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愛の歌

作者: おこめ

君が誰かに笑うたび

怒りが込み上げてくるなんて

きっと悪い病気だね

歪ませてもっと楽にしたい

嬉しいなって笑いたい


僕だけを見て追いかけて

僕しか見えない君になって

僕を射抜く君の視線

叫ぶ声もたまらない

ずっと二人でこのままもっと

壊れてしまう恋をしたい


君が痛いって苦しんで、

もっと歪ませてみせること

君への愛の形だよ

こんな風にしか愛せない

だからもっと近づきたい


他人と君は違うから

特別って言葉をあげる

獣の君には赤い薔薇を

何よりも赤い蜜を吸い

僕は狂った蝶になる


二人で永久に舞踊ろう

甘い誘惑 いつかの涙

零れては伝い溶けていく

伸びた君の愛しい手

消えた指先 愛の歌

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