出雲5
次の日、姫と白虎は、それぞれ材質の違う3つの門を潜って、最後に塩溜の大鳥居を通り過ぎて、新門通りを手をつないで歩いていた。
「白虎、ここご縁横丁って言うんだって、面白い。」
もう少し、進むと最初にお風呂に入れてくれた旅館が見えてきた。
「白虎、今度ここに泊まりたいね。」
「そうですね。」
「縁結び箸とか、色々ありますね。」
「おなかすいた。出雲ぜんざい食べたい。」
「なら、ここがよさそうですよ。出雲ぜんざいもそばも食べれますよ。」
二人で、ちょっと古びた佇まいのお店に入っていった。
「出雲ぜんざい2つとおそばください。」
しばらくして、そばとぜんざいが一緒に運ばれてきた。
おそばは、2段の丸い器に入っていた。
二人は、おいしそうにおそばと、ぜんざいを食べた。
「幸せって、こういうことなのかな?」
「そうかもしれませんね。」
「学校の友達にお土産買って帰ろうかな?」
「そうですね、自分もなにか身内に買っていきます。」
姫と白虎は、再び手をつないで歩いた。幸せそうな、二人ずれが多かったので、二人が手をつないでも全然違和感がなかった。
「出雲の大社から幸せの波動が流れているみたいね。みんな、幸せそう。」
「白虎、これ、恋する最中だって。おもしろい。」
「姫様、この日御碕神社に行きませんか?」
それから、ふたりは、稲佐の浜を経由して日御碕神社にお参りに行った。
そして、そこで、海に沈む夕日をずっと眺めていた。
「明日の朝に、東京に戻りましょう。」
「神様たちは、もう少し会議いや宴会が有るようなので、自分たちは先に日常生活に戻りましょう。」
「そうね、今晩皆さんに挨拶して明日の朝帰りましょう。」
姫と白虎は、再び、出雲大社に向かって歩き出した。
ひとりだと、長いと思える道も、二人だといつまでもこの道が続いていてほしいと思えるから不思議だ。
あっという間に、その日の宿に付いてしまった。
二人は、神様たちに挨拶をして、会議場から少し離れた寝屋にウサギにたちに囲まれて眠ることにした。
次の日は、早く起きて、大国主の神様と額田の姫様、月読みの神様にそしておじい様に挨拶をして、空港に向かった。




