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プロローグ

グランデ帝国は、大陸の約三分の二を領土とする、広大で豊かな帝国である。その歴史は古く、起源はおよそ二千年前にまで遡る。 この国の土地は魔力に満ちており、生まれ持った魔力の量や属性の数に個人差はあるものの、平民から貴族に至るまで、すべての人が魔法を使うことができた。 魔法の属性は、光、闇、火、水、氷、土、風の7つ。人は自らが持つ属性の魔法しか使うことができず、生まれた後に新たな属性を得ることはできない。また、魔力量や属性の多さは遺伝するとされており、高位貴族は強い血統を保つため、同じく魔力に優れた家系との婚姻を重ねてきた。 中でも、帝国内で最も大きな影響力を持つのがクロンセチア公爵家である。


その名門中の名門、クロンセチア公爵家の長女として生まれたのが、メアリー・クロンセチア。淡いピンク色の髪に、クロンセチア公爵家の者である証とも言える、透き通った水色の瞳をしていた。幼い頃から魔力量が多く、またとても美しかったため、誰もがメアリーの将来に大きな期待を寄せていた。

だが、時は流れ、メアリーが5歳の時、長男のフラメル・クロンセチアが誕生する。父親譲りの銀髪に、水色の瞳をした、とても美しい男の子だった。長男という立場もあってフラメルは公爵家の正式な跡継ぎとされ、さらにメアリーよりも高い魔力量を持って生まれたことで、両親はすっかり彼に夢中になった。帝国中の人々も皆、フラメル・クロンセチアの名を口にし、その才能を讃えた。一方、メアリーは「影の花」と囁かれ、次第にその存在感は薄れていった。

はじめまして。初投稿です。

前置きなので、プロローグはとても短いです。ごめんなさい。

これから、できれば毎週月曜日に投稿できたらと思うので、よろしくお願いします。

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