表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/98

プロローグ

一口のコーラから始まったSFポンコツ冒険譚。楽しんで頂ければ光栄です。

 遠き昔。この世界がまだ星のない空と、石の塔と、朽ちた砂しかなかった頃に二柱の神が降り立った。


 白き神【デウス】と、黒き神【ファデス】


 二柱の神はどちらが世界を擁するか、どちらがより正しき神であるかと七日七晩に渡って激しくぶつかり合い、戦いを制したのは白き神(デウス)だった。


 白き神(デウス)は三日かけて世界の礎を築き、その身を裂いて世界に生命の種【イリアステル】を撒いた。生命の種(イリアステル)は地に触れると共に芽吹き、草花、虫、獣、そして白き神(デウス)に似た白き子【エルシート】へと姿を変えた。


 新しき世界の誕生を見届けた白き神(デウス)は大樹【セフィロト】へと姿を変え、永き眠りに就いた。


 だが、黒き神(ファデス)も命尽きる前に白き神(デウス)の子らを滅ぼすべく、その身から黒き子を生んだ。黒き神(ファデス)から生まれた黒き子【ファンタズマ】は白き神(デウス)の子らを憎み、彼らを襲って肉を食らった。


 凶暴で力の強い黒き神(ファデス)の子らに脅かされる白き神(デウス)の子らは、大樹(セフィロト)に祈りを捧げた。


 祈りを聞いた白き神(デウス)は長き眠りから覚め、我が子らを救うべく大樹(セフィロト)から10人の大天使【セフィラ】を生んだ。


 白き光を身にまとった大天使(セフィラ)は全てのエルシートに神の力を分け与えた。


 眷能【ギフト】。白き神(デウス)の子らに与えられた、神の力の一欠片。その力でエルシートはファンタズマを退け、黒き神(ファデス)の子らを昏き大地の果てへと追いやった。


 ファンタズマに勝利したエルシートは大樹(セフィロト)の祝福が満ちる白明の丘に郷を造り、白き神(デウス)の使い大天使(セフィラ)に見守られながら長く続く平和な時代を築いた────……



 それから、幾千の時が過ぎた日。


 天まで届く大樹(セフィロト)が見守る世界【デウスフィア】で、白き神の子ら(エルシート)の末裔【エト族】は暮らしている。


 幾百を越える多様な獣、時と共に種と郷を分かった数多の亜種族、白きデウスが授けた幾重もの祝福……


 そして、遠き昔から遺る石の塔、【遺跡】から得た旧き恩恵と共に。




 ────我らが子らへ。我らの星と、願いを託す。


この物語に興味を持って頂いて本当にありがとうございます。


もし気に入って頂けたなら、ブクマ登録などして頂けると幸いです。


わちゃわちゃしたお話になりますが、よろしくお願い致します!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ