◆新撰組 主要隊士一覧◆
・近藤勇
新撰組局長。
奥多摩に生まれ、実践剣術《天然理心流》の当主となる。
その後、政情不安に乗じて道場の仲間たちと共に上京し、新撰組を結成して局長の座に就く。
しかし幕末の戊辰戦争において、敗走のさなか新政府軍(薩摩藩・長州藩・土佐藩を中心とする敵対派閥)に捕縛され、処刑される。
義に篤くカリスマのある人物だったとされる。
・土方歳三
新撰組副長。
豪農の家に生まれたが、天然理心流の道場にて近藤と出会い、彼に共感。
新撰組の一員として名乗りを上げる。
上京後は近藤の右腕として辣腕を振るい、その冷徹な判断力と強さから、敵味方共に『鬼の副長』と恐れられた。
戊辰戦争において連敗が続く中、最後まで戦い続けたが、函館にて戦死した。
容赦のない性格であった一方、流行に敏感でお洒落だった。
・沖田総司
新撰組・一番隊隊長。
天然理心流の道場にて近藤と出会い、彼に共感。
三度の突きを同時に繰り出す技『三段突き』を武器に、新撰組隊士として切り込み役を務めた。
その強さは新撰組随一と謳われたが、若くして病に罹り、戊辰戦争に参加することなく病死した。
・斎藤一
新撰組・三番隊隊長。
沖田に並ぶ剣の腕と称され、また新撰組内部の粛清や敵組織への諜報も務めた。
戊辰戦争において会津にて戦ったが、説得の末投降し、生き延びた。
その後は名前を変え、新政府の警官となった。
隊長格の中では謎が多く、使用剣術などが明確になっていない。
・市村鉄之助
新選組・副長付。
京都にて新選組に参加し、土方の小姓(世話役)を務める。
土方からは非常に気に入られており、函館の地まで連れ添い戦い続けたが、土方の戦死前に遺品を託されて北海道を脱出した。
土方の生家に遺品を届けたのち病死したとされるが、詳細な記録はない。