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序詞 18時01分
〜18時01分〜
何も変わらず、毎週同じように学校に行って、毎日学校と家をただ往復するかのように生きていた。
幸せの意味も価値も薄れ、消え去っていた。。。ただ生きることに苦痛を感じながら、生きるのも死ぬのも勇気がないからできなかった…だから、「ただ生きていた」・・・できることなら、通り魔にでも殺されるか、事故で死にたかった。。。
意外と呆気なかった・・・正直こんなものなのか…生きていた時は自分の中にある全ての勇気を振り絞っても出来なかったことがいとも簡単に出来た。他人によるものだと、薄っぺらな紙を手でちぎるより簡単に僕の首の皮を切り裂き動脈をパックリと開いた・・・温かな赤い液体は現実と夢との間の僕をつなぎ止めていた。
「人は死ぬとき笑えるのだろうか?」