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32 続続ショウタ地上へ

ピュアパルプで作られています。

蛍光塗料です。 本作品は、かわいいキャラクターを多数採用しております。

どんなキャラくたぁがいるのか、下の評価ボタンでチェックしてね。




ショウタ 地上に出る。


地上に戻るのに手を繋いでくれる神様。

金髪ウェーブで風呂敷をふわりと陣羽織っている。


素敵ですよね、風呂敷。

包むだけなら何でもいいが、そうじゃない。

持ち運ぶと言う目的に対し、本来必要ないデザイン性を品あるように出力する。


わびさびの精神が詰まっています。


ーーーーーーー



風呂敷の神様と手を繋いで光の位相世界の出口に入る。


さてさて、小雨様とおっしゃってましたか、よろしくお願いします。


辺り煌めく光の扉の入り口で小雨様が話しかけてくる。


「いきなりで悪いが、手を繋いで出るに条件があるのだ。我と地上についたら三回背中を叩く。地上と位相世界の間のお約束ってやつだ。 それまで目を開けないで欲しい」


異界間のお約束事ですか。守らないといけませんね。


昔、5大銀河の死の国から脱出の試練の時を思い出す。

試練中、絶対振り向かない事がお約束事。

なんだけど、死の国のお嬢様が、後ろから追ってくるんじゃなくて前から普通に歩いて来るんだよ。

意味わかんねーよな。

で、そのまま手を引っ張られ死の国に戻らされる。無理ゲー。マジに意味わかんなくて、真理の第三の目、悟り開いちゃったもん。


「承知しました。この度は、手を繋いで頂きありがとうございます。 目を開いてたらダメですか。そしたら、心の目とか開けていいですかね。全てを見通す第三の目です」


小雨様は、顎に手を当て考える。


「あ、うん。大丈夫じゃないか、多分。 心弱き者を弾くためのお約束だったはず。知らんけど。 うん。心の目開いてたら、いいんじゃないか? 分らんが。」


うん?? どっちだ?? 大丈夫なんか。不安になってくるわ。

ダメだったら、自分の腕力で何とかしますけど。トラブルは、避けたいですからね。


小雨様と手を繋ぎ進む。 自分は、目をつむる。そして心の目で辺りを見る。


なるほど、道中の次元摩擦が激しい。星界エネルギーが、頬を撫でる。

異空間のきらめく星海の中、その帳を裂きながら進んでいく。

そして自分たちの後ろから、異様な気配が沢山湧いてくる。


なるほど。魂を運良く取れたらラッキーと思っている高次元生命がうじゃうじゃいるのですね。

漁夫の利は、よろしくないぞ。 宇宙意思に帰ると良い。

小雨様と手を繋いでいる、反対の手で無を作り出す。


リアルストーカー(忍び寄るもの)は、無にお帰り下さい。


手から出現させた黒い 『無』 の本流が、ズズズズと後ろの気配を飲み込んでゆく・・・・。


そして、帳を裂きながら進んでいくと、地上に着いたようだ。

心の目で外の様子を確認すると。地上に着ている。


心の目で辺りを見ていると、小雨様が何かあたふたしている。

手を繋いだ反対の手で、顎をさすり考え事をしているようだ。


早く、背中叩いて頂けませんか。

急いでるんですが。


小雨様が首を傾げ、上下に視線を動かし、手を目に当てている。いわゆる、「アチャー」のポーズだ。


おい、何、背中叩くの迷ってるんですか?? 見えてるぞ。おい。


小雨様がプルプル震えた手で、ようやくにポンポンポンと背中を三回叩かれた。


「あのですね・・・見えてま・・」


「あーー! 今ついた、今ついた!! 今つきました!!  ようこそ!地上へ!! 改めて、自己紹介をします! 小雨神と申しまして、この星のアイテムボックスの加護を担当してます! 信心一番の小雨神だ!」」


・・!? なるほど、プルプルした手は儀式か何かだった・・?

これはこれは、ご挨拶をどうも。


「改めまして、ショウタと申します。この度は、手を繋いで頂きありがとうございます。 恥ずかしながら、66Fで旅館の経営をしております。 名刺をどうぞ。 アイテムボックスのスキルですか、素敵なスキルですよね。誰もが習得を夢見る。 小雨様、信心稼いでそうですね~。 BIGな神様じゃないですか」


相手を褒めることから入るとするか。 会話のリズムが取りやすいからな。


「おおう?! 意外と話せるんだな。 びっくりした。 すまんな、お主が地上に出てきた時な、録画されてたのを見たんだ。そう、敵対者だと思ってな。 アヤメをお主が地上に連れてきた時だ」


「おお、アヤメ様をご存じですか。 どちらかと言えば、運よくアヤメ様が来てくれた事の方が大きいですね。 あ、敵対行動でも。記憶障害と状態変化すぐに戻ったでしょう? 直ちに影響はありません」


小雨様は、ズサッと一歩引く。


「なるほど・・、なるほど。 ネコ殿とポムのご主人なのか? ネコ殿と取引関係で、ポムの入院の面倒は、我が見た。 そして、私が世界で一番の権力者だ」


会話でマウントを取ってきましたか。やりますね。


「!! なるほど、上手だ。 良いでしょう。  この度は、小雨様。お世話になった様ですね。 この後少し、用事を足したら。お伺いして宜しいでしょうか? お話を伺わせて頂ければと思っております。 連絡手段として、このブレスレットをお受け取り下さい」


半ばどさくさに紛れ、無理やり名刺と、旅館ブレスレットを渡す。

しかし、関係者を装いマウントを取りに来たか。

商売上手だ。


「分かった・・・待っておるぞ。連絡方法は、このブレスレットでよいか。呪われてないよな・・?」


「はははは、冗談もお上手ですね。」


小雨様が、ブレスレットを手で持ち、異様な真剣さでにジーッと、ブレスレットを見つめている。


うん? 冗談じゃないのか?


「それと大変申し訳ないのだが、地上では、力を加減してくれると嬉しいのだが。アヤメの試練を見させてもらったのが。 純ミスリルゴーレムが暴れるようでは、あの、ちょっと大変と言うか。 星の形が変ってしまうというか・・・」


「ははははは、確かに。 気を付けましょう。 では、すみません時間が押してまして、一度失礼します。」


小雨様の気配は覚えた。用事を済ませたら飛んで来よう。


従業員専用探知をし、猫さんとポムさんの気配をとらえる。

シュポンと勢いよく、ポムさんの方へ転移するとしよう。


ポムさんの労働意思を確認しなければ。

彼女は、猫さんによる回復を終えたでしょう。


シュポンと自分は飛んだ。

最後の小雨神の言葉を置き去りにして


「人間なのか。 サイコパスな荒神かと思ったぞ・・・。 普通、片手で別次元の高位存在消し飛ばすか?? でもサイコパスだが、なけなしの倫理観に基づいて動いてるようだな・・・、少し安心した」


ーーーーー



辺りは、少し暗い。 現場に、到着した。

荒野の様だ、所々燃えている火が周りを照らしている。


少し先に、ポムさんが居る。

青髪、緑目の美人さんがポムさんだ。

しかし、何かと戦闘しているご様子。

蝙蝠型のモンスターの様だ。魔族っぽいな。


おぉ! そしてアヤメ様達とご一緒でしたか! これは話が早いですね。


しかし、まだ戦闘終わりませんかね~?

黒い蝙蝠みたいな物と、まーだ戦ってるんですか? 自分のお話の邪魔ですね。


手を開き、前に出す。


『内なる獣よ、仮初の肉を破り中から弾けろ』


不可視の力の波が、蝙蝠に接触する。

蝙蝠が2匹、中身からはじけ飛び臓物の雨を降らす。

対象の敵対心の大きさにより、肉体の内から膨らんではじける魔法だ。


飛び散った生命が、次の生命を育む事でしょう。とってもエコロジーだ。

戦闘も終了。 時間は、有限です。大切に使いましょうね。


「この度は、ご迷惑をおかけいたしました。」


防御態勢だった、アヤメ様達の後ろから声をかける。

ポムさんを見る。 最敬礼の状態で跪いている。


アヤメ様は、ひたすらに上下にうなずいた後、振り返る。


「猫さんを、お送りいたしましたがお話は、まとまりましたでしょうか?」


「はい、何となくまとまりました」


そして、重装アーマーの方が兜を収納し話しかけてくる。


「アヤメ、展開についていけないのだが? 魔人達が、臓物の雨を降らせた事も。このスーツの男がいる状況も。 ポムの反応を見るに、この人が・・・、例のご主人様でいいのか?」


おぉ、この方がアヤメさんのお友達の方ですね。

様子を見ると、中々の運命値ですが少し物足りませんねぇ。


「アヤメ様のお友達ですね。 試練の際、拝見させていただきました。そして、ご挨拶が遅れました。 66Fの支配人ショウタと申します。よろしくお願い致します」


「あの鬼畜試練の采配者か? あー、従業員が昏睡状態になったんだ。あぁ、私たちはいいんだ。 ボスも試練みたいなものだしな。 でも、ポムが昏睡状態で回復できないトラブルだ。 アクシデントだよな。 正直、あの試練に水をさされた気分だった。 あぁ、私たちだったらそんな事言わない。 探索者の宿命だからな。 でも、あれは、違くないか?? まともな試練なのか??」


ハッハッハ・・・面白いことを言う、人間だ。

それは、力なき者の弁か?

お前たちは、ポムさん無しで超えられた試練アトラクションだったか・・?


だが、的を得ている。

小娘め、対等に取引がしたいのだろう。

いいだろう。 負い目があるからな。ここは、のってやろう。


ポムさんの方をちらりとみる。

口を半開きににし、震えながら涎を垂らし震えながらお友達を見ている。


美人が台無しじゃないか。どうしたんだ?

こんな程度のセリフで切れたりしないよ。大丈夫、大丈夫。


クレームは、簡単に捌かないとな。

部分的に謝るんだよ。そして、向こうの非を指摘する。

簡単な対応法だ。


「そうですか、貴方が庇われた様に見えましたが・・。 確かに、アトラクションとして至らなかった点は、謝罪致します。 申し訳ございません。 ですが、実力に開きがあり今回の事を招いた可能性もあるのも事実です。 猫さんが霊薬でポムさんを治したのでしょう。 どうするのか。そこのポムさん本人に聞いてみましょうか」


そして、責任を第三者の当事者に丸投げだ。 


ポムさんが、『ここで丸投げですか?!』 と言う顔をしている。

ポムさんが、震えすぎて芋ジュースになりそうだ。


まずは、労いましょう。そして会話を誘導しなければ。


「ポムさん、お勤めご苦労様です。 正直、伊織さんを庇い治した瞬間。 運命値を大きく上回りましたね。素晴らしい献身です。 ただ、昏睡状態になるとは想定外でした。 我々も慌てました。 ポムさんにも謝罪しなければなりません。 私の実力を見あやまった監督、申し訳ありませんでした」


ポムさんに頭を下げる。

私も、少しやりすぎたのでしょう。でも、ポムさんも悪いんですよ? 


「さて、ポムさん。選択肢の話をネコさんから出されたと思いますが、このまま責任を追及してやめても良し。 このまま、この仕事をやるも良し。 どうされますか?」


ポムさんが、そのまま膝を付き祈る。


ポムさん。その格好は、初めて意思を持った時のポーズだな。


「あぁああ! あの! やります!お願いします! やらせてください!」


素晴らしい選択です。

ポムさん。 正しい選択ですよ。

貴方が裏切らない限り。私も裏切らない。


今後とも宜しくお願い致します。


そして、振り返り二人を見る。

恐怖の感情が、若干伺える。

周りの炎に照らされている自分は、どう見えているだろうか。


「と言う事です。ご勘弁願えませんか。 アヤメ様、伊織様、今後優遇致しますから・・」


営業スマイルで話しかける。


そして、もうこれで良いという事になった。


一件落着ですね。


さて猫さんの方を見に行きますか。


「ショウタさん、猫さんの方いかれますかぁ? あそこのレーザービームがネオンの様に光っているあそこにいます~!」


アヤメ様が指した方向には、青の魔法レーザービームが夜空を照らしている。


でも様子が、変だ。


「あれ? 猫さん手加減してますね。何してるんでしょう?? 遊んでるんですかね、猫モンスターは、獲物を弄ぶっていいますしね。 知性がいくら上がっても本能は、隠せないのか・・?」


まったく、動物の業ですね。

自分も人間である限りこの業から抜け出せていませんが。非常にセンシティブな問題です。


「すみません、少し行ってきます。 ポムさん、アヤメ様達の回復などお願い致しますね。 また何かあれば連絡してください。」


「承知いたしました。いってらっしゃいませ。最高に敬愛致しております、ご主人様・・。」


自分は、3人を残しシュポンと猫さんの方に転移する。

アヤメ様の言葉を後にして


「ポムちゃん、正気に戻って!! どうみても暴力を解した、説得方法だったよぉ?! エキサイティングで、バイオレンスな職場すぎますでしょう!? 私も考え方、変りますって?! まだ、ポムちゃんが自由になる選択肢ありますってえぇ! 今日までならクーリングオフで退職みたいな事、いけますよぉ~! だって、ショウタさん、ポムちゃんに凄く当たりが強くないですか? アットホームな職場すぎます!  一歩間違えたら、このように臓物の雨になるんですよぉ! 契約を断って、やってきませんか!? 少し露出して、歌ったり、ピアノ弾いたりすればいけるから! 絶対いけますよぉ~!」



本編とは、関係ございません。




飛ばしてください。 なろう投稿の悩み、みたいなものです。


前々話の後書きの続きです。


閲覧評価として捉えると、面白さは一番最後に必要な要素。

と言う、地獄のような自己矛盾を、果たして解決できるのか。

なろうで色々に悩んだ私、友人に話を聞くことに。


そして、話を聞いたのが

なろう読者歴が長い友人と、なろうを読まない昔道半ばで諦めた文学タイプの友人。

そして、多くの人に見られるために、ロビー活動に大半の力を使った方がいいのかと聞きました。


なろう歴が長い友達は、前話と前々話。


【なろうを読まない、文学系友人】

目標だよ目標。 目標があれば、そんな事(ロビー活動)しなくていいじゃん? 痛みの共有、共感でやっていけるって。 令和になっても、文学系、確実に人の興味を引くところがあるんだから。

商業化したいなら、テンプレに乗っ取ればいいんじゃない? でも違うでしょ? あの辺売れてるのかは、知らんが。実際WEB版小説とか見ると、みてらんないじゃん。 商業でしょ? 知名度が大事だからでしょ? 母数が。そして、それぞれの生活があるから、継続的に仕事としてやってるわけでしょ? 前年比、計画予算ってどこの会社でもあるじゃん。 商業化で色々な人の仕事で面白く出力されてるわけじゃないか。

小説書くなら、目標。この辺が無いと続かねーよ? 目標は? 何がしたいの?


なるほど。

売れるんじゃない、売ってくるんだ。 売れませんでしたで仕事が務まるかぁあああ!

給料は、どこから出てるんだボォオオケェエエエ!


どの世界でも、きっとそうだよね。

出力しましたが、面白くありませんでした! で務まるかぁあああ!

面白くするんだよ! ピカアアアアアアアアアア。


で、あってる?


とするとだ。

投稿してるタイプの人が全然違うわけだよね。 目指してる場所が全然違うと言う事ですか。

それを一緒に、ランキングと競ってるわけだ。それとも、世界に挑戦したい方もいるのでしょうか。


うーん、絶対に歪がでるよな。時代に今のランキング形式があってなく感じる。

どうだろう。今のランキング、これが顕著じゃないですか。


つづく。


値千金の後書き、面白いはずですが。

ぜひ、ブクマ評価をお願い致します。







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