7ネタめ! 私が髪を切った理由
予約をいれるのがめんどうなので、とびこみで行っていました(笑)
伸びたから、でしょ?
!!
——そ、そりゃそうですけどっ!
それで、終わらせたら、200文字に足りないじゃないですか(そもそも、そんな内容なら投稿するな)。
髪を、切りました。
いつごろから、自分で切るようになったんだろう?
長い髪を、ばっさり、とはいかないものの、すっぱり。
右を長く。左をみじかく。
ここまで、はっきりと、アシンメトリーにしたのは、はじてめてです。
あ、私の髪がたなんて、どうでもいいですね(苦笑)
ここで語りたいのは、どんな髪がたにしたかより、なんで髪を切ったか。
はい、そうです。伸びすぎたからですってば。
でも、なんで、このタイミングだったか、ですよ。
じつは、ある夢をみたんです(またかよ)。
私には、ずっと、憧れているかたがいて。
顔も知らないそのかたに、お逢いする夢でした。
想像していたタイプとは違いましたが、素敵なかたでした(夢のなかのそのかた、なので。実際のそのかたとも、違うはずですが、笑)。
とくに、イベントもなく、会話と握手をするていどの夢だったのですが。すごく幸せな夢でした。
で、目が醒めて。
すごく、落ち込んだのです。
もし、いま。
そのかたにお逢いできても、なにかを、つたえられるのでしょうか。
ファンです。
あの作品が好きです。
これからも、ご活躍、楽しませていただきます。
そのくらいです。
いや、それでいいのでしょう。
問題は、そこじゃない。
もし「なにか」の場面にでくわしたとき。
そのときの「準備」が、私にはできていない——そう、感じたのです。
憧れのかたにお逢いしたとき、物怖じすることなく。きちんと正対して、さっきの台詞を言える。
たいせつに想えるひとができたとき、ちゃんと、それをくちにできる。
ゆずれないものをまもるとき、意志を込めた眼で睨み返せる。
私は、そんな人間なのか? ——いいえ!
そう考えたら、鋏を手にしていました。
ありきたりかもしれませんが、手近なところから、やってしまいたかった。
ざくっ。
ざくくっ。
櫛のような刃をした、すき鋏も持っていますが。それをひっぱりだすのも、おっくうだとばかりに。
ふつうの刃をした、おおぶりな鋏を。それでも、段差をつくりながら切ることができるように。上下させながら、切っていきました。
あーあ、こんなんにしちゃった(苦笑)
それでも、それなりに長めなので、ラフな髪形ではありはしても、みっともなくはないだろう。そのくらいで、かまわなかっかたのです。
もちろん、こんなことで、なにかの「準備」ができたはずもありませんが。
それでも、ひとつ、手をつけることができた。
これで、また、つぎに手をつけることができる。
こんな心境が、いつまでつづくことやら。
それがちゃんとつづく人間なら、いまの私のようなていたらくは、なかったのでしょう。
今回が特別なわけではなく。きっと、すぐに怠惰に呑みこまれてしまう。
そして、何度となく繰り返してきた、再起の誓いのときを、また待つことになるのだ。
ほんと、しょうもない。
でも、こんどこそは、と。
毎度のことながら、長続きはしない、決意を胸にする。
ああ、これを胸に灯しつづけることができるかどうが。
私と、ほかのかたがたとの差なんだな。
悟ったように、他人事みたいに言えばいいのか。
恥じて、うつむいて言えばいいのか。
——どっちでも、いっしょか、このがらくため!
でも、いいや。
それでも、なにかを変えようとしたんだ。
すぐに怠惰に呑まれてしまっても。せめてまた、つぎの機会を見逃さないようにしよう。
こんなていたらくは、自分のせいで。
欲しいものがあるなら、それを手にするための「準備」をしてから言え。
だったら、私にはその資格がない。
だから私は、欲しいもののために「準備」を整えて、戦っているあなたがたを尊敬します。
ほんと、だめなやつだよね。
でも、すぐに怠惰に呑みこまれると、自分でもわかっていて。
私は。
それでも。
髪を切りました。
長い髪を。
ばっさり、とはいかないものの、すっぱり。
それだけ。
たった、それだけなんですけど。
歯医者さんは、ちゃんと予約いれます(笑)