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幻想異変録:replay  作者: 凍曇
番外編
12/32

始点でもなく終点でもなく

 チクタクチクタク

 針は休む事なく時を刻み続けていた。

 しかし、ここで針は動きを止める。

 針はあべこべに動き出し乱雑に時を刻み始める。


 時間はめちゃくちゃに動く。

 しかし冬が明ける事は決してない。

 1ヶ月経とうが、2ヶ月経とうが、一年経とうが決して冬は明けない。

 歴史は"ありえない"方向へと進んでいく。

 

 姿を消した大魔導士。

 紅い館の新たなる主人。

 冥界に佇むもう1人の剣士。

 山の頂上にて君臨する天狗の長。


 様々な者が様々な方向へと進んでいく。

 未だに絡み合った思惑はもう誰にも解けないほどに絡み合う。


 "いるはずのない"現人神

 誰からの声も、誰からの目にも、認識出来ない場所で静かに微笑む"八雲"の名を継ぐ女性。

 普通の魔法使いだった(・・・)魔法使い。

 

 しかしこれらが紡ぎ出すストーリにはきっと救いがなく、悲劇があり、惨劇があるだろう。

 これは————

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