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33 続続続ショウタ地上へ

幅広い世代に向けた様々な、キャラクターたちが色々な可愛い仕草を伝えています。


ショウタ



シュポンと転移で猫さんの所に着く。


猫さんが、蝙蝠モンスターに当たらないように魔力の本流を射出している。


「諦めて、降伏するにゃ~! 悪い様には、しないにゃ」


素晴らしい行動ですね。降伏勧告とは。


・・・あれ? 自分、さっき降伏勧告してなかったな。

猫さん、自分より人間っぽくないかな? どういうこと?


「ぬぬぬ、何と言う堅牢な魔法障壁、そして、魔力の本流ビームに直撃したら命は無いな」


「時間さえ稼いでいれば、向こうのお二方がそろそろ方が着くでしょう。増援着次第畳みかけましょう」


「あの精霊ネコの魔力の底が見えんぞ。いやはや、雑魚の集まりかと思ったが、あんなのが居るとはな」


蝙蝠モンスターが、回避行動をとりながら会話をしている。


慣れあってる可能性がありますね。動物は、獲物を弄ぶのが大好きですから。

そして、ネコさんの誤射の可能性もありますね。向こうも誤射かもしれない。


取り合えずは、声を掛けましょう。


「猫さん、大変ご苦労様でした。 遅れてしまい申し訳ありません。色々と、ありがとうございました。 いや~、猫さん少し戦闘中、もしくは誤射中なのかもしれませんが、喋っていいですか。 猫さん、お客様が来ましてね。ククク、あの後、お客様がきたんですよ。分かりますか。 ククク」


「ご主人、吾輩、死ぬほど混乱してるにゃ。まず、ご主人が後ろに居る事にゃ。そして、客の話が出た事にゃ、本当にゃ?  ご主人、吾輩の星の文献に残る、黒い人を出してしまったにゃ? 現実と過去改変をすると出てくるモンスターにゃ。終末のモンスターにゃ。それは、客で無くモンスターにゃ・・・」


クククク、誰もがそう思いますよね。

外国の方ですが、お客様に間違いないです。


「猫さん、その反応。デジャヴュを感じますね。 後でハイエルフの記念写真を見せますね」


「パワーワードが多すぎて、頭がおかしくなりそうにゃ・・・。 ま、まさか、本当に上から、上の階の異世界の門から来たのかにゃ!!! にゃあああぁああああ!!!! ハイエルフ! 本当かにゃ!! 超上客にゃ!! 見たいにゃ!  」


建設的なお話をしていると言うのに。

光量が多いだけのカス光弾が降ってくる。


上を見上げる、3個の個体が続けざまに光弾を撃ってくる。巻き上がる土煙が煩わしい。


数秒後の肉ミンチになる原料達がやってるのか。


「油断したな。精霊ネコ ここで決め・・・」


「実力差が分らないという事は、不幸にゃ・・・・もう助からないにゃ」


と、猫さんは発言しただろうか。

2個体の間に転移し、左と右手でタッチする。


パン! と音と同時に、その存在の中身全てがシャワー状に地面に向けて、

生肉シャワワーと柔らかにまき散らされる。


残りの1個体に強力な拘束魔法をかける。

光属性の天使の輪だ。足、胴、手に輪が巻かれるように強力な拘束をかける。

個体は、能力を封じられ動けなくなり、芋虫の様にボトッと地面に落ちた。


折角の原料だ。この個体、ダンジョンの菜園コーナーの肥料にしよう。


「えっ? 能力が使えん? 体の自由も効かないな?? サンアリエル様? バズフェル様??  拘束を解くサポートを必要とします。 私は、ここです! サポートを!!」


光の輪にぐるぐる巻かれ、簀巻きの個体。

とても持ちやすそうな肥料が、人に似た鳴き声を発する。


猫さんが、その簀巻き個体の前に立ち、個体を庇うように自分の目を見てくる。


自分は、猫さんをやさしく見つめ返すと猫さんは、そっと三歩横に避けた。


「そうですね。敵対生物にかける言葉は無いですよね」


自分は、やさしく猫さんに語り掛ける。


さてと。


「お二方の気配が無い・・?! 一体何を・・!自由が全く効かない! 動けん! この拘束、ネコの隣の気配がやったのか?! いや、気配が無い・・?!! 闇世界の住人か?! 闇世界の人の姿をした、サイコパス野郎ですか! この拘束を解けえぇえ!」


人の事、サイコパスって言った?

いけません、いけません。未来の差別的用語ですよ。

何事も特定のグループに対して、差別的な意味や誤解を含まぬよう、社会的に公正で中立に表現しないといけないんですよ?


ハッハッハ、サイコパスか。本当に面白い言い回しだな。

公正な表現をお前と言う存在で、示してやろう。


猫さんの方を見る。

静かにこちらを見ながら、武装装備を解除し空間に装備を入れている。


「ご主人。ここから、助ける方法はあるかにゃ~」


「フフッ。この状況、肥料確定演出のこのタイミングで割り込んでくるのって、猫さん凄いですね。 勇者の才能ありますよ。 つまり、無理じゃろ。 コレは、生きたまま芋の苗床だ」


猫さんの世界でFPSって言うんですか、シューティングゲームあります?

敵に単独で突っ込んでハチの巣にされる刹那。

助かると思いますかね。 あれは、助からない。

助からない瞬間と言うのは、世界共通だと思うんですが。


転がっている簀巻き芋虫の目の前に立つ。


「えーと、ですね。落ち着いて下さい。お仲間は、次の生命を育む肥料になりました。 そして、あの肉は、数時間後の貴方の姿です。 人に向かって事を言うんですか、人をサイコパス扱いしましたね。 永遠の時を苦痛と怨恨に苛まれたまま、過ごすがよい。」


さて、ダンジョンにお持ち帰りです。

ポムさん連れて、小雨様の所に、お顔出ししないとですね。

皆さん、お世話になったみたいですから。


肥料の頭を掴み、転移する準備をする。


「あああああ!! 待て待て! 降伏! 降伏する! 降伏します!! 私は、一等外交官です! 命と権利の保障を! 魔帝国は、あなた方に保証する準備がありますから!! 許して!! ああああ!!」


変った鳴き声をする。肥料ですね。

慈悲は無い。


転移しようとしたが、何かの気配がこちらに来る。

アヤメさんか。


「あのー、ショウタさん、ネコさん。 戦闘終わりましたか~? 一応、ダンジョン溢れの殲滅の方終わりましたぁ~! 後は復興処理の方々に任せて、埼玉管理の方に戻りませんか~?」


アヤメさん、ポムさん、伊織さん、後、もう一人いらっしゃいますね。

ほぉ、感じるに侍マスターですか。このご時世に珍しい。


アヤメさんは、自分とネコさん、そして持っている肥料を交互に見ている。


「えーと、猫さん? ショウタさん。 その持っているのは、捕虜かなんかですかぁ? そして、相変わらず。周りは肉の雨なんですねぇ。しばらく、原形を思い出す挽肉料理は、食べれませんねぇ~」


「いえ、肥料です」


アヤメさんが、紫の髪をふわっとさせながら、首を横に振り一拍置いて話始める。


「あー、そうですかぁ。肥料。なるほど、肥料なんですねぇ。あー、その肥料さん、恐怖で固まってますが。ここから、助命を嘆願出来るケースってありますかぁ? 闘争心を無くした、貴重な異世界サンプルですが~!」


サンプル。そういう考え方もあるのか。


そして、ポムさんが、伊織さんに話しかける。


「伊織さん、あのですね。分かりますか? この辺の肉。ご主人様がやったんですよ。 分りますか? なぜ言葉を選ばないのですか? 伊織さんいいですか、私は、あの様になりたくないです。 静かにしててください」


「ポム、そうは言っても。 やばいだろ。あれは、やばいって。 この絵面を見てみろって、魔族と思われるのを簀巻きにして、頭を掴んでこちらに微笑んでいるんだぞ。 そして、肉ミンチの周りにマジカル猫がふわふわ横で浮いてるのも、最高に狂気を感じる。 いいから、ポムこっちに来い。 隣に来るんだ」


えーと、何だ。何だ。

ああ、ハンバーグは、食べたくないって事か?

おい、嘘だろ。色々な部位が混ざってるから、おいしいんだよ、あれはあれで。


やかましい所に割り込んで、ショートヘアーのオレンジの瞳の女性が話しかけてくる。


「あー、皆すまない。 あのですね、ショウタ殿ですか。 小雨様から連絡ありまして、代理のマユミと申します。 色々と、アヤメの件などでお世話になったみたいで。 この度は、ダンジョン溢れの対策に、ご足労ありがとうございます。 猫様にも取引などでお世話になっております。 ハハハ! 猫さん、地上では大人気なんですよ!! ふわふわと浮くフォルム。そして、漂う品格が違いますからね!」


様子を見るに、侍マスターですね。

ふむ。関係者か。他人では、無いという事か。

この人も出来ますね。良いでしょう。猫さん合ってますか?


「マユミ殿は、信用できるにゃー」


猫さんが、そういうなら。つまり、取引先の関係者と言う事ですか。

これは、これは。どうもどうも。


「そうでしたか! お世話になっております。 地上で、弊社の社員が小雨様関連にお世話になっているみたいでして。 お恥ずかしい話、地上がどうなってるのか、全容がつかめて無くてですね。 これから、お話を伺いに行こうと言う所でした」


「ハハハ! そうなのですか~! 小雨様から、丁重にご案内のするようにと言いつけられてまして、そしましたら、ご一緒にいきま・・・、その手にお持ちになられているぐるぐる巻きの魔族は、一体。世界初の魔族捕虜ですか!? ハハ! 素晴らしい。完全に戦意が無い。従順な魔族。世界初ですね!」


「いえ、肥料です。」


「ハハハ! なかなかに、ご冗談がお上手ですね? ・・・いや、マジで? マジで言ってるのか」


冗談では無いが。


アヤメさんが、そっと近寄りマユミさんの耳元で何かを囁いている。

マユミさんは、目をつぶり。カッと見開く。


「ハハハ!な、なるほど~! そ、素材系で、でしたか。狩りゲーで良くある。剥ぎ取り系でしたか??! そ、素材なら買取できますかねー?? 3億でどうですか? 3億」 


はい? 3億。 3億? 3億ってこの肥料が?


「ああああ、あの3億? ですか? 聞き間違いで、ですよね?」


「3億じゃ、安かったですか! ハハハ! すみません。何分初めてで相場が分らない物でして、5億でどうですか?」


あああ、うん。5億? 


「すみません。高級素材でしたか。 これが、5億。なるほど。少しお待ちを」


お仲間を、まき散らしてしまった・・・。 1個体、5億か、たくさん捕まえよう。

他に仲間居るのか? この高級肥料に直接魂に聞くとしよう。


高級肥料さんを掴んでいる頭から、直接魂に聞く。


「他に、仲間は、いますか? どこに住んでいますか。 生息状況は? どこ? どこどこどこ」


魂と記憶を探索する。 魔帝国の様なヴィジョンが見え、進行征服を糧とする習性を感じる。


ちっ、こっち来てるのは、これが全員か。後は、ダンジョン門の向こう側の世界か。

残念だ。1個体、5億だと言うのに。


「ああああああ、記憶と帝国の場所を読まれたぁああ! 助けて! 助けてぇ!!! 何でもします! 何でもしますからぁ!! 何でも、すべて、全てを話します! お願いします。人族! 私は、外交官! なんでもなんでもします! あぁあああ!」


肥料、うるさいな。


「ふふふ、祈っても、願ってもだめですよ。 どうしょうも無いんです。希望はないんです。 絶対的な存在に逆らった。それだけで、おしまいです。 選択肢はあったと言うのに・・・。貴方は、チャンスを掴まなかった。ふふふ、お終いですよ。お終いです」


ポムさんが、肥料の前に座り、目を覗くように見つめ、何かを言っている。


「ううん?! 誰??! ポムちゃん!? 大丈夫?!」


「ポムさん、それは貴方自身ではないにゃ~。 落ち着くにゃ。カウンセリングが必要にゃ。」


しかし、5億?! マジかよ・・。 アパートの土地の借金見たいなの全部返せるじゃん。

地上の品の仕入れと、ダンジョンの経営資本が回り始める事ができる。

ようやく、流れが向いてきたな・・。

つまり、正直に商売が一番って事だ。


ああ、素晴らしい。 取引とは、素晴らしいものだ。

ぼろ儲け、気分がいい。 とても気分がいい。

よし。サービスだ、この辺りの焼け野原を治してやろう。


「さて、気分がいいので。この辺も修復しましょうか。 マユミさんと申されましたか。 これは、取り引き初回のサービスです」


位相空間から、ラストエリクサーを取り出し、瓶ごとグシャッと握りつぶす。

霊薬の霧が立ち上る。 そして、天から極光が降り注ぐ。


「「「ま、眩しぃ~! 眩しぃ~」」」


戦闘レディ3人が目を抑え、上下にヘッドバンクしている。

観測者の業の部分の大きさで、霊薬の光量が変るんだったかな。


「霊薬の効果を最大限引き出しているにゃ・・。ポムさん分るかにゃ。 ご主人の英知。 悪と呼べる存在から、星を如何様にも救える力があるというのににゃ。 隠居生活をしているのにゃ。その力で沢山の世界を救ったのは、素晴らしい事にゃ。 今もその力があるというのににゃ・・・。隠居は、勿体ない話なのにゃ」


「・・・猫様、見てさい。 ご主人様の霊薬の効果で、クルンとした。芋毛が頭から生えましたよ。 記憶にあります。 あざと可愛いってやつですよね。 ご主人様、好いてくれるでしょうか。 ・・・猫様、無限の力があったとしても、何かのために使う責務なんて無いと思うんですよ。 折角の命、人生ですよ。 自由に使いたいと存じます」


「縛る存在が居るからこそ感じる自由は、きっと自由じゃないにゃ~」


ポムさん、良い事いいますね。

さて霊薬による、復元は終わったでしょうか。


「怪我、昏睡、老化、その他もろもろ。植物、地形。治ったはずですが」


侍レディが、目を抑えていた手を外し、ピーピーと鳴りやまない通信機器を確認する。


「あー、通信機器に目を通すと、何とか、もろもろ完治したみたいですね。理解より先に、感謝を。貴重な霊薬ありがとうございます! 後ですね、死神様から、お祈りメールが来てますが。 つまり、補填しろと言う事ですね。魂の補填ですか。 ハハハ! 無茶苦茶言ってくるな!」


自分は、肥料さんをジッと見つめる。 君、魂詰まってそうだよね。

補填になりますかね。


「あああああ! 魂無いです! 空っぽです! ほんと軽いんです。 もう、魔星チュパカブラぐらいにふわーッとした存在。 認知も出来ないぐらい、本当に軽いんです! 魂やだああああぁああ!!!」


蒼い髪のポムさんが、自分の掴んでいる頭の所に近寄り顔をグイッと近づけて、肥料さんの目をのぞき込んでいる。


「いいえ、ダメです。あるじゃないですか、まだ温かい貴方の吐息が。 つまり、魂がある証拠です。 そもそも、何で助かろうとしているんですか?? ダメです。 ダメなんです」


頭を持っている所に、未だに座り込み目線を合わせ、ジーッと見つめている。

ポムさん、サイコパスかよ。


「まぁ、後々処理する、クレームでしょう? 一度、戻りませんか。 目的地は、埼玉ですよね。 転移しますよ、帰りましょうか。私の手か、猫さんの手を繋いでくれれば簡単に戻れますよ」


「あぁ、そうですね。後処理・・、は、色々と回復したので何ともなりますか。そしたら、帰りましょうか。 小雨様からお聞きしました。 手を握ると転移が使えるんでしたか。 そしたら、手を借ります。失礼致します」


刹那、伊織さんがポムさんの手を掴むその手をアヤメさん掴もうとするのを掴む。そして、マユミさんが二人の手を握り、ポムさんが猫さんの手を掴む。


おい、話聞いてたか? 掴むのは、自分の手だが。

自分は、どこ掴めばいいんだ? 肥料さんの頭か・・?


めんどくせぇ、空間事転移だ。



もしも応援の程ありましたら、ブクマ評価の程、お願い致します!


後書き、次回でいいか。


【文学友人】

「書く人のタイプに分かれるんだよ~。投稿系ってさ。完成して納得いってから出すタイプと、とにかく走るタイプ。後、承認欲求型のタイプ。ああ、小説のジャンルだけど原稿用紙を折り出して綺麗に仕上げる人もいる。この発想はなかったわ。 そして、お前は、教祖系だと思う。」


なんだ、ゲマだとでも言いてーのか。

親父焼いて復讐の旅スタートさせる様なサイコパスな行動なんてしねーよ。


と言う、事ですか。

一緒にこの方々が同じシステムってのは、難しいと思うんですよ。

何が問題なの?ってなりますが


新規の参入の継続、難しくない?

ランキングシステムなど、現在書いている身としては、少し公平性を欠いている気がします。


ほんとに、貴方様の光の戦士10人から始まり、貴方様に任す形になってますよね。

昔はよかったかもしれんが、大手と認知されてる今、これでいいんかね。

投稿のタイミング悪いだけでほんとに沈むと思う。例として3年後光り輝くかもしれないタイプが、厳しい気がするが。どうだろうか。

まぁまぁ、完成してから出せやって話もありますが、小説家の卵って事でしょう。

まぁまぁまぁ、システムはこれで、大賞の方もありますって事もございますが。


次回につづく

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