現実世界はオナホールと共に
これは実話です。
日常の中で変化とは唐突に生まれるものであろう。
前触れもなく唐突にそれはやって来るのだ。
勿論変化が訪れるにはきっかけがいるのだがそのきっかけというのは日常の中のほんの些細な事でありその小さいきっかけがいくつも収束していきやがて大きな変化へと繋がる。
私達は普段その小さなきっかけを見落としてしまうために大きな変化が突然に訪れたものだと錯覚してしまう。
ここまで来れば察して頂けると思うが私も今回小さなきっかけにより大きな変化を体験してしまったと言うことだ。
今回の事件の発端それは母を車の後部座席に乗せてしまったことにある。
その経緯は単純なもので「駅まで送って欲しい」
そのように頼まれたから車を出した。そして後部座席に母を乗せた理由それは “人が乗せられるほどに助手席が片付いていなかった”からである。
この助手席が片付いて居なかった事それこそが先程あげた小さなきっかけと呼ばれるものの1つに挙げられる。
ではそのきっかけどのように私に変化をもたらしたかだが簡単に言おう。
後部座席にあったオナホが親によって発見されてしまったのである。
後部座席には私は基本的に荷物を置かない。
私は後部座席に入らない。
よってこの車の後部座席はなにが存在するか分からないパンドラの箱となっていた。
否
そもそも何も存在しない筈であった。
アイツを後部座席に乗せて居なければ
話は過去に遡る
私はこの事件の数日前に友人達と集まるBBQに参加していた。
私達の界隈にはオナホジャンケンというジャンケンがありBBQ参加者の1部がオナホを購入していた。
オナホジャンケンとはなんなのか?
それを知らない人はその事が気になるであろう。
しかし今回はその説明は省かせて頂く。
なぜならオナホジャンケンは行われなかった。
何故行われなかったのかと言うとBBQの主催である男がオナホを破壊したからである。
しかし余程オナホジャンケンをしたかったのであろう。
男に破壊されたオナホを用意してきた男はいつの間にか別のオナホを用意していた。
しかしオナホジャンケンは行われずに時間は経過した。
BBQが終わり暑い為川に行きそこで遊んでから解散しようとその流れになった。
車持ちは殆どが自分の車を出し車がない人はそれに乗り込んだ。
そして彼は乗り込んだのだ。
私の車に
大事そうにオナホを運びながら
完全にオナホジャンケンの事が頭から抜け落ち完全に油断していた私は簡単に車内へのオナホの潜入を許可してしまった。(後に車内に潜入したオナホに私の息子が潜入するのは皮肉な話であろうか?)
川で遊び溺れそして流されそうになりながら私達は川を楽しんだ。
オナホの彼も川を堪能しとても疲れた様子であった。※彼の事は以下アホと略す
川で遊び終えたアホは私の車の中に荷物を置いていたようで荷物の回収と共に着替えを済ます。
しかし彼は大事なものを私の車の後部座席に置いて行った。
それがオナホである。
アホは帰りの方向が私とは別方向である。
その為私の車ではない車に乗り帰る事となった。
私はアホでは無い別の友人を乗せて帰路に着いた。
そう“後部座席”に
彼は後部座席に乗っていてオナホの存在を認知していたはずである。
否
確実に後部座席のオナホの存在を認知していた。
確信犯である事は後にTwitterを見て理解した。
そのツイートこそがこれである。
ただいまです(´・д・`)
BBQ楽しかった!疲れた、でも今夜起きなきゃ~あ、オナホ忘れた←いいや、お疲れ様
オナホ忘れたって思いっきり言ってんじゃねーか!!
いいやじゃねーよ!!
俺の車に忘れたならその事言えよ!
完全に黒幕である。
とこのように黒幕にまんまとハメられてしまった。
その事とはつゆ知らず私は後部座席に母を乗せてしまったのである。
山のようにドンと構え決して動かない姿勢を見せる守護神かのようにゴロンと佇むオナホは直ぐに母に発見された。
「なにこれ?」
母はオナホを手に私に問う。
「あっ」
空間を切り裂く雷光のような私の手がオナホに伸びる。
そしてオナホを掴むと素早く片付いていない助手席に投げ込んだ。
「友達の忘れ物!!」
私は間違ったことは言っていない。
沈黙を保ちながら私は駅に親を乗せ運んだ。
どうせ使うことになるであろうオナホを快楽を想像しながら
オナホじゃなくてTENGAだわこれ