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冒険7

 周りが闇に包まれて、姫様もユキも眠りについてしばらくたった時、誰かがその部屋に足音を忍ばせてひってきた。

最初に、気が付いたのはユキだった。

でもそれが、騎士団長の息子だとわかって成り行きを見守ることにした。

ドア開けると、蠟燭の炎がかすかに陽炎のように揺れた。

「姫様、起きてください。」

「奴らが、外で騒いでます。」

「多分、姫様を狙って、一軒一軒回ってるようです。」

「このまま、地下道を伝って、森の入り口まで行きます。」

「そこからは、僕が、お取りになるので姫様は、そのまま森の中に逃げてください。」

「そして、これを母親から姫様に渡すように言われたものです。」

そう言うと、彼は、姫様に四角くおられた便箋のようなものを渡した。

「ありがとう。でも、あなたをお取りになんてできないわ。」

「あなたは、このまま部屋に戻ってください。私たちだけで、地下道を通って森に逃げます。」

「でも、・・・。」

「あなたは、あなたのお母様を守る義務が有ります。これは、私が、騎士と認めたあなたへの命令です。」

「そう言えば、まだ名前を聞いてまかったわね。」

「エルモです。アスタ・エルモです。」

「エルモ、お母様のとこに戻って、お母様を助けなさい。」

「わかりました。」

「じゃ、私たちは行くわね。」

「ユキお願い。」姫様がそう言うと、ユキは、全身を光らせて、地下道を走り出した。

その後を、姫様が追いかけた。

しばらく行くと登りになり、そして、森の木々の香りが、徐々に強くなった。

「ユキ。」姫様が、ユキの声を掛けた。

ユキは、地下道の出口の前で立ちどまった。

辺りにの気配に集中しながら、自分が出れるぐらいの隙間を開けて外に出た。

周りを見渡した。近くに誰も居ないことを確認すると、姫様に外に出るように合図した。

外に出た姫様は、遠くの街で人を探す明かりが、激しく揺れているのが見えた。

姫は、そのまま、姿勢を低くして、森の中に消えていった。

『奴らが、犬を使って、森の中を捜しに来るとまずわね。お父様たちもつかまってしまう。』

「ユキ、夜が空けるまで、この森の中を歩き回るしかなさそうね。」

「でも、どうしたのかしら。急に私たちを捜しまわるなんて。」

「お城で、何か有ったのかしら。」

明かりに関しては、ユキがまた、体を光らせてくれたので転ぶこともなく歩くことができた。

それに、森の動物たちもこの不可解な一向には、見向きもしなかった。

 2時間ぐらい、歩いただろうか、東の空が徐々に明るくなってきた。

木の根っこにユキと座りリュックの中の水筒を取り出し、水をユキと分け合った。そして、手わされた便箋を確認した。

そこには、騎士団長の家から森の中の小屋まで道順が示されていた。

「駄目ね、適当に歩いてきたから今自分たちがどこにいるかわからないわ。」

そう姫様が言うと、ユキは、その地図を見ると姫様たちが休んでいる木にするすると登っていった。

 しばらくして、降りてくると姫様に付いてくるように合図した。

 森の中を小一時間ほど進むと、森の中にひっそりと隠れるように小さな小屋が現れた。

その小屋を姫様とユキは、注意深く観察した。

「誰かいる。」

そう思った瞬間、姫様が隠れている木の上から、誰かが下りてきて、姫様とユキを一瞬にして捕まえた。

口も一瞬にしてふさがれたので、声も出せなかった。

そのまま、抵抗することも出来ずに小屋の中に連れていかれた。

「国王様、この者たちがこの小屋を除いてました。」

姫様は、口をふさがれたままその国王と呼ばれた人を見上げた。

「姫。」その男が声を出した。

「騎士団長、手を放しても大丈夫だ。彼女は、私の一人娘だよ。」

騎士団長は、慌てて手を放しと

「失礼しました。」と言って、さっと後ろに下がった。

自由になった姫は、国王と呼ばれた男とその後ろに立っている人影を見た。

「お父様、お母様。」姫は、そう言って、二人に抱き付いた。

知らない間に、騎士団長は、小屋を出て行っていた。

「お父様、お母様ご無事でよかったです。」

「それと、すぐに皆様を要んでください。すみません、町では、私を捜して偽の王様が騒いでいます。」

「何か、対策を立てないと。それと、ここも見つかってしまうかもしれません。」

「騎士団長、すぐに見んあ集めてくれ。」

「姫、詳しい話は、後にしよう。今から、東の砦に移動することにしよう。そこには、今まで、姫にも見せたことない秘密の隠れ家が有る。」

そう国王が言うと、数十人の騎士が集まってきた。

「レイラ、良かったわ。無事なことは、聞いていたけど、和えにいけなくて。」

「わたしも。ずっと、お母様と思っていた人が、偽物だったなんて、信じられない。」

「仕方ないわよ、お城の中でもそんなに一緒にいる時間がなかったもの。お母さんも反省してるわ。」

森の中を進みながら、お母様と姫は今までのことを話し合った。

ユキは、その二人の足元を周りの状況を気にしながら、付いてきた。






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