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本気でお粥ミッション  作者: 理峰 つくし (おさみね つくし)
プロローグ

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3/8

オカンとお粥

 オカンに残された歯が数本しかない事を知ってから、私はお粥を作って渡す決心をした。このままでは、オカンの体力は損なわれて行くばかりでジリ貧だと思ったから。


 その考えを後押ししてくれたのが、私の通っている病院の先生だった。

 大きな固形物を避け、栄養を摂れる状態にする為にお粥を作る事にしたと告げたら、大きなミッションを頂いてしまった。


 ー気付いたら最後自分の仕事ー

 何処かの標語にあった気がする。


 お粥を炊くと言っても、オカンは糖尿病だ。


「先生、糖尿病でお粥だと、お米の糖分吸収が強くなってしまいませんか?」

「そうだね。強くなるよ」

「じゃあ、ロカボ(糖質を少なくする処理)炊き?」

「貴女、いろいろ資格持っているんだから、今までの経験全て駆使して頑張りなさい」


 先生はいつも、心が苦しかったり辛かったりした時に、いろいろな可能性を広げる道をあの手この手で示してくれる。

 私の勉強した事は無駄じゃない。今こそ試せる機会だと、背中を押してくれた。



 幸いにして、人生の師とした先生の1人にシェフがいる。このシェフから徹底して習ったのが火加減と塩加減、そして素材に向き合う心だった。

 その後、様々な経験を積んでいろいろな事ができる様になっていたが、自分のやってきた事と持っている知識を、資格を取る事で裏付けした方が良いと、先ほど話した病院の先生に後押しされて、薬膳・野菜・発酵について3つの資格を取った。

 これら全てを使える機会だと言ってくれたのだ。


 オカンに美味しく食べてもらう為にも、ここは奮起(ふんき)して頑張るしかない。


 その日から、咀嚼(そしゃく)困難(こんなん)に対応して、お粥のロカボ炊きによる、免疫力、体力、栄養、薬膳(素材による身体への良い影響)を考えた料理が始まった!


 私は結構ズボラな性格なので、何かに書いて残しておかないと何を作ったか忘れてしまう。一覧を残すなら、小説の様な感じでレシピを載せていきたいと考え、記していこうと思う。


読んで下さって、ありがとうございます。

貴重なお時間を使って頂き、心から感謝します。

誤字脱字に関しては、教えて頂けましたら幸いです。



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