第12話:イケメン妻のプロポーズ
ある満月の夜、シリル(美咲)は啓介を城のバルコニーに連れ出した。シリルは鎧を脱ぎ、白いシャツ姿になり、啓介の前に跪いた。
「啓介。あなたは私の夫。でも、男になった私から、改めてプロポーズさせてほしい」
シリルは、啓介の頬を優しく撫で、真剣な眼差しで見つめた。
「佐々木啓介さん。私は男の姿になっても、あなたを愛しています。これからも、この異世界で、私の夫として、私を愛し続けてくれますか?」
啓介は、涙ぐんだ。目の前には、かつての妻の魂が宿る、世界一のイケメン騎士がいる。
「当たり前だ、美咲。男でも女でも、騎士でも主婦でも、俺はお前を愛してる。永遠にな」
啓介はシリルを抱き起こし、深くキスを交わした。イケメン同士の、真実の愛のキスだった。
アルベール(啓介)とシリル(美咲)は、異世界で「天才騎士と聡明な文官」という最高のバディとして名を馳せた。
彼らの愛は、「男と男」「妻と夫」という境界を超え、真実の愛として周囲に認識された。周囲の貴族たちは、シリルが女性の姿ではないことに戸惑いつつも、「あの二人の愛は、性別を超越している」と伝説にした。
そして、娘のリリアンヌ(莉子)は、父と母の物語を「薔薇と剣の輪舞曲:真実の愛ルート」として、この世界で広め始めた。
啓介は、妻子とイケメンに囲まれ、賑やかで平和な、最高の第二の人生を謳歌するのだった。
「俺の人生、BLゲームの世界で、妻に逆ハーレムから救われるラブコメになるなんてな…」
啓介は、隣で眠るイケメン騎士の妻の額にそっとキスをした。




