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0007魔元帥バルーラ

それから俺は豪華な部屋に通された。

 俺のテンションはだだ下がりで元凶である聖剣をにらみつける。

 まじでどうしろというんだ!

 触れているたけで死にかけるやばいものを強制的に戦闘のたび手にするのかよ……どういう無理ゲーだよ……こんなのスライムと5、6回エンカウントするだけで終わりじゃん……正直これぶっ壊してえ……でも歴代最強の魔王と言われている俺を触れただけで追い詰めるやばいものを壊せる気がしねえ……仮に壊せたとしても魔王倒せなくなったらもう元の世界に帰れないかもしれない……それに壊した時中の力が一気に噴き出して来たらそれもやばい……それに使えないのは帰還の魔法だけなのか? 後で実験しないといかんな。

 効果と威力のえぐい最上位魔法は暫く封印だな。

 あーもうどうにでもなれ! 

 俺は鎧兜をアイテムボックスにしまい危機が近寄れば自動で術者に教えてくれる結界を3枚貼る。

 一枚は魔法の無効化、二枚目は物理攻撃の無効化、最後の結界は毒や薬物などのステータス異常無効化の結界だ。

 力が全ての魔界において寝首をかくことなど常套手段で、寝首をかこうとされることが力が認められた証とする一族までいる程だ。

 考えても仕方ないもう寝る。

 我々言って疲れたいくらいつもの癖とはいえ魔王にふさわしい態度は疲れる……そのまま俺は瞼の深い闇に落ちていった。

 ◇

 「魔王様ご報告があります先ほど召喚された勇者の確保に向かった6人衆の一人滅炎のルーブが配下の1025頭のワイバーンとともに消え去りました……」


 紫煙立ち込める部屋漆黒の祭壇漆黒の神官はそう言葉を放つその先に浮かぶ深淵の闇の塊はうごめく。


 「どうやら強力な魔法で倒された模様です……」


 再度深淵の闇の塊はうごめく。


 「ワイハーンの死体は一つも残っておりません……おそらく勇者が回収したものかと思われます……この闇の魔力の宿る肉体器としては最上かと早速勇者の行方を追わせます。これで魔王様の力のうち2つの存在は確認いたしました。心技体魔4つにわかたれ器を残し異世界に散った4つの魔王様の力が全てそろうのは時間の問題でしょう」


 深淵の闇の塊はうごめき漆黒の炎をまとう。


 「了解いたしました魔王様。魔王様の願いこの魔元帥バルーラこの命に代えてもかなえて見せましょう!」


 

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