走る時は障害物に注意しましょう。
どうも、何故か授業中で誰もいない廊下を走り回っている宮本 藍です。
え、何故授業に出ていないのか?って
大体は某はーたんだと、予想はつくと思いますがやっぱり大声を出して言いたい
なんで、こうなったああああああああ
事の始まりは10分前であった。
「おい、宮本。前田は何処に行った?」
「えーあーそのー・・・」
まさか、浮気の濡れ衣を着せられて学校中を走り回っている、なんて言える筈もなく
「分かりません」
「えーでも宮本さんはーちゃんと一緒に登校してたじゃん」
「そうなのか?」
あのクラスメートAめっ・・・
よくも告げ口してくれたな
そっとクラスメートAの方に目を向けるとAは意味ありげに微笑んだ
え?なにその笑み、怖い
「それじゃあ、宮本は前田を探してきてく...
「佐江ちょっと待てやー!!」
「佐江たん待つでござるー!!」
先生の声を遮って聞こえたのは・・・
世にも恐ろしい怒号でした。
いや、まだ追いかけっこは続いていたのね・・いい加減諦めなさいよ
全員が唖然とした表情を浮かべるなかで、そっとため息をついた。
「えー・・・状況はいまいちよく分からんが、前田が居たことは解った。
宮本、連れ戻して来てくれ。」
「嫌です」
「いやー頼むよ。このままじゃ、他のクラスにも迷惑がかかるから。ね?」
「・・・・・分かりましたよ。」
確かに先生の言うことも一理あるので渋々頷くしかなかった。
そして今に至る
いやいや、これ私が行かなくてもいいよねっ!?
そうだよね!?
何度目かわからないため息をつきながら怒号が響いている廊下を走った
とりあえず、声を頼りに前田たちの居場所を探ろうとするが、全然分からない。
ただ、一つ言えるのは、
「上に登って行ってるわね」
と、いうことなので先回りしようと思う
そう、この学校にはエレベーターが設置されているのだ!
いやー本当に便利。
「屋上まで登ってから降りていけばいいか」
その方が効率が良いし。
そんなことをつらつらと考えていたら体の浮遊感が無くなって最上階についた。
よし、ここへ来るまで待つか・・・
と、エレベーターから出た瞬間・・・!
「ちょっとどいてえええええええええええええ」
何か大きな声が聞こえたと思ったら体に大きな衝撃に襲われ、バランスを崩してその場に倒れ込んだ
そしてその上に重みが加わった。
「あうっ!!??」
どうやら、走っていた誰かがぶつかって来たようだ
「すみません・・・あ。」
佐江たん捕獲。
「藍たん、ナーイス!佐江たん見つけたでござるよ!」
前田発見。
「佐江、あんたどういうことなの・・・」
美紀ちゃん追いつく。
もうひと悶着ありそうです・・・。
*学校で走ってはいけません☆
お久しぶりの更新です
もう、「お久しぶりの更新です」が毎回の挨拶になりそうです。