表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/7

0001最強魔王勇者として召喚される

「よくぞ召喚に応じてくれました! 異世界の勇者様!」


 「勇者? いや我は……」


 俺の目の前には煌びやかな衣装を身に着ける若い女性。

 人間でいえば20前後といった歳の女性で優雅な立ち振る舞いと気品からしておそらく人族の貴族か王族だろう。

 顔は人間にしてはエルフやサキュバスには負けるが整っており十分美人といえる。

 下には魔法陣が描かれ女の後方に控える白ローブを纏い顔を白布で隠した男か女かわからない数人の神官らしき人間。


 「今このライル大陸は魔王の軍勢の脅威にさらされています! すでに大陸の国々の半数が滅ぼされ連合軍の戦況は芳しくありません……そこで我が王家秘伝の勇者召喚魔法で勇者様を異世界からお呼びしたしだいなのです!」


 「だから我は……」


 「最初に謝っておきます! 勇者様が元の世界に帰る方法は一つだけ! 役目を果たす事! つまり魔王を倒すことだけです! それ以外に帰還方法は存在しないといわれています……」


 「だから! 我は!」


 「魔王城の結界の解除には全ての幹部6人衆を倒す必要があり、この大陸各地に散った6人衆の居場所は残念ながら掴んでおりません……勇者様にはこの大陸を巡り6人衆を打倒することを当面の使命とさせていただきます! 断るならば新たな勇者を召喚するだけです! ただしその場合使命を放棄したとみなされ新たな勇者が魔王を討伐しても元の世界には二度と戻れません!」


 「だから! 我は!」


 「お断りになると?」


 この尼! 人の話聞くきがないな!

 頼み事というより脅しじゃねーか!

 それより!


 「それより大事な事が一つある! 我は魔王ラインハルトだ! なんで魔王の我が魔王を倒す必要がある!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ