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姉と弟  作者: 海ほたる
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聞きたいのはそこじゃない

「あれ? どこにやったかな」


この前買ったパーカーが見当たらないな。

まあとりあえず違うの着ていくか。


 しかし、謎はすぐに解けた。

 下に降りた俺は今まさに出掛けようとする姉に声をかける。


「おい、ちょっと待て。どこに行く気だ?」


 そう俺のパーカーを着た姉に。


「何でアンタに行き先を教えないといけないのよ」


 いや、違う。聞きたいのはそこじゃない。


「なぜ俺のパーカーを着ている」


 すると何を当然のことをと言わんばかりの顔で言い切る。


「そんなのわたしが着た方が似合うからに決まってるじゃない」


 だからって勝手に持っていくなよ……。


「じゃあ借りてくから」


 出来れば事前に声をかけて頂きたかったです。

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