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日本分裂  作者: 扶桑かつみ
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フェイズ00「二・二六事件」

 1936(昭和11)年2月26日、その日の東京は30年ぶりの大雪になっていた。

 

 当日未明の午前5時過ぎ、野中四郎・安藤輝三らの陸軍将校20人に率いられた歩兵第1・第3連隊、近衛歩兵第3連隊の兵1376人が首相官邸などを一斉に帝都各地を襲撃。

 首相官邸・陸軍省・参謀本部・警視庁など永田町一帯を占領し、当時の日本政府首脳部を殺害した。

 

 この事件により、当時首相の岡田啓介、斎藤実内大臣、高橋是清蔵相、渡邊(辺)錠太郎教育総監、天皇側近の鈴木貫太郎侍従長が殺害された。

 

 幸いと言うべきか、この事件は短期間で終息したが、重鎮を多数殺された海軍は陸軍に対する反発を強めるようになり、さらには尚一層政治に関わることを避ける向きも強めるようになったと言われている。

 それよりも軍国主義が強まった事の方がはるかに問題だった。

 

 以後日本は、破滅に向けての坂道を転がり落ちていく事になる。

 


 しかし本当に致命的だったのは、日本的腹芸に通じた胆力のある政治家の多くが命を絶たれた事であった。

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