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やおよろず生活安全所  作者: 森夜 渉
二章 やおよろず生活安全所
24/62

22/世界の冒険

「いってきます」

「いってらっしゃ、うおぉおおおん……」

犬威は命が外出すると知らされるなり、夜なべして手作りの旗を作ったそうだ。

座り込んでいた彼の足元にあったアレは旗だったのだ、その旗を玄関先で掲げ今は立っていた。

旗には見事な筆文字でこう書いてある。

『いってらっしゃい命君』

と。

そして号泣していた。

「泣かないで下さいっ、無事に帰ってまいりますっ!」

命も命で戦地に赴くかの返しをする。

これから向かう先はスーパー二階の生活用品売り場なのだが。

「大げさだよ……」

蓮美も呆れてしまう。

親子喧嘩のドラマ的展開を迎えても親離れ、子離れはまだのようだ。

名残惜しむ犬威と命を引きはがして所を離れると、職員室では狐乃以外の三人が見送ってくれていた。

手を出す事も、出さない事も時には必要な優しさがある。

その距離感を探りながら人は成長し、成長させてゆくものなのだろう。

若い自分にはまだわからない事も多いけれど。

「命君、行き先はスーパーだよ。今日はそこで過ごすの」

「はい、知ってますっ!」

命はシワシワではなく、ピンとしたシャツとズボンを着て張り切っている。

蓮美がお湯を沸かせた鍋でアイロン代わりにかけたのだ、シワは伸びきっていないが外出するにはマシに映る。

やり方を教えてくれたのは咲枝だった。

料理の仕方も生活の知識も、自分がいなくなった後の事まで考え、あらゆる知恵を授けて旅立った。

蓮美が生きていく上で困らないように。

それを彼の為に使う事で、命とはこういった形でも受け継がれるものかもしれないと思ったりした。

「ひゃっほうっ!」

「ええっ!」

油断していたら命がおもむろに走り出す。

外出が余程嬉しいらしい、高校時代は陸上部で鍛えた足だが敵わなかった。

脱走した飼い犬を追いかけたみたいになり、早くもスーパーが見えて来る。

しかし近づくに連れ命は走るスピードを落としていった。

「大丈夫、気分が悪い?」

中庭の出来事を忘れた訳ではない、連れ出したのが早かったかと焦る。

「違います、言葉が見つからなくて考えています。検索してもないのはわかっているから……」

「言葉が見つからないなら探すのを手伝うよ、気持ちや気分を伝えてみて」

彼は頭を傾けた。

「胸がドキドキしています。理由を知りたいけど蓮美さんといるから、検索をかけないようブロックしています……」

「ブロック……?」

段々と命の考えが掴めてきた。

わかっているのだ。

自分の感じたもどかしさを外の世界、ネットに求めても見つからない事を。

わかっていても探して、もがいていたが、一緒に答えを探してくれる相手がいれば苦しむ必要はないのだ。

「稲荷寿司を作っていた時と似た感覚です……」

「……なら楽しみ、なのかワクワクかな。胸がドキドキしているならワクワクかも」

「ワクワク、ワクワク……」

呟きを繰り返し、立ち止まってスーパーを見つめていた。

名前はファミリーストアという。

店の名も何度か呟いた。

「もういいです……」

「うん、行こうか」

店内に入り、カートを通り過ぎると彼が気にした。

「カゴはいらないんですか……?」

悟狸がお供物は気にしなくていいと言ってくれたので食材調達はない。

「今日は命君の生活品を買いに来たんだよ。大きい買い物はチェックだけしておいて、狐乃さんと雨降りで来た時に買って軽トラで運ぼうと思ってる」

スーパーの二階では生活用品が販売されていて、その購入が目的なのだと教える。

「狐乃さんと……」

狐乃の名を出すと俯いた。

「生活周りが整えば毎日が楽しくなると思うよ。そう考えたら狐乃さんと私が出かけるのも悪くはないって思えないかな?」

「はい……」

俯いていた顔を上げて笑った。

ニンマリではないが、ごく自然な。

蓮美が初めて見る柔らかい彼の笑顔だった。

二階へのエスカレーターに乗ると登りきってからまた乗りたいとせがむ。

帰りにまた乗れると宥めて、その場をやり過ごした。

フロアには衣類、雑貨、家具、家電、ゲームコーナー、書店が揃っている。

店を順に巡り、買う物が生活で必要な品だと認識させるのがテーマだ。

蓮美は用意してきたペンとメモ帳を渡した。

「今から一つずつ見ていくけれど、私と相談しながら品物を覚えていこう」

「はい……」

「覚えたらメモをして、自分で買って揃えられるように頑張ろう」

「はい……」

「最初は服だね」

衣類の男性コーナーへ行く。

大体は揃っているが蓮美はいきなり壁にぶつかった。

男子の好みがわからない。

考えたら交際歴のない自分に異性の好みはわからない。

聞けば、今着ているワイシャツもズボンも犬威がだいぶ前に用意した物で、三セットしか持っていないとの事だった。

待てよ、となれば。

「下着は何枚持ってるの?」

「持っていません、シャツもパンツも穴が開いて死にました……」

日本語がおかしいし色々おかしい。

「今ナンテ言ッタ?」

蓮美も巻き舌になり発音が危うくなりかける。

下着を着ていないだと。

彼の股間に視線を走らせ、サッと視線を再び戻す。

「ノーパン?」

「はい……」

「なんだって……」

思い出せば彼の服はシワシワなシワシワだ、洗っている方法を知らない。

「洗濯はどうしてるの?」

「手洗い場で石鹸を使って洗っています……」

「……手洗い」

シワシワでシワシワな訳だ、なれば洗濯機は必須だ。

問題は下着である。

彼はパンツを履いていない、履いてゐないのだ。

自分は酒を飲んでノーパンの男子に支えられ、ノーパンの男子の涙を拭いてやり、のーぱんの男子と家庭科室で食事を作っていたのだ。

「蓮美さん……?」

「服の前にまずはパンツとシャツを買って着よう」

野グソの件よりある意味緊急だ、初めに彼にパンツを履かせねば。

仕方なく男性下着売り場へ二人で入る。

パンツは恥じらいがあったので先にタンクトップを探した。

S、M、L、XL とあるが彼だとMに思える。

「手を広げてみて」

「はい……」

背中から胸の辺りまで触って図ってみた。

細身だと思っていたが結構胸板がある、ややマッチョっぽい。

サイズがタイトだとバグと戦っている中バリバリバリーンとなる可能性もある。

アニメみたいに。

多少ゆったりしている方がいいか。

「……ん?」

胸の辺りを触っていると命が口を歪めてニマッと笑っていた。

手を離すと無表情に戻る。

また触るとニマッと笑う。

離すと無表情。

なんかヤダな。

これでいいやとMを決めておく。

「手を下げていいよ」

「え、もう終わりですか……?」

残念という反応をしたが無視してパンツを探す。

「トランクスとかなら知ってるけど……」

ポップにボクサーパンツというのが人気とあるのでそれにした。

サイズもM、上下で一週間分の七枚ずつ。

「お金は多めに持って来るようお願いしたよね」

「はい……」

ズボンのポケットを探り、お札が入ったビニール袋を出したので仰天した。

「さ、財布は?」

「持ってないです……」

「今まで袋を財布代わりにしていたの?」

「はい……」

財布はパンツと同じくらいに見直しが必要なようだ。

袋を預かると五万円もある、そこから一万円を取り出して持たせた。

「支払いをやってみよう」

二人でレジへ行くと店員がいらっしゃいませと挨拶をする。

慣れない対応に緊張したのか、ど、どうも、と返すので無理に答えなくていいと小声で説明した。

着替えをしたいので男性服の試着室を借りてもいいか尋ねると許可を得られる。

荷物を受け取り、支払いを済ませた命を連れて行った。

「ここは試着室といってお店の品を試して着れる所なんだけどここを借りて買ったタンクトップとパンツをここで履くっ!」

早くパンツを履かせたいのでここ、ここと早口になるが、彼はのんびりした口調ではいと答えて中に入った。

ゴソゴソ聞こえて数分後。

「着ました……」

試着室のカーテンがシャッと開いてタンクトップにパンツだけの命が立っていた。

彼女はカーテンをシャッと閉めなおして服着てねと言う。

今度こそ服を着て出てきたので、そのまま服売り場で服を選ぶ。

好みを聞いても買った事自体ないのだからわからないだろう。

だとしても自主性を生むには興味を持たせる事が大事だ。

「着てみたい服、欲しい服を選んでみて」

買い物カゴを渡すと店内を見回し、一着のパーカーをじっと見つめる。

フードをつまんでこの部分はなんですかと聞いた。

「頭に被るんだよ」

パーカーを羽織らせフードを被せると、おおっ、と感動する

「欲しいです……」

「一着でいい?」

一着と言わずもっと欲しいと言うので色違いで二着を選んだ。

後は仕事用のシャツを四枚とズボンを四着、普段着のT シャツを四枚とズボンを四着、靴下は七足。

山盛りのカゴを持って一人でレジに行き、すんなりと買い物を一人で終えた。

理解できている、問題ない。

離れていた蓮美の元へ戻り、買ってきましたと報告した。

「商品は命君のだよ、自分で選んで自分で買ったから自分の物」

「僕の物?」

「うん、君の物」

命は買い物袋を見つめて僕の物、僕の物と繰り返す。

「わかりました……」

納得したようにまた柔らかな笑顔を浮かべる。

忘れないうちにここまで買った下着や服を一旦メモさせた。

「次は財布とハンカチを買おう」

雑貨屋があったのは良かった。

荷物を預かると男性向けの財布とハンカチ五枚を選び、買った財布に袋の現金を自分で移し替える。

「これからはお金は財布に入れます……」

ここで購入した物は自分でメモをした。

学習は早いように思える。

家具屋では衣類の収納箱を選び、狐乃と来た時の為にメモだけしておいた。

洗濯は手洗いなので洗濯機も必要になる、家電売り場を覗いてみた。

「命君って外の回線に繋がるって聞いたんだけど、どんな感じなの?」

来るまでに心配していた問題だ。

店内では展示品のテレビが三台並び、同じ通販番組を映し出している。

異変はなさそうだったので思い切って聞いてみた。

「繋がってしまうのはインターネットやシステムになります。気持ちが昂るとフリーのワイファイとか、セキュリティが緩い近くの回線に乗って遠くへ行くような感覚になったり。あとは……」

視線を売り場に向けると近くにあったテレビがパッと別番組に切り替わる。

「あっ」

「テレビの信号を操ったり……」

プルルルル、と蓮美の横にある電話が鳴りだした。

「電話の回線に繋がったりもします……」

「……」

幼少時代の話は聞いていたが、いざ目の当たりにすると言葉もなかった。

「所のみんなは電話を持っていますが、影響がないように近くでは使わないようにしてくれています……」

なんでもない事のように命は説明する。

「長い間外の世界にいると僕は外部のシステムに影響を与えたり、受けてしまったりするので」

家庭科室で話したのはこの現象の事だ。

「犬威さんはこの力をむやみに使ってはいけないと僕に言いました。だから外の世界に出ないよう気を付けていた事もあります。電波は飛んでいますが今は蓮美さんがいるせいか、繋がる感覚もないし大丈夫かなって思って使いました……」

彼女は驚いた。

命の本質に気付かされたからだ。

自分を自制してきただけではない、外に出る事をただ我慢していたという事実に。

唇が震える。

「少し離れるから待ってて」

女子トイレを探し、個室に入ると彼女は声を殺して泣いた。

命は犬威によって闇から助け出されても、自身の心を閉じ込めてきた。

世界に触れる事を引き換えにして。

何も知らない訳ではなかった。

生い立ちは人によって様々ある、家庭での不遇や恵まれなかった環境。

子供の頃、自分は両親と関りが持てずにいたが、代わりに叔母との暮らしで優しさを得られた。

育った背景は成長に影響を与え、人生を左右してしまう事だってある。

神という使命を背負った彼だってそうだ。

それでも自分の運命に抗いはしなかった、無垢なまま大きくなっただけだった。

お人良しだと言われてもやはり見放す事ができない。

だから感傷に浸って泣いてはダメだ、命の変化を笑って流せる位でなければ。

一人になった今はどんな時でも強くなると決めたのだから。

涙を拭く。

拭っても拭っても溢れてくるので困ってしまった。

犬威を涙もろいなどとは言えない。

自分も本当は泣き虫だから。

やっと涙が止まり、目が赤くないか鏡で確認して女子トイレを出た。

「いない……」

さっきまでいた所に命の姿が見当たらない。

勝手に離れたとは思えず、探し回ると向かいのゲームコーナーにいた。

「命君」

声を掛けたが反応がない。

近づいて肩を叩くとハッとする。

「すみません、面白そうだったから……」

面白そうだと自分から言った。

「ゲーム?」

台は少ないがガチャガチャやルーレットゲームなどがあり、ぬいぐるみを取るクレーンゲームを前にしている。

しかも景品がクマ衛門だ。

甚平を着た羆のキャラが山積みとなり、蓮美はケースに張り付いた。

欲しいのだがクレーンゲームは難しくもある。

「やってみたいです、ぬいぐるみは蓮美さんにあげます……」

「でも、必ず取れる訳じゃないよ」

「取ります……」

命は財布から小銭を出すと投入口へと入れた。

やり方を教えてはいない。

一人で学習していた。

スタートのランプが点滅すると、一つのぬいぐるみに目を付ける。

「照準……」

狙いを定め、ボタンを押して調整していく。

クイッ、クイッとアームが動き、ぬいぐるみを掴んだがスルリと抜け落ちてしまった。

「おしいっ」

蓮美の方が残念がる。

よくあるアームが緩いパターンだ。

「なるほど……」

命は小銭を入れてやり直す。

「角度の微調整……」

ランプが付き、アームを動かすと別のぬいぐるみをほんの少しだけ動かす。

積まれていたぬいぐるみはコロコロと転がり、落とし口へと落下した。

「やったっ」

蓮美は人目を忘れて喜ぶ。

「すごいね、クレーンゲームは難しいんだよ」

「距離や位置を図るのは得意です、バグと戦う視点を利用しただけなので……」

こともなげに説明したが、そんな事もできるのかと感心する。

命はぬいぐるみを取り出して彼女に渡そうとした。

が、受け取ろうとした蓮美は手を止める。

彼のすぐ後ろに少女が立っていたからだ。

小学校低学年ぐらいだろうか。

クマ衛門がプリントされたトレーナーを着ていた、ポーチも下げている。

時計を見ると十二時手前。

こんな時間に小学生が、と思ったがゲームセンターには子供がちらほらといた。

学校行事で授業が早く終わったのかもしれない。

少女はぬいぐるみを見ている、景品を取る今の操作を見ていたらしい。

「欲しい?」

蓮美が尋ねるとコクンと頷いた。

「え?」

いいんですか、と命は聞きたそうにしたが。

「命君、どうぞ、と言って渡してあげて」

「えっ」

蓮美と少女を見比べたが、ど、ど、どうぞとぬいぐるみを差し出した。

「いいの?」

少女は命を見る。

いいと言ってあげてと蓮美が囁く。

「い、い、いいです……」

ガチガチに緊張しながら手渡す。

渡された彼女はぬいぐるみを抱えると、ガチャガチャのカプセルをポーチから出した。

「お返しにあげる」

カプセルを差し出され、命はアワアワしている。

受け取ってあげてと囁くと、おずおず両手で受け取ろうとした。

受け取ろうとして少女の手に触れたが、突如動きがフリーズする。

「命君?」

手に触れたままじっとしてしまった。

それより固まったという感じだ。

様子を伺っていると床にひざまずき、髪をかき分けて右目を露わにする。

「僕の目を見てくれますか?」

体を屈めて少女の目線に合わせた。

何事かと蓮美は戸惑い、少女は言われるまま命の目を見つめる。

命も瞳を見つめ返すと口を開いた。

「バイタルサインに異常、体温低下、脈拍に乱れあり。病院へ向かって下さい」

「病院?」

言葉の意味がわからず、事情を聞こうとすると。

「みおっ!」

今度は少年が走ってきて少女を呼んだ。

「兄ちゃんがいない時に一人で遊びに行くなよっ!」

少年は少女の兄らしい、背丈からして小学校高学年のようだ。

子供とは思えない剣幕で少女を叱る。

「君、お兄ちゃん。この子、体調が悪いみたいなの」

状況が飲み込めないまま蓮美が聞くと少年は顔色を変えた。

「みお、調子が悪いのか?」

「うん、少しだけ……」

「バカッ、帰るぞっ。お姉ちゃん、教えてくれてありがとうっ!」

少年は少女の手を引くとエスカレーターの方へと去っていく。

「お兄ちゃん、ありがとう……」

少女は去り際、命に手を振った。

命は固まっているので蓮美が手を振り返す。

「命君、女の子の具合が悪いってなんでわかったの?」

言葉を交わした訳ではない、少し手に触れただけだ。

「メディカルモードというのがあって、掌の汗や目の虹彩の識別で体調の変化がわかります。あの子が臓器に病気を抱えているのが見えたので……」

「病気……」

「蓮美さん、あの子は病院にいけるでしょうか……?」

「……そうだね、お兄ちゃんっていうさっきの男の子が家族の人に話せば大丈夫だと思う」

「そうですか……」

蓮美の驚きは驚愕に変わった。

電気や電話を操る力にも驚いたが、彼に命を救う力があるとは想像もしていなかったからだ。

「できるだけ今みたいに力を使うよう、犬威さんは言ってもいました……」

「今みたいに?」

「病気を察知したり、誰かを助ける為に使いなさいって……」

悟狸も犬威も、彼の秘めた能力の大きさに薄々気づいているのかもしれない。

だとしても、文明に近い場所で生きている自分達人間ほど、スケールの大きさを知り得る筈もない気がする。

想像は及ばないが、誰かの下で管理されなければならない力の筈だ。

自分はその役にたてるだろうか。

犠牲を払う事なく。

向かうべき道を見誤らず。

彼が人間らしくいられるように。


読んで下さっている皆さん、そうでもないという皆さんもお世話になっています。

こちら二回目の直しのコメントになります。


この回なんですが、タンクトップの説明の部分でおかしくなっていました。

申し訳ありません。

この回も話しをつなげる事しか考えていなかったので、見直しが甘かったようです。


22話で一番悩んで記憶にあったのは「命が少女にぬいぐるみをあげるシーン」でした。

それと、「小さな女の子が一人でいる設定」もです。

現実にあれば悩む出来事なのでやめるか考えましたが、結局は架空の物語として書かせて頂きました。


ただ、「知らない人から物をもらう」という事が純粋な親切であればいいのですが、状況によっては変わる事もあります。

(親切を疑う、という事は物凄く悲しい事でもありますが、とはいえ、「人を見たら泥棒と思え」という意味合いでもなく)


やはりお子さんから目を離したりする時は何があるかわからないかと思います。

中には大人では見落とすような、子供の視点や心理をついた犯罪も起こりえるかと。


どのような場面でも、どうかお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、ご家族の皆さん、外出の際はできるだけお子様から目を離されないよう、お気をつけて下さい。




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