5話 知らないとこで死にかけてた……
「……」
「……」
「いや、なんか喋れよ」
「そう言われましても……アレの後では喋りずらいですね」
「むむむ……」
湧いて降ってきた暴風のような存在の後に、一体何を話せばいいと言うのか
「取り敢えず、ステータス見ましょうか」
「だなー。あ、面白そうだし、一旦別々で見ようぜ」
「わかりました」
親友が離れていったので、このまま座り込んで開くことにします
さて、漸くこの不調が明かされる時が来ました
この気持ち悪い感触は何処からですかね?
これで分かればいいのですが……
あと治るものであってください
(ステータス)
_________
名前 無し
種族 原種吸血鬼 レベル1/20
HP 223/250
MP 100/100
筋力 100(200)
魔力 80(160)
防御力 70(140)
速力 120(240)
スキル
吸血 暗視 怪力 物理耐性
聖属性弱化 光属性弱化 陽光嫌悪
銀拒絶 流水拒否
称号 転生者 原初の吸血鬼 邪神の友
_________
「……」
そっと閉じる
「あれ……」
見間違いかな
(ステータス)
「おかしい……いつの間に人間を辞めたのだろう?」
疑問が尽きないが、取り敢えず見ていこう
原種吸血鬼……全ての吸血鬼の始祖、となり得る存在。弱点が非常に多いが、それを補える程の力を秘めている……かも
HP……生命力を示す。無くなると死ぬ
MP……魔力量を示す。無くなると吐き気、目眩、喪失感に苛まれる
筋力……純粋な力を示す。
筋肉量と密接な関係は無い
魔力……魔に関する力を示す。
魔法等と関係がある
防御力……身体の強靭さを示す。
減少するHPと関係がある
速力……自身に関する速度または動体視力などに関係する
「ここまでは予想通りですね」
そして……見るからに不穏なスキルと称号……
吸血……血を啜るとHPとMPが少し回復する。
暗視……暗闇の中が昼のように明るく見える
怪力……一時的に筋力を1.5倍に出来る。筋力が上がりやすくなる(弱)
物理耐性……物理属性を持つ攻撃に対して受けるダメージ量を2割減少させる
聖属性弱化……聖属性の攻撃に対して受けるダメージを上昇させる。更に、聖属性を用いた攻撃が弱体化する。
光属性弱化……光属性の攻撃に対して受けるダメージを上昇させる。更に、光属性を用いた攻撃が弱体化する。
陽光嫌悪……陽の光を晒されている間、怠さ、目眩、頭痛などを引き起こし、HPを減らし続ける。日中はステータスが半減する。
銀拒絶……銀に触れている間、HPを減らし続け、焼けるような痛みを発生させる。
流水拒否……川など、水が流れている所に嫌悪を覚える
「……称号は」
転生者……前世の記憶を保持したまま次の人生を歩むものに与えられる称号。記憶力上昇。
原初の吸血鬼……始まりの吸血鬼。吸血鬼の弱点を軽減し、進化先を増やす
(劇毒→弱化 即死→嫌悪 拒絶→拒否にランクダウン!)
邪神の友……邪神と呼ばれる者の友に与えられる称号。真に邪神になった際、加護が与えられるかもしれない
「……」
これは、運が良かった……んですかね?
そういえば【悪意】は『人「型に転生する」と言っていたような
確かに人型ではあるものの、吸血鬼って空飛べるんでしょうか
あと蝙蝠になれるのか
気になるところです
思いの外HPが減少していないのは『原初の吸血鬼』の弱点軽減のおかげですかね
『原初の吸血鬼』がなければあの時既に死んでいたということでしょうか
あぁ恐ろしや恐ろしや
「にしても……弱点が多いですね。あちらの世界の吸血鬼伝説と酷似しているような……。もしや、ニンニクも食べれない?」
困りました……
料理のバリエーションが減ってしまいます
……それは趣向のことなので置いておくとしても、この弱点には困りますね……
進化すれば一部克服とかありますかね?
「……はぁ、前途多難ですね。邪神様はどうなんですかね」
いや、彼は自分でなんとかするでしょう。
取り敢えず夜にどう動くか、考えますか……
テスト近いなー
まぁ、更新は止めないけど
ストックがある限り!
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