表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/156

牢屋

 しばらくして、ユキが口に毛布を加えて、戻ってきた。

「姫様、すみません。こんなものしか見当たりませんでした。」

「ありがとう。ユキ、これだけでも助かるわ。」

そう言って、ユキがもってきた毛布を、素肌にまとった。

「で、どこかわかった?」

「多分、先日追い出し伯爵のお屋敷のようです。」

「屋敷の中には、何も残ってなくて、たぶん、伯爵がいなくなった後に、泥棒が入って、全部持って行ったのかもしれません。」

「昔、お父様から、聞いたことがあるわ。お城に何か有ったら、地下通路を使って逃げろって。そうすれば、伯爵の屋敷につながっているからって。」

「お父様も、実の弟は、信用されていたんですね。」

「たぶん。」

「じゃ、今夜、私たちを誘拐したのは、伯爵かしら?」

「お屋敷の方には人の気配がなかったので、たぶん、お風呂から、地下通路を使って、ここに運び込まれた、そして、犯人は、そのまま、地下通路を使ってお城に戻っていったとしか考えられないですね。」

「だったら、やっぱり、玄武が怪しいわね。」

「こう暗いとどうしようもないから、明日の朝までとりあえずここで待ちましょう。」

これも同じく鉄格子のはまった窓から差し込む月の光に照らされながら、姫とユキは一つの毛布にくるまってお互いの体温でお互いを温めながら、朝が来るのを待つことにした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ