3 昔話 ショウタ
ショウタ
66F 秘密の宿屋 アヤメさんが来る、少し前
「お客さんがこないにゃー、暇にゃー」
「自分のマーケッティングに間違いはないはずだよ。まぁ、まもなく繁盛するさ・・・。暇つぶしついでに、少し昔話をしよう」
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「地球人ハンター! 刈り取り素材は、お前の魂です!!!」
腐れ女神ダリアのセリフを今も思い出す。
営業職の自分は、仲卸と客先の訪問営業の時だった。
会社携帯で 「後ほど、お伺い致します~」 なんて話してただろうか。
そのまま道路を渡るとき。女神ダリアにトラックにダイレクトアタックで引かれ無事一回目の転生を果たした。
「死神の鎌って安易ですよね? もっと効率的に魂を刈り取る道具が有るって言うのに。この刈り取りの手軽さ笑ってしまいます。文明の利器を使いましょうよ~って思いません?」
光が眩しい。雲の上だろうか。
古代ローマの服を着たグラマスな女性が足を組みながら話しかけてくる。
自分の知ってる異世界転生と違う。
もっとこう、『あなたに無限の力を与えましょう』とか 『ああ、もう残ったスキルしかありません。(チート)』ぐらいの、チープな無双をしたいのだが。
こんなイカれた転生、考えた事がない。
「ああ、あなた60年以内に死にますので、早めにお迎えにきましたよ。力を授けるので。サクッと、魔王を殺してきてくださいな。 どうにもこの魔族達、女神の私に対して反女神なんですよね。面白くない。私がこの人も魔も私が作ったのに。私が、直接手を下すとこの星が半壊してしまいますから。あなたがやってきてください」
自分は、キレた。クソ顧客相手でも、キレた事なかったのに。
しかし自分は、立場的優位の相手に切れる事の無意味さをよく知っている。
圧倒的優位立場から飛んで来る、ハラスメントなんてよくあることだ。
「ハハハ!!! そうでしょう。反女神様でしょうね!その力をもらいまして、尽力致しましょう」
絶対に許さんぞ。この時、この女神に復讐するまで帰らない。と決めた。
転生後、流通管理と営業販売の経験はあったので、取り合えず物流と商流をまとめ人類の物資流通に伴う、インフラ設備の向上を図った。
商会、交易所を作る。そして交換こそ国家の糧とは、よく言ったものである。
それぞれの種族の得意な仕事が混ざり合う。 そして、物流による文明の進化である。
「ほほほ、ショウタ。富を蓄えてますね。贅、つまり贅沢を納税しなさい。・・・答えは?イエス?ハイ?ダリア様喜んで奉納致します?」
はいはい、ダリア様。喜んで納税致します。 ・・・・絶対に絶対に、許さん。
この星のすべての金と言うシステムは、自分の関連商会で動き、世界の物流は、自分の流通ルートを開拓することで動いた。勇者と言う肩書も役に立った。
そして、貿易交流により、激しく文明レベルが上がった。
物資の流通に伴う生産力だけで人側に大きく富は、流れた。
だが、女神の奉納税金が、やばすぎる。まともな思考じゃない。どんだけ絞る気だ。絶対に許さん。
ダリアの拝殿用の黄金宮殿を立てた。なんて、悪趣味だ。
人類側への富の偏りに魔族の反人類派は、激しく生きにくい世界になっただろう。
そうだ。
仲間は、出来なかった。
部下や戦場サラリーマン(傭兵)は、たくさん出来きたが。
そんな頃、女神が納期に関係なく催促が来る。
「さっさと、討伐!さっさと魔王討伐!! しばくぞー!!」
などのたうち回るので。グッと堪え、魔王の所へ向かった。
女神を何度も殺そうと思ったが。
女神は、その頃は、まだ殺せない。力が足りなかった。
人魔対戦では、職場の人間の総動員。傭兵たちの総動員であたった。
話は進み、自分の行動とは裏腹に、女神を倒すために魔王と組もうと思っていたが、無理だった。
魔王は、死ぬほどビビっていた。
そうだろう。自分は、あの女神の使いだぞ。
自分も女神ダリアの使い来たら、死ぬ程びびるもん。
魔王に話が通じない。
しょうがないので直接武力で商談を始めたら、魔王が内々に準備進めていた対女神放流空間 『異空間の扉』を自分に向けて、開きやがりました。
異界へ飛ばされるのと同時に、相打ちで魔王は打ち取ったが。
そして、5大神が統治するでっかい異世界次元に流された。
『輪廻と運命の川』 に流されて、死の国と言う所で手当てを受け拾われた。
なんだかこの世界は、5大神の試練をクリアーすると願いを聞いてくれるらしい。
なんか、それっぽい説明は受けた。
試練関係なしに飯がまずいので、食事、食料。に関する流通ルートを作った。
小麦は天から、発酵は死の国から、野菜は狩りの国、魚は海の国から。調理器具は火の国から。
そして、真剣に神々と対話した。
あいつら最初は傲慢な感じだったが、料理、酒、それぞれの国が得意とする商材で食事文化が圧倒的に改善した。
神たちは、食文化の向上に喜びまくった。
神々は、食事による嬉しさのあまり宇宙エントロピー(終焉運命)法則に抗う力を手に入れた。
いつも喧嘩やマウントばかり取ろうとしていた5つの大神が譲り合いを見せ、食料品を伴う文明の交流や流通が盛んに行われた。
この食と言う快楽。食の享楽。5大神の不和を解消するに当たった。
宇宙創成から不仲だったが、お互いのいいところを認め合い意外にも仲良くなった。
そして、神々は基本的に定命の者に試練を与え、超えたものに寵愛を与えた。
その他に色々と、最高食材を仕上げて貢物にしたら物凄い神々に喜ばれた。
めちゃくちゃ力を分けてもらった。
そのまま、5大神様の顔パスで試練を超える予定だったが、死の国のお嬢様が絶対的全力で死の国の試練から返してくれないとか。
最後の試練で、完璧生命人種の天使長が立ちはだかり絶対に試練クリアーさせない事件とか、あったなぁ。何千回、それぞれ挑戦したと思ってるんだ。クソゲーか、強さ設定のバグだろ。
「「残ねーん! 試練がクリアー出来ないのでここで私と暮らすしかありませんねーーー!!」」
今でも思う、ここに残ってた方が幸せに暮らせたかもしれない。
神様、お嬢様、天使長。
ごめん、ありがとう。やることがあるんだ。
女神ダリアをミンチにし、地球に帰ると言うことが命題だった。
引き止められながらも、何とか次元を渡らせてもらった。
5大神様が言うには、女神の場所に直接送り込めないそうだ。
仕方がないので近場の次元に送ってもらった、ここの辺りから次元を飛べば女神ダリア次元に行けるらしい。
最後の次元の行先は、その次元への結びつきが目的地に導くみたいだ。
次元に近いほど良いそうだ。
そのダリア次元の前についた先の次元が星の一部の空間がひび割れた次元だった。
そこに自分は、着いた。
次元に飛べる穴が空いていた。この星の空間がひび割れている。
そのひび割れから。タコみたいな異形の集団に侵攻されている。
オイオイ・・・。大丈夫か? この星はと思っていた。
町と国がインフラすべてが蹂躙されているので、まずは自分の持てる力を勇者としてのすべて使い異形達の侵攻を止める。
なんとか、異形の触手野郎を押しとどめるだけだが成功した。
いきなりだが、ここの神々と共闘となった。
この次元の神、女神ルカと魔神ダムネと一丸となり、敵を押しとどめたのだ。
「助太刀感謝致します。この世界の者ではありませんね。侵略者でも無いようですが」
「この世界の者では無いな。侵略者では無いのか? だが、助太刀感謝する。」
まずは、とにかく星の生産力を回復させねば。
次元のひびから、異形はどんどん侵攻してくる。
ボッコボコ、破壊の中の破壊。星がボロボロ。
でも絶対に復興できる。すべてのこの星の生命が一丸となり、侵略者に勝とうとしている意思を感じたのだ。
やつらは、エントロピー終焉の法則そのもの。
全ては終わりに向かうと言う異形。終わりの始まりの侵略者だという。
だが、希望はあった。星か不屈の希望で燃えている。この戦いの中、神と魔と人の次元が一体となり、全てが多でありながら一つになっている。
エントロピーの終焉に対し、抵抗の可能性をこの次元は戦いの方法を見い出したのだ。
この破壊の中に希望はあった。
燃えるような定命の者の熱量だ。全ての魂を侵略者との戦いに捧げるだろう。
この魂の炎、そうそう消えるものじゃない。
終焉の観測結果は、失敗に終わる。
エントロピーの法則など嘘っぱちである。
結果的に、この星を救うに間に合ったようだ。
それとも神に謀られただろうか。
この星で激戦の中、孤児を2人拾い。神、魔神と3人とで育てた。侵略者と烈火のごとく戦いながら。
少しづつ、星は修復されていった。
人手は、いくらあっても足りない。
そして時は流れるが、自分はいつのまにか歳を取らなくなっていた。
そして、ついに決戦への結論がでた。
ひび割れを修復すれば、この次元から侵略者はいなくなる。神、魔、人、の研究結果だった。
そして、胸に希望を抱いた学者達は魂を賭けた。
戦士は、命を賭けた。
そして生命達は、次の世代に希望を託した。
次元空間コントロール力、領土の拡大および復興、圧倒的生産力。
物凄い勢いで文明、魔法科学が進む。
勝利の日は近い。元凶の次元のひび割れは目の前だ。
色々な戦略を会議した。
次元のひび割れの中から、塞ぐのが一番早い。という結論に至った。
自分が一番中から塞ぐのに都合がよい・・・。と思ったからだ。
もう、入ってしまえば二度と戻ることができない。
中へ入り次元のひびを修復して自分は、そのまま次の次元へ流されればよい。
そして、そのまま次元の隙間から女神ダリアの次元に行きつけばいい。
決戦が近い。
いい大人の孤児二人に泣かれたのを覚えている。別れが近い。
泣くんじゃない。この星の為政者だろう。前を向け。トップたるもの弱みを見せるな。人々の希望を奪うんじゃない。教えただろうが。
でも、一度目は、失敗した。
ひびの次元の中に「終焉の柱」がいた。終焉そのものが、デカすぎんよ。
「終焉」が、大きすぎで次元のひびから中に入れないのか。
・・・これは、中からは、ひびを閉じるのは、無理だわ。と思った。
そもそも、こいつを星の上に出すわけには行かない。
全てがひび割れ、多なるものを一つにされてしまう。
修復計画は、決まっていた。
中から閉じるのが無理なら、時間と空間凍結を掛けて、この場所を封印することだ。自分自身が、このまま封印する事が一番、無難で、成功するだろう。
この星が終わるまで自分は時間凍結か・・。と思ってたら。
女神ルカと魔神ダムネが、ひびの内側に入ってきて次元封印、時間凍結魔法をぶっぱなした。
「あなたなら、必ず私たちも救ってくれる」
「救うはずだ。おまえなら。」
二人が自分を次元の内側から追い出した。二柱により次元のひびは、空いたまま封印され時間凍結が辺りにかかった。
オイオイ、無茶がすぎる。
そもそも自分は、別の次元の人間だ。託されても困ってしまう。
でも時間凍結の余波でそのまま、2000年ぐらい時間に凍らされてたね。
そして凍結から起きたら、時間遅延の魔法がかかった建物が封印の場所に出来てた。
起きたらほぼ自分の力がなーんも、使えない。次元の内側に置いてきた感じ。
修復魔法とか最初の次元の力だけが使えた。
そして、封印の建物から出たらめっちゃ捕まった。
未来の戦士の末裔達に。
「あやしすぎるねぇ。そして、封印機構をいじるのは重罪、死罪。自由は認められていない。今すぐ、ここで裁決だよぉ」 だってさ。
いやーほんと全力で命乞いしたよ。こんな命乞いをしたことないね。ほんとに。
こんなアホな死に方できないからね、ここまできて。この状況だけは、凄い鮮明に覚えている。
戦士たちの古の武器を修復できるから、命だけは助かった。
異形の侵略者がどこからか湧いてくるみたいだね。まぁ、「終焉」 と接触してるから、そうだろうなとは、思う。
で、現統治者に謁見するんだけど。
結論から言うと統治者が孤児の一人の竜神リザだった。
戦士たちに古の機構を動かせることが出来るから、皇帝陛下に謁見って言われた。
断ったら、多分、自分の首だけ謁見を許される気迫を彼らから感じた。
統一皇帝の肩書のリザに久しぶりにあった時は、無視された。
どうみてもリザだけど。
皇帝陛下への謁見の時、勝手に頭を上げて喋り出したり。礼を欠いたら、間違いなくミンチだ。
そう、戦士たちから言われている。
でも、腹をくくり、話しかけた。 でもそれは、自分の間違いだった。
「リザ・・・! なぜ無視をするのだ!」
凄いよね、宮廷に居る、全員が剣を槍を、魔導書を自分に向けて来た。
全員の顔の様子を覚えているよ。「は? ここでこいつ、何を言っちゃんてんの?」 命をなんだと思ってるんだ? って顔。
即座にリザが手を振り、その場は、瞬時に収まった。
「・・・ああ、自分が間違っていたのか。そうか。お前にも立場があるのか。世界を統べる皇帝だもんな。 安易な振る舞い何てできないよな。すまない。本当にすまない。2000年空白を空けた自分が、立場をわきまえて居なかった。 自分が、恥ずかしい。そして、封印に失敗してしまった。 これも、言う資格が無いのだが、誇りに思うよ。あの、甘えたいのに甘えるのが苦手な、泣き虫がな。立派になったな。今のお前は、間違いなく統一皇帝だ」
もう、自分には、力もないし、出来ることなんてもう無いんだ。
ここで、自分を切ってお前の権威の足しにでもしてくれぃ。
その場では、切り刻まれずに。そのまま、退出を命じられた。
でも、後5分もすれば、自分を連れて来た戦士たちにミンチにされる。
間違いなく。間違いない。
あいつらは、マジにヤる。慈悲は無い。
皇帝陛下こそ、この星の希望。この星の絶対的な存在なのだ。
礼を欠いた以上、死罪は確定演出。
そして、そうでないとこのイカれた星の為政者なんぞ務まらんよな。
謁見の扉から、外に出る。一緒に退出した戦士達に、「まぁ、ミンチする他にないねぇ。足から少しずついくからなぁ。大丈夫だ。大丈夫だ。その絶叫声が真摯に生きたいと願っていれば、絶命前に、許しが得られるかもしれない」
あー、ここまでか。と思ったその時。
皇帝の側近立が、ダッシュで扉をドゴゴゴオンと弾き飛ばし、ひとまず戦士達から身を預かられる。
そして、別部屋へ案内される。
中にリザ皇帝が居た。
部屋でじろじろ見られ、下着一枚になるまで、脱がされた。
簡単な質問をされた。自分は、無視して答えなかったが。
リザが、「なぜ、答えぬ!やはり偽物か!!」 リザの周囲に気炎、大炎上。気迫だけで、部屋の窓と壁がぶっ飛んだんだが。
これが、星の守護者の力か。
「何、意趣返しだ。 所で、もう触っていいのか? リザ。感動の再開をしたいのだが」
すぐに、駆け寄りリザが抱き着いてきた。竜神の重量に数歩たたらを踏む。そして、自分も抱き着いた。
リザの耳元で、ささやく。 「すまない。『終焉』に勝てなかった。2柱に身代わりで凍結封印となってもらったが、もう自分に力が無い。本当は、あのまま次元のひびを修復して、後に残るお前たちの為政の苦労を極力減らしたかったが、出来なかった。多大な苦労をかけた。すまない」
「ああああああ!(’&%$#うう”))(’&%いい$#)あああああああ!」
泣いてるのはわかるが、何言ってるかわから無い。
落ち着いた後、話を聞く。
この日のために為政者としてしっかりやってきた事。世界が終焉に向かっているという事。
必ず、戻ってくると信じていたという事。
でも、だいぶ疑ってましたよね?
もう、数秒助けが遅かったらミンチに成ったところでしたが。
でも、皇帝の立場としての振る舞いに何も間違っておりませんが。
そして、自分本人だと分かると、昔の思い出補正も加わって愛が物凄い重たい、自由が許されない。
「そんな弱くては、死んでしまいます。最強の私といるのが一番いいです」って感じで。
1000年ぐらいで孤児の一人は、時空間凍結に挑みお亡くなりに。
もう、1000年の間、リザ一人でやって来たみたいだ。
リザの依存とも思える愛に。何度もえらい目あった。
「この次元を超えて・・・他の次元でやることが・・ある。」
と言うには、心苦しかった。
リザから話を聞くと、神が封印されてるから、自分も、世界も少しずつ疲弊してたんだってさ。
でも、もう自分も力も無いし、このままこの次元が滅ぶのを待つしか無いかと思ってたんだけど。
次元の穴の次元封印で思い出したんだ。
そういえば遠く昔、女神ダリアのあの魔王ぐらいの弱い力で、次元の穴を作って、遠くに放流されたよなぁ・・・。 と思い出した。
一度、異空間の魔法を体験している。いや、転生含めれば二度目か。
あの魔法を、模倣すれば、これいけるのでは、と思った。
少し遠くへ「終焉」を異空間へ・・、とにかく遠くへ飛ばす。また「終焉」は来るが、その前に次元の穴をふさげば、いけるはずだ。
また空間を空けると同時に、沸いてくる異形集団は根性で倒すしかない。
終焉が近くにいるので当分の間は、小型の異形が星に出現するのに悩まされると思うが。
とにかく神の二人を取り戻す事が優先だ。
再度決戦。
星と次元に残された最後の力で、女神ルカも魔神ダムネも次元凍結から戻った。
「信じて、まってましたよ」 と言われた時。
「待たせすぎだぞ。信じていた」 とも言われた時。
その時涙が止まんなかったよ。
涙なんていつ以来だっただろうか。凍結が解除されると同時に、自分の力も戻った。
そして女神ルカ、魔神ダムネ、統治者リザ、全員で魔王流異世界の扉を開いた。
この時、自分の魂の力が自由に使えるようになった。神と呼ばれる者の力。全能の力だ。
そして魔王流異世界の扉で「終焉」 を引き離すことに。成功。
後は、小型の異形が次元に湧くぐらい、この星なら大丈夫だろう。
で、次元のひびを修復するんだけど、修復しきれないんだわ。
この星から、異次元の観測者がいるから次元のひびが締め切らないんだ。
「時間がないです。修復しようとしても、何者かのこの次元で無い者の圧倒的な力が邪魔をしている・・・すぐに排除しければ」 とエリート時空魔導士から。
その時、全員沈黙するんだよ。
あっ!それ自分じゃん。超ウケる。・・・ウケない?
時空穴に飛び込む前にも時間が無いから、すぐに全員に挨拶しないといけなくなって。
そそくさと挨拶して、時空の穴に、飛び込んだよ。
大丈夫だ。ちゃんと。心で通じてるはず。
そして、きちんと感謝を言葉で伝えるのは、長くなるし、恥ずかしかったんだ。
で、女神ダリアの次元に行けたんだけど。
肉体を持っては入れなかったから、転生して魂が入りやすい魔族側で転生スタートしたね。