャックはぶらんぶらんしながらまだお寿司を食べてる。
アルは水槽の魚や貝を全種類刺身で頼んでいた。
利家さまは成長期だけにどんどん食べる。
そして不満そうだ。
『利家さまどうされました?』
『パパ、僕は元服してるのにどうしてお酒を飲んではいけないの?』
『今の日本の法律で決まっているからですよ』
明日子さんが利家さまに声をかける。
『こんど法律の勉強もしましょ?』
『法律とは法度のことであるな、よろしく頼む明日子姉さん』
通訳を通してアルが話す。
『アルが言っています。明日子さんと依田さんをラスベガスに招きたいと。もしくは豪華客船で世界一周をしながら、世界の神話を語ってみてはどうかと?』
依田氏が目を輝かす!
『ぐっ!アイディア!』
明日子さんは悩ましい表情だ。
『ちょっと長期間の外出は難しいわね』
アルは残念そうだ。
さらに通訳を通してアルが話す。
『アメリカのテレビ局をこちらに呼ぶから特集を組ませてくれないか?』
明日子さんは考える。
『それならいいけど、日本神話?』
アルは言う。
『最初はそれがいいだろう、契約成立だな』
明日子さんは言う。
『依田くんはどう思う?』
依田氏は笑って。
『アルさんは世界のエンターテイメントを見ているはずだよ。明日子さんと僕の演目が彼の審美眼に認められたなら大丈夫じゃないかな?』
アルは笑顔で話す。
『ミスターヨーダ!君の意見は正しい!』
とりあえず、明日子さんと依田氏はチャンスを得たようだ。
そして…。
『右左くん、今度は日本でジャックと対戦してくれないか?リベンジマッチだ!』
『僕は良いよ、けどジャック鍛えないと意味ないと思う』
WWB世界王者をつかまえて辛辣なセリフを敬語で話す、14才。。。
ジャックは言う。
『つーかね!俺はね!ここの、ヒック!寿司が旨いから日本から離れたくないんだ!ヒック!』
完全に出来上がっている。
アルはまだまだ話す。
『この、寿し居酒屋だいだいラスベガス店を作りたいから、フランチャイズ契約を結びたいそうです』
これは、私達では対応出来ないな。
ママが女将さんを呼ぶ。
『え?フランチャイズの権利ですか?ちょっと待ってくださいね!』
店長がやってくる。
『店長の前田です。はじめまして。お話の流れがわからないのですが?ラスベガスですか?』
『イエス!』
通訳さんが話す。
『ちゃんと契約を成立させたいので時間をくれないか?と言っています』
『こんどの日曜日はゴルフなので、来週の日曜日でも大丈夫ですか?』
通訳がアルに話す。アルはニヤリとした。
『ユーはゴルフ好きなんだね!僕も好きだよ!来週の日曜日ゴルフしながら話そう、終わったら最高のディナーに招待する』
『あー、わかりました!来週の日曜日、あ、通訳さんお名刺ありがとうございます。え?徳川玉姫さん?わかりました!連絡します!』
こうして、打ち上げは終了した。ママとアルのお会計バトルが始まったが、ここはアルが勝利した!え?ママが負けるってある?
のどぐろ、白子焼き、このわた、ブリかま焼き、メニューのほとんどを制覇した私達はぶらりぶらりと犀川河川敷を歩いて帰るのであった。
僕が僕の小説で僕のことを書くチャプターでした!
寿し居酒屋だいだい!最高ですよ!
(校正済み)【三度目の正直なるか?】




