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やおよろず生活安全所  作者: 森夜 渉
一章 やおよろず生活安全所
15/62

14/もう一つの始り


蓮美は医務室に戻ると奥の扉をノックした。

返事はなかったが、部屋に入ると命が背を向けて立っている。

「……命君、体の方はどうかな?」

声を掛けると彼が肩を震わした。

「狐乃さんが面接で……」

背中を向けたまま、小さく呟く。

「……うん」

「蓮美さんが気分が悪くなるのがわかってて僕がみんなを呼び出したんじゃないかって言ってたけど、あれはたまたまで……」

気になっていたあの言葉だ。

「あんな事言われると思ってなかったから、言い返せなくて……」

「……いいよ。ありがとう、話してくれて」

「あと……」

命は続ける。

「僕は本当のお父さんとお母さんを知りません。だから本当のお父さんとお母さんがいなくなったらどんな気持ちがするのかなって思って、知りたくて、教えてほしくて……」

家庭科室での事だろう。

彼の気持ちを理解して、もう十分だと思った。

「急に一人ぼっちになってあの時は寂しかった。悲しいより寂しかった、一人にされて。あんまりね、悲しくなかったかも……」

「本当のお父さんと、お母さんでも……?」

「うん、本当のお父さんと、お母さんでも。二人とも仕事が忙しくてほとんど構ってもらえなかったからかな、一緒に過ごした思い出が少なかったせいかも……」

「本当のお父さんと、お母さんだったのに……?」

「……うん、本当のお父さんと、お母さんだったのに」 

自分でも不思議で少しだけ笑って言う。

「それから……」

「……うん?」

「お供物食べなくてごめんなさい、お弁当の事も……」

「気にしてないよ」

「蓮美さん家庭科室で怒ったから、僕の事、嫌いになっただろうなって思って。なのになんでお弁当くれるのかなって思ったら訳がわからなくなって、探したけど、答えが見つからなくて。ゲームの中の女の子を見ても何も思えないし、僕は人間じゃないから、心がわからない……」

「嫌いになってなんかないよ」

蓮美ははっきりと答える。

「本当……?」

「うん、本当」

命は振り向く。

掻きわけた髪の間から二つの瞳が見えた。

無垢で、眷属の子達と同じ澄んだ瞳をしている。

その瞳は泣いていた。

涙は次から次へと頬をつたっていく。

「命君は人間だと思うな」

ズボンのポケットからハンカチを取り出すと、こぼれる涙を拭いてやる。

拭いてやりながら思い出した。

大学の談論でAIに感情は生まれるかというやりとりをしたのだ。

その時、悩み、考えるという行為は動物や人間、命ある者にだけ与えられた権利ではないか。

それが自分で出した答えだった気がする。

談論の意見がまとまり、導き出されたかどうなったかは。

忘れてしまったが。

「人間じゃなきゃ、こんな風に悲しくて泣いたりはしないと思うな」

「悲しい……?」

「うん、わかってほしくて、悔しくて君は泣いてるんだよ」

彼は悲しい。

悲しい、を繰り返す。

「君に心はあるよ」

微笑み、最後の涙を拭った時。

ジリリリリリリリッと、激しいベル音が響いた。

ビクリとして音の方を見ると、元校舎に設置されたままの火災を知らせる非常ベルが鳴っている。

聞こえる先は廊下からで、このタイミングで火災かと身を強張らせた。

命に何事か言おうとすると、彼は人差し指を口にあてる。

お静かに。

涙の止んだ瞳は無言でそう伝えていた。

同時にブツッ、と医務室にあるスピーカーから電子音がする。

これも元学校の名残りでそのまま設置されていたものだ。

スピーカーからはザッ、ザッーというノイズが聞こえ、緊急、緊急、と、大音量の声が流れる。

「都内上空にバグが出現、やおよろず生活安全所に出動要請、繰り返す、都内上空にバグが出現、やおよろず生活安全所に出動要請」

声は職員の誰でもない。

知らない誰かの声だった。

放送が終わると命は廊下へと飛び出す。

蓮美も急いで後を追うと、向かった先は職員室だった。

職員は揃っていたが、昼間の空気は一変して慌ただしい状況に包まれている。

「バグの位置、衛星ヒムカが捉えました、都内S区です!」

和兎がパソコンのモニターを見て叫ぶ。

長い耳にインカムをつけて誰かとやり取りしているようだった。

「命、出番だ。準備をしろ」

犬威もまたインカムをつけ、戻った命に指示を出す。

猿真と狐乃は無線を手にし、部屋の隅にあるテレビを見つめていた。

画面にはニュースが映り、東京、S区で大規模な停電、原因究明中とテロップが出ている。

テロップを見ながら狐乃がバグです、と無線の向こうに伝えた。

「さてと」

パシッと悟狸が手を叩く。

「今夜一同が会し、新たに加わった蓮美君が居合わせたのは何かの縁か偶然か。これが今から始まる、君が知りたがっていた外勤の時間となるが。どうだろう、まずは試しに見学と行こうかね?」

「はい」

蓮美は怯まず答える。

「そう来なくちゃ」

ニヤリ、と悟狸が不敵な笑みを見せた。

「悟狸さん、それは危険です。彼女は人間だ、この戦いとは、我々とは関係ない」

止めに入った犬威を悟狸は手で制す。

「大丈夫、彼女にはマガツカミやバグの説明は済ませてある。犬威君、今から始まる命君の外勤について説明をしてあげてくれ」

「なっ……」

彼は目を見開いて蓮美を見た。

蓮美は犬威を見て頷く。

彼は唸ったが、猿真からインカムを渡され彼女に付けるよう指示を出した。

廊下に出るよう促されると、命が玄関へと向かっている。

「命、用意はいいか」

犬威が後ろから声をかけた。

「準備完了、出動できます」

命はいつの間にかアーミースーツのような物に着替え、金属で加工されたグローブとブーツを身につけている。

「いいか朝霧君、今から外に出て命の戦いを見届ける」

歩きながら犬威が話す。

「はい」

「この付近は結界といって普通の人間には見えない土地、言わば我々だけのグラウンドだ。どれだけ騒いでも人目にはつかないから、まずは慌てないでくれ」

結界については和兎が説明してくれている。

「はい」

「命のマガツカミはバグという。あいつは今からそいつを捕まえてここに戻り、この敷地内で片付ける」

「はい」

命に続き、扉を開けた先には漆黒の闇が広がっていた。

玄関前で犬威は立ち止まるが、命は広い校庭内へと進み出る。

「しばらくの間、術をかける」

彼は背後に回り、右手を両目にあてがう。

あの時と同じ。

大きく。

温かく。

優しい掌だった。

「朝霧君、俺から君にここで要望があるとしたら……」

彼の声が暗く沈む。

「どんな姿を見ても、知っても、命を信じていてやってほしい」

蓮美は掌の下で瞼を閉じる。

一呼吸おき。

瞳を開けた。

「信じます、今日から私はやおよろず生活安全所の職員です。この先にどんな事が起きても、命君や皆さんに付いて行きます」

掌越しに彼が息を呑むのが伝わる。

「……その意気だ」

あてがわれていた手が外されると、白い光を放つ命が立っていた。

上空を見つめ、眩しく輝いている。

「命、地上を離れます」

「了解、命君が地上を離れます」

犬威が話すとインカムに和兎の声が届く。

「行きます」

命の声も届いた。

次の瞬間。

ドンッという爆音がし、激しい風圧が巻き起こる。

所がビリビリと揺れ、窓ガラスがビシリッと音をたてた。

だが蓮美は腕で顔を覆い、前へと出る。

命は光となって飛び立ち、その姿は美しい流星の様だった。

「……綺麗」

弧を描き、光の尾を引きながら都心方面へと飛んで行く。

「朝霧君、あれがあいつの正体だ。電子、電脳を司る光の粒子の神だ」

「はい」

「俺達がつけているインカムは繋がっていて時にあいつをサポートし、誘導もする。まずはこの戦いを見届けてくれ」

「はい。犬威さん、一つ聞いていいでしょうか。バグの正体とはそもそもなんなのでしょう?」

「それは……」

彼は口ごもったが。

「人間が生み出し、送り込んでいる疑いがある、と命は言っていた。それ以上はわからないと」

「人間が……」

人間。

人間が神を苦しめる。

護られるべき人間が。

護られる神に牙を向く。

「ありがとうございます、わかりました」

蓮美は夜空を見上げる。

「命君がバグを捕獲しました、所に戻ります」

飛び立ったわずか数秒後。

再び和兎の声が届き、一筋の光が彼方に見えた。

「来るぞ、朝霧君」

「はい」

光は上空で向きを変えると急降下し、落下してきた。

蓮美は身構える。

腕に、足に。

力が満たされていくのを意識する。

ドォオオオンッ、と。

先ほどとは比べ物にならない轟音が鳴り轟き、両足で体を支える。

音が止み、目を向けた先には命がいた。

校庭の真ん中、ギラついた輝きを放つ物体を押さえつけている。

それは四角いブロックにも見えたが、見えてから視界の異変に気付いた。

「夜なのに……」

闇夜で獣が獲物を見つめるように、はっきりと見えるのだ。

命と、捉えた者の姿が。

これが掛けられた術という物なのだろう。

さらに目を凝らし、凝らしてから物体の全体像を掴んだ。

「ブロックの人形……?」

光を放つ物は子供達の間で人気の、関節が曲がるタイプのブロック人形だった。

本来はブロックを組み立てて作るおもちゃのセットなのだが、バグはそのパーツについている付属品の人形によく似ている。

ただし大きさは着ぐるみ程のサイズで、四角い体に頭、手、足があった。

顔と思われる部分には丸い二つの目。

違う所があるとすればその口は上を向いてはいない。

下を向いてへの字口をしていた。

怒っているようにピーッと音をたて、ガシャンッ、ガシャンッと反り返っている。

それを命が片手で押さえつけていた。

「似ていますが違います、これはそんな物じゃない」

呟きが聞こえたらしく、彼が答える。

「もっと邪悪な物だ」

もがいていた人形はガチャンッと首を一回転させた。

シンプルだった顔は怒りを露わにした人間の表情に変わる。

眉間にシワを寄せ、歯をむき出しにした生々しい人間の顔に見えたが。

「……人?」

顔だと思う部分が乱れた映像の様に、年齢性別の判別がつかない。

人形の変形を見るや、命はタンッ、タンッ、と離れて後ろに下がる。

その反応は素早く、機敏な野生動物のようだった。

距離を取り、腰を落とすと左手を前に、右手を腰の横で拳を作る。

すると何もない空間から四角い光が現れ、顔、拳、、膝に当たると螺旋状の光が全身を覆った。

「防御シールド、ダウンロード完了」

合図の様にそれは始まった。

ドドドドドドッ、と閃光と打撃音が闇に走る。

命と人形が激しく拳を打ち合っていた。

ぶつかる度に火花が散り、速すぎて互いの手さばきは見えない。

だが命の拳が当たる度に人形の顔が削られていく。

方や、人形の拳が命に当たると四角い光が現れ、キンッ、キンッ、と音を響かせガードしていた。

命の優勢に見えたが、人形が突然消える。

消えたように見えた。

が、違った。

目を離した次には校庭の空中に現れたのだ。

僅かに遅れて命も現れ、宙で再び打撃音が鳴り響く。

「あいつの戦い方は特殊なんだ、誰も真似できん」

隣りで犬威が呟く。

蓮美は二体を目で追えずにいたが、彼には全てが見えているらしい。

攻防は続いたが人形は動きが鈍くなり、目視できる頃には体のほとんどを破壊されていた。

欠片の頭をグルングルンと振り回し、失った手先を命へぶつけようとしている。

命は右手を大きく構えた。

「トドメを刺します」

ドンッ、という鈍い音がし、彼の拳が人形の胴体を貫いてた。

人形は白い煙を上げ、ウー、ウー、とサイレンの様な音をたてている。

「決まったな」

犬威がインカムを外したその時。

「自爆シマス、自爆シマス!」

人形が人工音声で叫んだ。

「まずいっ、朝霧君、俺の後ろにっ!」

「防御シールド、拡大」

犬威と命の声が届いた直後。

人形が砕け散る。

飛び散った破片が蓮美の目の前にあった。

避けれない。

ぶつかる。

両腕で頭をかばった。

ボシュッ、ボシュッ、と破裂音がし、恐怖でへたり込む。

赤ん坊の様に身を縮めた。

「朝霧君……」

犬威の声がして顔を上げる。

「もう大丈夫だ」

二人の前に四角い光が壁となって現れ、破片が当たったのか煙が上がっている。

命の力らしかったが、すぐ傍で所の看板が木端微塵になっていた。

今の破片が当たったらしい。

ガムテープの補強では耐えられなかったようだ。

「見届けてくれてありがとう」

彼が手を握り、座り込んだ蓮美を起こしてくれる。

校庭に戦いの後はなく、地面に焦げた跡が残っているだけだった。

命がこちらに歩いてくる。

「命、よくやった」

犬威が誉めると彼は頷き、蓮美とはすれ違いざま視線を向けてきた。

彼女は慌てる。

何か言わないと。

「おお、お疲れ様ですっ!」

言葉が浮かばず、条件反射で叫ぶと彼は足を止めた。

そしてブフォッ、と吹き出す。

「普通はすごいんですね、とかの感想じゃないんですか。なんですか、お疲れ様ですぅって」

乱れた髪の隙間から瞳が見える。

冷めた眼差しが蓮美をバカにしていた。

「ナメんな」

言い捨てて所内へと戻っていく。

さっきまで泣いていた人物の言葉とは思えない。

「キーッ!」

蓮美は抑えていた怒りが爆発した。

その場で地団太を踏む。

「お帰りっ!」

和兎が蓮美を迎え、悟狸も笑顔で三人を迎え入れてくれた。

「命君、お疲れ様でした、犬威君も。そして蓮美君、よくぞ最後まで見届けてくれました。君の勇気を認め、本日よりやおよろず生活安全所の職員として正式に認めます」

皆が拍手をし、犬威は笑顔を浮かべた。

命は部屋の隅で着替えをしている。

「さてっ、このまま蓮美の歓迎会と行きますかっ!」

和兎が嬉しそうに声を張り上げる。

「蓮美ちゃん、豆狸予約しておいたから行こう。ここから歩いて行ける距離だから」

狐乃が再びウインクしてみせた。

職員室の明りも消し、全員で玄関へと向かう。

「しかし酒が入ったら車が運転できんな。ワシは酔わんのだが、人間社会に合わせないといかんのがなぁ」

猿真がやれやれとこぼす。

車で思い出したが、見かけたあの車は職員の物なのだろうか。

まさか動物の姿のままで運転するのだろうか。

そもそも一同このまま外に出ていいのか気になるが、聞いていいのか迷ってしまう。

玄関の鍵をかける悟狸の横で、所の看板が目に入る。

「看板、壊れちゃいました」

「ああ、これね。前回もバグとの戦いで壊れたんだけど、新しいのをまた作らなきゃ」

和兎が瓦礫となった看板を見つめる。

「そうだ、所の名前を蓮美が書いて。書道の腕前を見たいわ」

「いいねぇ」

「ぜひ見せて」

「手形では見れんかったしな」

「いや、苦手と話していたし……」

「興味ないっす」

和兎が言うと、悟狸、狐乃、猿真は賛成したが、犬威は止めてくれた。

命はどうでもいい。

無理です、ダメです、できません、を言いながら抵抗していると、門の所で驚くべき現象が起こった。

命以外の職員が光に包まれ、姿が変わったのだ。

なんと人間の姿に。

蓮美はアワアワする。

「あの、皆さん、姿が……」

今夜は満月。

月光りで5人の姿は煌々と照らし出されている。

「アハハ、そうだったね。今朝の話しを覚えているかな、神様や精霊は目には見えないけれどちゃんといるんだと。君の生活範囲や街の中にでも、とね。僕らは普段、人に化けて人間社会に隠れ住んでいるんだ、ここで暮らしているわけじゃなくてね」

悟狸はニコニコしながら手をスリスリする。

彼の姿は白髪交じりの、品の良いふくよかなおじさんだった。

「驚いた蓮美ちゃん?」

目元の涼しい美男子がドヤ顔を見せて微笑む。

彼が狐乃だった。

「ここでのサプライズは蓮美にとってまだまだ続くかもね」

フフッと、髪を結った和服の美人が笑う。

彼女が和兎だ。

「まあ、細かい話しは酒が入ってからにするかね」

カカッと、小柄なおじいさんも笑った。

猿真だ。

「事前に伝えておくべきだったか、すまない……」

最後に渋めの男が謝る。

犬威だ。

犬の姿もなかなかだが、人間の姿でも蓮美にとってはストライクゾーンだった。

どちらがいいかと問われたら犬の方だけれど。

「敷地の隅に止まっていた車は皆さんのですか?」

「そうだよ」

声を合わせて一同が答えた。

安心する、人間の姿なら車を運転しても問題ないだろう。

でも免許はあるのだろうかと、別な問題が頭をもたげた。

職員はワイワイ話しながら異世界の道を進む。

「蓮美さん……」

ふいに、後ろから声をかけられた。

命だ。

「とりあえずは入所を認めます……」

立ち止まって蓮美を見つめている。

「う、うん、ありがとう。これからよろしくね」

「まあ陰キャ同士、仲良くしていきましょう……」

ホント一言多いなコイツ、と内心ちょっと思う。

「あれ、でも命君、私の歓迎会出てくれないんじゃなかったの?」

お返し、とまでは言わないが。

少し意地悪く言ってみる。

「気が変わりました……」

ボソリと言って、並んで歩きだす。

ここでもサンダルのままで、ペタンペタンと音がした。

「さっき所のカギを悟狸さんが閉めたけどいいのかな、宿直室で寝泊まりしてるんだよね?」

「僕は玄関や門の鍵を持っています。所が今の住まいであり、僕が管理人でもあるので……」

そう説明したが、宿直室の寝泊まりは和兎の口ぶりだとルール違反に聞こえたが。

しばらくすると街の喧騒が聞こえだす。

「音が……」

人間の世界へと出たようだ。

見上げると夜空に星が瞬いている。

思い出した。

叔母の咲枝と過ごした懐かしい山合いの、第二の故郷を。

街明りでは決して見る事のできない。

里山でしか見れない、満点の星空を。

「蓮美さん……」

「……うん?」

「現世の神がおわす、やおよろず生活安全所へようこそ……」

再び立ち止まると、命は蓮美を見つめる。

髪で隠した瞳の奥には、微笑み返す彼女の姿が映っていた。

「うん」

知りたい事は山ほどあったが、それはまだいい。

彼らとの生活は始まったばかりなのだから。

それはこれから知って行こう。

胸が騒ぐ。

開かれた扉の向こうに広がる、謎めいた万象の異世界へ。

いざ行かん。



皆さん、お世話になっています。

こちら校正後、二回目のコメントになります。


とうとう14話まで、一章の見直しが(仮)終了しました。

ここまででようやく自分の中では一章の完成(仮)かなと思っています。

また細かい箇所などは見直すと思うのですが。


ここまでお付き合い下さり、ありがとうございます。

残すはオマケの話しだけだ~。



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