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35/95

35 小雨とサイコパス達との共演

使用期限:容器底面に記載。


一番下の、評価ボタンってこと。


小雨様


さて、道端で魔道ヘリの到着を待つ事、数十分。

黒塗りの魔道ヘリが迎えに来た。


ご苦労様。


パイロットが降りて来て、片膝を付き形式礼を取る。

そして、風呂敷陣羽織をバサッと翻し、迎えのヘリに乗って帰宅だ。

格好いいであろう。


ショウタ殿ご一行がダンジョン溢れに向かっているはずだ。

もう現地に着いているであろう、マユミに連絡確認のメッセージを送る。


「そっちにダンジョンの例の男が行くと思う、66Fの男だ。 強さが計り知れない。ネコさんと同様丁重に扱ってくれ」 と。


ショウタの力で、地上で 『無』 を放出されて暴れられても困る。余計な仕事が増えてしまう。


そしてショウタと少し話した感じ、不安定だがちゃんとした人間と印象を受けた。


だが、実際に転生し、ギフトを貰った異世界生活とか感覚と神経バグりそうだが。

どうだろうか。彼の価値観は、まともなんだろうか。


もしも我が異世界転移したら、スローライフかな。

いや、気が狂いそうだ。永遠の時をスローライフ? 勘弁してくれ。

帝国を作り、人々と争わせよう。常に定命の者の輝きが見れそうだが。

でも、その代償をいつか支払うのもいやだなぁ。


そもそも、今回のダンジョン溢れには、過剰な戦力だ。

マユミ、アヤメ、伊織が居れば、大体のダンジョン溢れは、大丈夫だろう。

高額戦闘アイテムでバフを乗せて、強力な敵などをスパスパとやってくれるはずだ。後は、おのおのがスキルでドンパチと、やっていれば片が付く。


戦力不足なら、救援の要請が来る・・・、と思ったが、韋駄天と剣神、不在だった。

・・・・大丈夫だよな。


だが、異世界ネコ殿も病院の見舞いの後手伝いに行ったとか。

現状の神を抜かした最強戦力じゃないか。


あの男。ショウタ殿も事が終わったら小雨カンパニーに来るだろう。


話の方向を考えておかないとな。 聞きたいことが山ほどあるのだ。

異世界転生の手管に興味がある。どうやって、転生したのか。転生後のギフトは、何をもらったのか。

なぜこの世界に、来たのか。 


だが、わからんな・・・? なぜこの世界に来たんだ・・?

あれだけ、強いんだ。 『自分何かやらかしますね』 見たいに、異世界でやればいいんじゃないか? それとも現実無双? 勘弁してくれないか。 いい迷惑だ。

まあ、栓無き事か。 


考えても仕方ないので、アイテムボックスから携帯型ゲーム機を取り出し、電源を付ける。

ヘリの移動中 『転生者のくせに生意気だ。』 でもやってよう。


転生者のチートっぷりが分る、素敵なゲームだ。 世界に平和は、おとずれるかも。


ーーー


天を衝く摩天楼のビル群を抜け、我が拝殿が見えてくる。

バババババと、あっという間にヘリで小雨カンパニーに到着した。


ヘリのライトで照らされた、ヘリポートに降りる。

戦闘管理部隊が出払っているので、内勤部隊が出迎えてくる。 

数十人が一斉に片膝を付き形式礼を取る。


「ご苦労様」


労いの言葉をかける。 全員が、ザッと立ち上がる。


ダンジョン溢れの後の後始末の輸送、配送課も出払っているだろう。

物資の輸送があるしな。居ないという事は、粗方ダンジョン溢れも片がついたのだろうと伺える。


所で、我の社外電話ぶっちぎった主犯の舞いるか~?

根に持ってないから出てきなさい。


物流課の面々を見渡すと、赤メッシュの黒髪の舞を見つけた。赤メガネが分りやすい。


「えー、私が状況報告ですかー。 課長、なんでですかー? 私が行くと小雨様の機嫌がすこぶるいいってどういう事ですか?」


おい、課長。舞の言葉、聞こえてるぞ。 お前の役職は、飾りかね。


舞が、小走りで駆け寄り、報告をしてくる。


「小雨様おかえりなさいー、早かったですね。まさか今日中に帰ってくるとは、思いませんでした! 長野ダンジョン溢れの片が付きましたので、マユミ統括と、アヤメさん、伊織さん、ポムさん、そして、ネコさんが一人でボスクラスの侵略的知的生命体を3体止めていたみたいで、大活躍だったみたいですよ。 マユミ統括が転移で、すぐに帰るそうです。 ネコさんの力ですかねー」


まぁ、そうだろう、そうだろう。


「物資補給の後始末部隊の輸送隊出ましたー。 後は、あちらのダンジョン管理に任せて良さそうですねー。 向こうの報告書を待ちですねー」


一件落着だ。優秀な部下達で本当に助かる。

仕事第一、性格は二の次にしないといけないのが、弊社の問題点だな。

何とかならんか。 だが、仕事は遊びじゃないんだ。分かって欲しい。


「皆お疲れ様。緊急事態解除なら、今日はお終いであろう。ご苦労様であった。 私の事は、構わず。解散して構わんぞ」


皆を労い、解散を指示するが。


「小雨様、マユミ統括と、アヤメさん達、ネコさん達が戻ってくるので、解散は、ちょっと早くないですか。 功労者ですよー。」


ぬっ、舞。言うじゃないか。 その通りだ。


「そうだな、舞、一緒に残るか? アヤメ達も一度、ここに寄るだろう。一緒に労うか?」


「承知致しました~」


そしたら後は、任せておいて、それでは、部屋に戻るか。


舞、執務部屋好きに使っていいからな。

アヤメ達、待つなら一緒に拝殿に来い来い。


「あ、お泊りセットあるから、その辺大丈夫ですー」


あぁ、お泊りセットを常に準備しているのか。はいはい。準備いいね。


ーーー


執務室の部屋に戻り、確認の報告や映像を見る。

長野のダンジョン溢れは、蝙蝠型の人型モンスターが、光弾を出し暴れまわっている。


なかなかに強そうだ。


映像では、マユミが獅子奮迅の働きをしている。

純ミスリルソードで、モンスター共々、切り進んでいるのが分る。


誰もがうらやむ、夢の刀剣ミスリルソードだろう。 純正ミスリルだぞ。


そして、周りの部隊にサポートされ、マユミが蝙蝠モンスターを単騎の決闘で打ち取った。


おお!さすがマユミ!! 部隊サポートもいい連携だったぞ!  ・・・・?


マユミと部隊が勝どきを上げ、勝利の余韻に浸り、部隊が大盛り上がりだ。


・・・・・あれ? この格好、小雨ダンジョン管理部隊じゃないな??

剣神の所の部隊じゃないか!! おい!!

どうなってるんだ!? なんで、小雨部隊を率いて無いんだ?? いや、適材適所かもしれんが。

作為的な何かを感じないか。 気のせいか??


アヤメの所の映像は、まだ乗っていない。

戻ってきたら、報告を聞くとしよう。


「ふぃー、小雨様の大浴場いいですよねぇ。 私の家のワンユニットバスルームとは、大違いですねー」


舞が風呂から上がり、タオルで頭を拭いている。


「小雨様、サンプルで頂いた高い化粧水もらいますよー。 アヤメさん達来るなら、お化粧のし直しですねー」


?! 寛ぎすぎじゃないか。

高級マンションルームの作りではあるが。

まぁ、でも舞もすぐに、風呂場なんぞ買えるようになるだろう。

舞、出世だ。


舞が支度し終わり、報告書も粗方読み終わった。

まだ、マユミから連絡が来ないな。


しかたない、待っている間、晩飯でも食べるか。


「おーい、舞何がいい?」 


出来たら、寿司以外で選んで欲しい。 頼むから。

我が行儀よく食べてる間にバクバクいかれると、何か損した気分になるんだよ。


など、考えていたら フォンフォンフォンフォンフォンフォン

付けていたブレスレットから、謎の音がなる。

そして通話連絡も、マユミから入る。

到着したようだ。 部屋の電話機を取る。


もしもし。


「あー、うんうん。ご苦労様でした。 あの男と、ネコ、ポム、アヤメ伊織、簀巻きの魔族? 何いってるんだ。 簀巻きの魔族?? 敵対生物じゃなくて? 魔族?? 話通じるって事か? 肥料にされる代わりに5億用意する? あー、マユミの判断に任せる。 また世界初か。はいはい。 アヤメ達どうする? もう、帰ってもらっていいよな。 舞を付けさせようか。 はいはい。」


ひと段落着いたのは、分かったが。簀巻きの魔族ってなんだ?

電話を切り、舞の方に向かう。


「舞、すまぬ。アヤメと伊織の後片付けに、回ってくれないか。特に問題無いだろうから、装備の手入れとここで、メンテしていくかどうかの仕事してくれるか。 そして、マユミと66Fの住人達で話し合いがここである。 先に、アヤメと伊織の接待してきて欲しい、小雨カンパニーの接待費で切っていいから、高い店で好きに労って来ていいぞ」


「承知致しました~!」


舞ならうまくやってくれるだろう。 期待している。


さて、本題だ・・。

ああ、その前に、寿司など接待セットでも取っておくか。 中華オードブルも取ろう。

軽食を取りながら、話を聞くとしよう。


ーーー


そして、少し時間がたった、軽食の準備は万端だ。


マユミの執務室のノックと共に、挨拶が来る。


「マユミ一同、入ります。 ショウタ殿ご一行も失礼致します」


執務室に、全員入ってもらった。

我の執務室は高級マンション並みに広い、生活空間も兼ねているからな。

リビングの応接室を使おう。


部屋の中に簀巻きの人型のモンスターが視界の端に転がっているが、話を進めよう。


そして、全員が食事用の円卓テーブルに座り、全員の目の前に高級寿司と、高級中華が並んでいる。

そして、飲み物も取り揃え、出している。 瓶ビール、ワイン、カップ酒。

我のアイテムボックスの力は、偉大である。


目の前に座るのは、スーツ姿のショウタ殿。蒼い髪のポム。空中浮遊のネコ殿、そして、視界の端に簀巻きの魔族だ。


この簀巻きの魔族、さっきやってたゲームで見た事ある。

『転生者のくせに生意気だ』 で、簀巻き魔族を見た事あるわ。

どの世界も、魔族は巻かれるものなのか? 

パーティ構成で言うとだ、超火力ネコ魔法使い、ポム僧侶、ショウタ殿が激しく生命の冒涜を感じさせる勇者。って所か。

・・・世界の敵にでもなるつもりだろうか。 パーティ構成が邪悪すぎるだろう。

魔族の一人でも捕まえてくるのは、他愛のない事か。


この混沌とした空間に、説明と紹介が欲しいのだが。 マユミが、通話中だ。


「アヤメ、これ終わったら、行く。うんうん。 あそこの焼肉店だろ? でも、遅くなるかもしれない。今日は、舞が付いているのか。 行くよ行く。 うんうん。ハハハ! さすがに牛一頭は、食べきれないだろ~! いや、マジで食う気なのか。 食べ物で遊んではいけないだろ。 うんうん、ハイハイ。 まずは、牛タン1頭分ね。ハイハイ。 じゃ、後で」


会話を聞いて不安になってくる。会社支払いの接待のお金でも限度ってものがあるんだが。

大丈夫か。

いくら我が偉大になろうとも、考え方はなかなかに変わらない物だ。金額でハラハラしてしまう。


マユミが、我の前に片膝を付き、説明を始める。


「マユミ戻りました。こちらに本日、ご協力を頂きました、ショウタ様、猫様、ポム様です。」


形式礼なので尊大に振る舞うとしようか。



飛ばしてください。

なろう投稿の悩みみたいなものです。



知って、やってる者だけが激しく有利になる事で、公平性を欠くのを感じる事態になると新規が減る。

お前もやればいいじゃんと、昔からつづく、社会共通のやりとりが続くわけですね。


ですが、近年記憶装置のデバイスが誰もが持つ社会になってきて、回答が出てきました。


こういう場合、損得が大きく関わるなら、ルールが悪いとなってきましたか。

ゴーゴル検索、ユチュベー、ポーカも凄い熱意でルールがより活性化する方向に向けて動いてますか。

変えるにしても全てを元から変える凄い大変なケースの取り組みになるでしょうが。


お国柄もあるけど、こういの苦手ですよね。


うーん、でも、公平性を示すことは必要なんよな。

貴方様も感じてるとは、思うんですが。

何この一面の、同じような一覧。変わらないランキング。

投稿系のコンテンツとして、大丈夫か。

流動性が少ない。


動画で、ネコミーム作ってた方がまだ見られるし、反応あるわ。


つづく。

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