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第11話:モテ磁場の消滅と周囲の反応
モテの磁場が消滅したことで、攻略対象たちはアルベールへの関心を失った。彼らは、まるで催眠術から覚めたかのように「なぜあの平凡な男に夢中になっていたのだろう?」と戸惑った。
啓介は安堵した。これで、サラリーマンとしての平和な生活が戻ってくる。
しかし、シリル(美咲)だけは違った。
「磁場が消えても、私はあなたを愛しているわ、啓介」
美咲は、啓介を抱きしめた。その愛は、BLゲームの強制力とは無関係の、純粋な夫婦の愛だった。
この危機を乗り越えたことで、啓介、美咲、莉子の家族の絆は、異世界でさらに深まった。
娘の莉子は「パパとママの愛こそが最強の攻略法だった!」と、この結末を「究極の愛憎劇」としてスケッチブックに記録し、満足した。
シリル(美咲)は、騎士としての能力を活かし、啓介のモブ貴族としての地位を「国に貢献する優秀な文官」へと昇格させた。
「あなたを凡庸なモブにはさせておかないわ、啓介。最高の夫には、最高の舞台が必要よ」




