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第3話 異世界で初めての戦闘と町

ついに戦闘シーン。うまくかけているか心配です。

 いろんなことを考えながら前に進んで行くと、普通のよりは数段大きい(中型犬ぐらい)うさぎが道をとうせんぼしていた。

 これはまさかモンスターというやつじゃないか。見た目可愛いけど目が赤いし、俺にでも分かるぐらい殺気を放ってらっしゃる。超怖い。

 するといきなりうさぎが襲ってきた。てか、すごく速い。時速3、40キロぐらいでてんじゃないのか。

 すぐさま戦闘の用意に入った。まぁファイティングポーズとるだけだけど。

 うさぎがどんどん近づいてきて、あと1mぐらいの所でジャンプ攻撃を仕掛けてきた。それをうでで受け止めて、うさぎが地面に着地する瞬間足で蹴った。



「うっ」



 腕がジンジンする。ていうか身体を後ろにそらさなかったら絶対に吹っ飛んでた。ていうか身体少し浮いたし、腕折れんでよかったわ。ジャンプの時だけ多分60キロは出てたぞ。でも向こうはまだよろけてる。一発で決めてやる。

 そして、うさぎの首に向かって垂直パンチを繰り出した。

 まともに食らったうさぎはついに動かなくなった。

 あーこれはすごく精神にくるな。これから何回やってもこの罪悪感は抜けんな絶対。まぁ躊躇はしないけど、生きて行くためには。






 合掌をして、倒したうさぎを持って先を急ぎ、やっと町に入る門の前まで来た。この町は直径10kmぐらいで結構大きく、きちんと周りを石壁で固めている。そこには門番が一人おり、俺に向かって話しかけて来た。

「おい、そこの変な服装のお兄ちゃん。ファゼストの町にやって来たのか。だったら身分証を出してくれ。」

 うわまじか。そんなん持ってねぇよ。てか、パジャマだし、ジャージだけど。ここは田舎でとうしたほうがいいか。でも称号にテンセイシャって書いてあるし。まんまのこと話すか。

「うっ、あっはい。すみませんけど、私身分証を持っていないのですが。」

「えっまたか。これで二人目かよ。お兄ちゃんもしかしたらだけどテンイシャか。」

 え?まさかこの世界で転移者とか結構メジャー。だったら好都合。おなじ対応をするだけだ。

「そっそうですけど、」

「そうか。それは災難だったな。まぁでも安心しな。この世界では異世界人を異端者扱いしない。逆にいい対応をしてくれる。それにこの世界でお前とおなじやつはいくらでもいるしな。」

 話によると、5年から10年周期に転移者が現れるそうだ。特にここ数年は毎年2、3人ぐらいくるそうで、俺は今年二人目だそうだ。それにいい対応といっても身分証か冒険者ギルドで貰える身分証の代わりの冒険者カードが無償で発行でき、支度金2万ゴールド、銀貨2枚が貰える。ちなみに転移者は一部を除いて冒険者カードを選択するそうだ。まぁ俺もそうだし。

 お金の価値は日本とほとんど変わらず、物価が安いことを考えれば結構なお得感もあるが、宿を借りたりするなどを考えれば、10日も持たないそうだ。宿の相場はこの町で朝夕食付きで1日2500ゴールドで街によって変動するそうだ。

「お前はどうするんだ。といってもテンイシャは決まっているか。」

「はい、冒険者カードの方でお願いします。」

「了解だ。この門を通ってまっすぐ行くと周りの建物よりひときわ大きい建物がある。それが冒険者ギルドだ。もっと大きな街になると商人ギルドもあるが、ここは冒険者ギルドがその代わりをするから、そのアサルトラビット持って生きな。うん?ああ、そういえば自己紹介がまだだったな。俺はガセットだ、よろしく。それと出来れば敬語はやめてくれ。貴族と話してるようで気が滅入る。」

「あっうん、俺の名前は綾野裕太。裕太でいいよ。生活が安定するまではこの町にいるからよろしく。」

ありがとうございました。

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