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冒険3

 どうやら、ここは西に隣国にある湖のようだった。

この辺は、フィンランドとよく似た地形で、やたらと森と湖が多いところだった。

冬になると雪深い森の中で、トナカイの群れをよく見かける。

「白虎、ここは、西の隣国の湖のようね。」

「結構、歩いたと思ったけど、こんな隠し通路が有ったんだ。」

「姫のお父さんもここを連れてこられたのかな?」

「そうかもしれないけど、たぶん逆に連れてこられたのかもしれない。」

「私たちの知らない間に、城の秘密を白状させられるために。」

「そうか、あのお城の秘密を暴こうと姫のお父さんを連れてきたのか?」

「だとすると、君のお母さんを西の隣国が幽閉したのも、すべて国王を誘い出すための罠だったのかも。」

「そうね、そして、それにうちの国の伯爵が絡んでいたのは、間違いないわ。」

「ただし、彼らの誤算は、私も私のお母さんも神格の近い力を持っていたってことよ。」

「西の隣国は、もう姫さんとこと同盟国だから、後は、天黒龍のいる北と東の隣国が怪しい。」

「そう思って、自分を姫さんの国まで送ってくれた部下に東の隣国は調べさせている。」

「やるわね。白虎。」

「今のところ、その部下からは、連絡が入ってない。」

「じゃ、自分たちは、北の隣国から調べましょう。」

「それより、姫さん、一度自国の街に戻って、少年騎士団に自国の中も調べてもらった方がよくないか?」

「偽物の国王が、戻ってきて何かやばいことが起こりそうな気がする。」

「彼らには、真実を伝えて、注意するように警告しておいた方がいいように思う。」

「白虎、どうしたの?今日は、冴えてるじゃない。」

「普通ですよ。」

、その小屋から、しばらく南に進んだところで、自国につながる広い道が見えてきた。

こっちの国もこの道の周辺は、露店が並んでいたりして、結構活気のある通りになっていた。

「そのうちに、この辺に商業都市が出来そうね。」

「そのためにも、本物の国王を見つけないと。」

その通りを使って、自国に戻る。さっき入っていった伯爵の屋敷を左手に見ながら、街へ急いだ。

街はいると、少年騎士団の一人に出会った。

素早く目くばせをして、合図を送る。

 すると、後方から2名、姫さんと白虎そしてリュックにユキのパーティにさりげなく近づいた。さらに、周りから姫さんおパーティを囲むように少年騎士団が集まってきた。

そのまま、彼らに囲まれながら、繁華街の中心にある宿泊施設に消えていった。

「姫様、どうされたんですか?」

 彼らには、何も連絡していなかったのに、急に姫様が現れたので、緊急事態と想定して、集まってきたのだ。

「良く、わかったわね?」

「姫様が、連絡もなく街に来るなんて、それに、この日本人と一緒ということは、何か有ったもしくは、何かをしようとしているとしか思えないです。」

「それに、国王が戻ってきてから、街の中が騒々しくなってましたので。」

「それは、どういう事?」

「昔みたいに、国王に親しげに近づこうとすると護衛がいきなり刀を抜いて威嚇するし、税金をいきなり倍に上げたりと。」

「以前の国王と人が違ったみたい。」もう一人の少年騎士団員が言った。

「そうなのよ、だから、わたしたちは、本物の国王を探しにお城をそっと抜け出してきたの。」

「でも、助かったわ。誰にも見つからずに今日の宿を探していたの。」

「ここなら、安心です。」と少年騎士団の年長らしき少年が言った。

「申し訳ないけど、もう一つお願いが有るの。」

「国王が、西の隣国に凱旋したときに何か気になったことが無かった、街の人に聞いてほしいの。」

「わかりました。明日の午前中までに、情報を集めます。」

「じゃ、よろしくお願い。」

「姫様、今日は、この宿でお休みください。お風呂は、1階にあるので後でご案内します。」

そう言うと、その年長の団員は外に出て行った。

奥から、女の子の団員が現れた。

「姫様。」

「あら、ダンスで一緒に練習したわね。」

「覚えていて、頂けて光栄です。」

「部屋までご案内します。お連れの方もご一緒にどうぞ。」

そう言って、二人を食堂の奥の廊下に案内した。






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