ハロウィンリレーション
お暖かい目でご覧下さい。
なん…なんで…こんな…こんなことに
――――――――――5時間前―――――――――――
夜弥 「ハッピーハロウィン!!!」
背後から元気で見なくても笑ってるってわかるような声が聞こえた。
光 「ハッピーハロウィン!よみ!」
こいつの名前は霊界堂 夜弥
俺の幼馴染だ。そんな解説を頭の中でやっていると後ろからダルそうな声が聞こえた。
黒猫 「ち〜す〜」
それと同時に後ろからもう2人出てきた。
梟 「もぉ〜せっかくのハロウィンなのにお兄ちゃんダルそうにしないでよ!ダルダル菌が移るから!」
竜子 「そうだよ猫!もっと楽しくしなきゃ!!!2人ともハッピーハロウィン!」
ダルそうなのが寵物 黒猫
通称猫。それから猫の妹の寵物 梟
名前の漢字をフクロウとも読むから通称フウちゃん。
そして2人の間から出てきたのが白井 竜子竜子はそのまま竜子だ。
竜子 「あれ?ガルはまだ?」
光 「見ての通りいつも通りの遅刻だ」
夜弥 「ガルくんの遅刻は今に始まったことじゃないよ(笑)多分もう少しで来るはずだよ」
その通り、ガルの遅刻は今に始まったことじゃない。いつも遅刻してやってくる。なぜなら集合時刻の5分前に準備を始めるからだ。
そうこう話しているうちに俺の部屋の扉が開いた。
ガル 「みんなハッピーハロウィン、ふぁ〜あ」
話題に上がっていた人物がやって来た。神太 ガルさっきから発しているようにみんなからはガルと呼ばれている。
黒猫 「何が、ハッピーハロウィンだよ!たまには遅刻せず来い!てか最後のあくびなんだ!」
猫が色々突っ込んでくれたので俺たちは何も触れない。
ガル 「ごめんごめん、次からは気を付けるよ」
黒猫 「それ何回目だよ!」
猫の言う通りこの話は何回もしている。だからもう誰も口を出すやつはいないが、時々猫が注意する。ガルの今後の為に注意しているのだろう。
梟 「まあまあ、ガルにぃ来て全員揃ったことだしハロウィンパーティー始めようかぁー!」
フウちゃんが話の流れを変えてくれた。それに合わせて夜弥と竜子も。
夜弥 「そうだね、始めようか!」
竜子 「ではでは〜、ハロウィンパーティー開始という事で、カンパーイ」
竜子の合図でみんなが手に持っていたジュースを中央に集めてぶつけあった。
「「「「「カンパーイ」」」」」
まだこの時の俺たちは知る由もなかった。あんな残酷なことが起きるなんて。
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頑張っていきます。