前へ目次 次へ 12/25 未来行き特急 線路の継ぎ目の度体が浮かび落ちた がたんごとん 疲れた 隣の彼女は眠りこけてしまった 肩に寄り掛かる彼女の顔は、窓から差し込む斜陽に赤く染められていた ふと、車内に掲げられている広告が目につく 空よりも今に目を向けよう! 宇宙に熱狂していた人々を戒めるかのような言葉 宇宙ばかり見ていた身には辛い 泡末と消えた夢の世界 彼女も現実主義だ 夢を見る前の地に足つけて 夢を隠してからは人生上手くいっていた だから寝る 今この時だけ夢を見る為に