がらくた
「まあ、嫌らしい!」
貴婦人は言い放つ,それに触れもしないで.
後退り,省みない,そしてのたうち回る.
「いいかい,君が触れようとしているのはそういう場所なんだよ」
シルクハットの熟年紳士は,ご自慢の髭をピンと伸ばしながら,物知顔で語りかける.
私は知らない.
裸,そんな愛欲の道具として.
使い捨ての道徳,欲望は灰に染まる.
背徳は金で買い,何も知らされない.
ただのがらくた,それが私.便器を舐めて暮らすだけ.
貴殿方に私の排泄物を差し上げましょう.
さあ,どうなるでしょう?
このクソ豚どもめ!
幸せそうに貪り食う.
搾取!搾取!搾取!
ゴミの山,大将として.
優雅の極み,キチガイの舞い.
さあ,はじめましょう.
駄々っ子祭り.