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説明的な話し その1
少ししたら、扉が開き誰かが来たようだ。
「すみませ〜ん、少しよろしいですか?」
声をかけてみる。
「おや、意識があるようですね。
お名前は? 」
「いや〜それが思い出せないんです」
「そうですか、それも仕方ない事ですからね」
「ココが知らない場所? 部屋? 病室? という事はわかります」
「まあ、そうでしょうね」
「これから説明する事をパニックにならずに聞いて欲しいのですが、
大丈夫ですか? 必要なら薬も処方しますので」
別に大丈夫な気がしたので、そのまま聞く事にした。