表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/9

皆が本音を言ってる訳ではありません。

どうもこんばんわ、教室のドアの前で突っ立っている宮元 藍です。

何で突っ立っているかって?


また教室に入れないのです

なんなんでしょうこのデジャブな感じ。

あの時は朝の出来事でしたけど今は放課後です。

ちょっと違うよ!!

まぁ、どっちでもいいか。


あ、もちろん原因は前田 羽月です。

いや、直接的な原因じゃないけど間接的には関わっていると言うか・・。


簡潔に言いますと前田羽月が今時風の子に絡まれています。

本当にそんな事があるんですね。

うわっ、今時の子机を蹴り飛ばしたよ

早く帰りたい・・・。


『早く帰れよ』ってツッコミが聞こえるような気がするけど無理です。

だって私の鞄があの教室に置いてあるんですもん。

ちくしょう!!職員室に鞄を一緒に持っていけば良かった・・・


そんな訳で私、宮元 藍は帰ることが無理なのです。

どうしようかしら、あの子頭に血が昇ってるよな。

絶対に当分終わりそうにないし・・・何処かに避難しよう、うん。

 

すまんな前田羽月。

私は図書室に避難することにするよ。




    数十分後



さて、流石にもう終わってるよね・・?

話し声も聞こえないし。


 ガラッ


「あ、藍たーん!!さっきはーちゃん酷い目に合ったんでござるううう」


「どうせ、怒らせるような事したんでしょ」


と、言ってちょっと考えた。


(前田 羽月は何で絡まれたの・・?)


ぶっちゃけ前田 羽月はオタクだがクラスの中心人物だと言っても過言はない。

ちょっとキツめな顔立ちにオタクと云うギャップが、クラスメイトに受けているし、

それに頭の回転も良い方だから普通の会話でも楽しいらしい。(友人談)


「はーちゃんは美紀ちゃんなんか怒らせるような事しないでござる!!

 美紀ちゃんは誤解してるでござる!!!!」


ぶつくさと言い始めたので仕方無く聞いて分かった事が一つ。


(私のダーリンを前田 羽月が取った!!!by美紀ちゃん)


「はーちゃんは美紀ちゃんの彼氏さんなんか知らないでござる!!」


「でも、美紀ちゃんの友達はあんたと歩いている姿を見掛けたんでしょう?」


「はーちゃんは三次元の男は興味ないでござる!!

 何のために女子校に来たと思ってるでござるか!?」


うん、すごい説得力がある。

それじゃ、もし前田 羽月の言うことが本当なら・・・


「美紀ちゃんの友達が嘘を教えたに違いないでござる!!」


と、云うことになりますよね。

まぁ、なんで嘘を教えたかは分からないけど・・。


「絶対に理由を聞くでござる!!美紀ちゃんと約束しちゃったでござる!」


「え、そんな約束したの?」


「したでござる!!はーちゃんの潔白を証明するのでござる!!

 藍たんも協力してくれるし」


「!?」



はぁ・・・

宮元 藍。大変な事に巻き込まれました。


お久しぶりの更新です。(`・ω・´)

さて、前田 羽月の潔白は証明できるのでしょうか・・?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ