表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/15

4話 ぐでー



眩む視界が開けた頃、俺達は森林にいた

手入れがされてないようで、雑草が伸び切り、無造作に生えている木々からは獣か何かに引っ掻かれた跡がある



折角の新世界なので深呼吸をする

吸って、吐く

あぁ、街中と違った空気が美味しい

日本では味わえなかった木漏れ日が心地いい


親友の方を見た


「うぅ、あー、うー」

我が親友は何故か辛そうに膝を着いていた

今すぐにも倒れ込みそうで、頭と胸に手を当てている


「って、おい!大丈夫か?」

「はー、大丈…夫では……無いです…ね…」

「駄目じゃん」



聞いてみると、外傷や毒性植物に触れた訳では無いようだが、何故か全身がインフルエンザのように怠い、重いとのこと。


「あーと、こういう時どうすればいいんだ?薬なんてねぇし……安静か?なら取り敢えず涼める日陰に置いておくか」

「うーん…」



この世界に来てから妙に身体が軽くなったし、力も湧いてきた

呻く親友を肩に担いで日陰に持っていくことにした

病人に対する対応では無いと思うが、この際仕方無い。耐えてくれ



その状態で森林を探索すること数分後



都合良く洞窟を見つけた

主もいないようなので、ここを拠点に使おうと思う


肩に担いだ親友を下ろす

なるべく平たい地面に横にしてやった

枕も何も無いが、我慢してくれ


「どうだ?少しは楽になったか?」

「えぇ、まぁ……あと3分もすれば……治るでしょう」

「そうか?結局その症状って何なんだろうな?」

「異世界症候群……ですかね」

「なんだそれ」

「さぁ?」


流石に冗談のようだ

ただ、軽口を叩けるくらいには調子が戻ってきている

不安定だった呼吸も少しづつ安定してきている

上体を起こし、俺の目を見て言う


「しかし、このままだと不味いかも知れません」

「ん、何でだ?治ったんだろ?」

「再発するかもしれないじゃないですか」

「またここに来ればいいだろ?」


そういうと、親友は心底嫌そうに顔を歪める

「嫌ですよ、何度もあんな目に合うのは」

「お、おう……そうか」



じゃあどうするかな

と考えたその時だった


『ごめんごめん笑。話忘れてたことがあったね』

【悪意】(アンラ・マンユ)じゃん」

「どうしました?あまり干渉したく無いはずでは?」

『いやぁ、さ。大切なことを話忘れてたんだよね〜。ステータスとスキルの存在は教えたけど、それを確認する方法を伝えてなかったんだよね〜笑』

「はぁ!?」

「あー、通りで違和感が」

こいつ本当にやってるわ



『うん、そういうことだから。ステータスは念じれば出てくるよ。他の人に見せたい時はスマホをスワイプする感じでやってみると上手くいくはずさ!じゃあね〜』

言いたいことだけ行って消えやがった


「嵐のような存在でした」

「巻き込まれる側からしたらたまったもんじゃないけどな」



ただ、それでこそ【悪意】だな

まだストックはある……

あと2週間は持つ……か

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ